ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

暴れる障がい児を家族に持つことに感謝しようの会

相変わらず家事改革中のとんぼである、ごきげんよう。

 

かなりいい感じに家事システムの構築が進んでいる。家中も改良しまくりで、今後娘が荒れたとしても家中が清潔に保たれる日も近い。

 

それはそれとして、娘の存在をどう捉えるかを息子と話してみた。

地獄か、修行か

娘に叩かれて叩かれて、何度注意しても怒っても叩かれて、世界に絶望してしまった息子。昨日も泣いて怒ってたもんで、それきっかけで腹を割って話せた。妻も私も。

 

息子の不満から始まってね。

 

「我慢して我慢して注意してるのに、どうせまた姉は叩いてくる。無限ループじゃん!意味ないよ。ずっと叩かれ続けるだけでしょ!!」

 

妻が色々話して、息子の置かれている状況に理解を示してくれて……息子はかなり精神的にも落ち着いてきてた。

 

じゃあ一応私も話をしようかしらと、なんとなく本音を、息子にもわかりやすく話してみた。

 

まず、家族に叩かれたり殴られたりするのは、かなりきつい。相当きつい。めちゃくちゃ厳しいことは間違いない。

 

でも、この現実をどう捉えるかでかなり変わってくる。

 

例えばドラゴンボールの悟空とクリリンは、何十キロもある亀の甲羅を背負って走り回されていた。

 

これを重くて大変で意味のない地獄だと捉えることもできるし、乗り越えるとパワーアップできる修行だと捉えることもできる。

 

娘の暴力も同じである。

 

この先に何もないただの地獄だと下を向いて生きてもいい。でも怒らず冷静に、娘をより良い方向に導くことができるようになれば、その時にはもうとんでもない成長をしてるのだ。

 

普通の家はこんなにきつくない。普通の人らは地球に住んでる。でも我々家族は、地球の重力の10倍ある惑星ベジータに住んでるのだ。

 

きっついんだよ。普通の家庭より明らかにきつい。通常では考えられない負荷が常にかかっている。

 

でももしもだよ、この環境に適応できたとしたら、この環境をクリアできたとしたら……今後どんなところに行ってもスイスイ動けるはずだ。

 

それほどに我が家の環境は厳しい。

 

な!?んなにありがたい環境はないだろ??

 

娘に優しくなれたら。娘が荒れても優しくなれたら。娘に殴られても蹴られても(注意しつつも)優しくなれたら。

 

神様レベルの精神的成長を遂げていることだろう。

 

こんなに面白いことないだろ。しかも私は、娘の問題を乗り越えられると思っている。普通に乗り越えられる問題だし、乗り越えたらすげぇパワーアップしてるんだぜ。

 

めちゃくちゃ面白いだろ?一緒に頑張ろうぜ!!

 

……そんな話をして、一緒にげらげら笑って息子と二人でテンション上がっていた。22時の話。

息子に本音で話せること

自分のことを考えてたら、回り回って娘のためになる。今はそれでいいかな。なにせ私がそういう考え方だからな。そう考えないとやってられないのもある。

 

殴ってくる娘に優しくしたくない時があっても、これも修行かと思えば優しくできる。

 

感謝してるのも本当。こんなに過酷で乗り越え甲斐のある修行をさせてくれて、ありがたいったらない。

 

実際に乗り越えた時には暴力も減るだろうし、今よりもっと笑えるはずだ。

 

そんな話を、包み隠さず息子にできて一緒にテンションあげて笑えることに地味に感動してた。成長したんだなぁお前さんも。

 

今は笑ってるけど、明日のお昼に叩かれたら普通にムカつくぞ!現実は厳しいぞ!!

 

……そう言ってまた笑って。

 

まぁまぁ、きつい時はあるが、それでも乗り越えらない問題ではない。一緒に頑張ろうじゃないか。

 

そんな、息子に言ってるようで自分自身を鼓舞してた話。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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