夜から買い物に行くとんぼである、ごきげんよう。
娘が明日遠足だそうな。お菓子が必要なのに、買ってなかった。22時にスーパーが閉まっちゃうので焦っている。
その前に、さっきあった我が家の話。
お通夜状態とんぼ一家
今日も今日とてそこそこに家族全員が頑張っていた。
私はスマホ中毒と戦って、今日は負けちゃった。でも一応やることやって、娘の病院受診もなんとか対応した。
妻は相変わらずの残業。息子はプールだったし、娘は月火水と学校を休んでいたが何とか本日は持ち直し、早退もせず頑張ってくれた。
んだけど、夜の我が家の空気が最悪。
なんだろう。妻が疲れていたのかな。頭が痛いとも言っていたが、まったく元気がない。私にも怒っていたし、鬱憤がたまっている様子だった。
そんな状態なのに、娘が息子を叩きまくって泣かせてしまった。
みーみーと息子が泣いている。息子は縮こまって、もういいよ……と自暴自棄になってしまった。
妻はフォローする元気もなくて頭を抱えて、そんな妻も後ろから押したりする娘。しまいにゃ泣いてる息子に追撃を始めてしまって、私も頭を抱えていた。
最悪だ。
せっかくビーフシチュー作ったのに、食事も何もかも中途半端で、すっごい空気が流れていた。お通夜状態というか、お通夜でももうちょっと喋る。
世界の終わりみたいな空気だった。
救世主現る
その時、家のチャイムがなった。20時ごろだから、やや来客には遅い時間。なんなんだと妻が対応すると、太陽光パネルの営業だった。
いやもうさ、家庭がこんな状態の時に営業の相手とかしてらんない。断るのもパワー使うというか、そもそも人と喋る気分じゃない。
妻が玄関先で対応し、追い返すかと思ったら旦那さんと話がしたいと言われたそうで私を呼びに来た。
うへぇ……私が対応すんの?この状態で??きっついな。
太陽光もいいかも……と以前よりは前向きに考えてはいるけど、調査してもらったり打ち合わせしたりとか、新しいことに取り組むエネルギーは残っていない。
と思いきや、この営業の人が20台前半の若い青年で、とても話しやすい。
こっちは断る前提で話を聞いてるにも関わらず、なぜか知らないが話が盛り上がってしまった。
あーだこーだと話した上で断ったところ、勉強のために営業の何がダメなのか教えてくださいというからさ。
不信感を抱いたポイントや、頑ななNoをYesに変えるようなプレゼンしてくれたら考えると言ったら笑ってた。くそ客だと思われたろう。
今考えたらあれか、アドバイスシーキングだったのかな。わからんもんだ。
とにかく人の良さそうな青年で、20分くらい話した。太陽光に変えた後の話もよくわかったし、何より元気がもらえた。
結局断ったが、この人にならお願いしてもいいかなーと。
よっぽど人に飢えているのかもしれん。寂しくて何度もコールセンターに電話をかける人の気持ちが、少しわかった気がした。
家族が元気に
営業の人と喋ってテンションが上がった私。さらに頭を抱えていた妻も、玄関先に人が来てるからこれじゃまずいと子供たちと話そうとやる気を出したらしい。
話終わってリビングに戻ると、妻も娘も息子もみんなニコニコ、なぞなぞを出し合い、さっきまでとまったく違う穏やかな空気。
さっきまでと全然表情の違う妻が、営業に救われたと言っていた。強制的に切り替えさせられたと、来てくれたよかったと。
確かに、私の気分も上々だった。友達になれそうだと感じたってことは、営業の腕がすごい人だったのかもしれない。ノルマに協力できなくて申し訳なかったとすら感じてる。
人柄は大事だよなーと思いました。終わり。
ここまで読んでいただき感謝。
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