ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

盛大にこけて顔面強打した娘と、それを見てテンション上がる息子の話

トラブルが多すぎて苦笑いのとんぼである、ごきげんよう。

 

どうしろっていうんだと言いたくなることもある。いや、対策はあるのか?思い出しながら昨夜の事故を書いてみたい。

娘の状態が良くない

ここ最近の娘はずっと不安そうだ。強い攻撃はしないが、押す・引っ張る・叩くことはそこそこにある。

 

妻にずっとくっつく、ドアは絶対に閉める、ちょっと動いただけで気に入らないのか押して押して位置を戻そうとしてくる。

 

こだわりが強く、接しづらい。注意しても無視するし、他人に動きを強制するのがはっきり言って邪魔くさい。

 

何かの作業中に何も言わずにぐいぐいぐいぐい押されたら嫌になる。何を聞いても言葉を発さず、ただ押してくる。理解を示そうにも、コミュニケーションが取れない。

 

こんな状態なので、娘の相手をするだけで疲れるというのに。

 

息子が帰ってきたらもっと大変だ。

 

最近は特に。先日、ちょっとした事件がありまして。

息子の怒り

日曜日、パズルをやっていた息子が何度か娘に邪魔をされた。何も言わずパズルピースを触ったり、移動するなどなど。

 

普段なら嫌な顔して済ませる程度の話だったのに、息子がキレてしまってね。大声で怒鳴るんだよ。

 

「おまえ……っ!!!」

 

姉である娘にお前と言うのは初めて。

 

お前の後に続けて言っちゃいけないワードを言いそうになったのか、理性の力で言葉につまりつつも何とか押さえ込んでた。

 

娘を殴ろうと振り上げた手を何とか我慢したのに、その後も構わず邪魔されて。何度も殴りかけたので、みんなで娘と息子を止めてた。

 

妻と義母がフォローしたが、息子の怒りはとんでもなかった。

 

「お前が邪魔するから……っ!!!」

「パズル全部なおせよ!」

「自分で直せ!!」

「ママは直すな!!!お前が直せ!!!」

 

鼻息も荒々しく、怒鳴っていた。見てて怖くなるくらいに怒っていた。

 

娘へのストレスも蓄積されているのでしょう。それに息子は部活始めたばかりで精神的に疲れているため、余計に怒りの沸点が低いのもある。

 

こんな事件があったばかりなので、娘があまり息子の邪魔をしないように最大限に気を遣っている。一緒に暮らしてる以上ゼロにするのは無理なんだけど。

娘、ちょっかいを出し続けた結果

そして昨晩、帰宅した息子はいつも通り玄関でランドセルの準備。娘に邪魔されない場所だから安心して準備できるようだ。

 

しかし娘は玄関にやってきた。息子の目の前に陣取って座って、じーっと見てる。

 

息子がシューズの靴紐を調整してたら、娘も靴紐を引っ張る。嫌がる声が聞こえたからフォローして娘に注意して、間に妻が入る。

 

それでも娘は何度も何度も邪魔をする。一緒にやりたいのかな?しかし息子から見たら邪魔でしかない。

 

だんだんと息子もイライラしてきて、ちょっと返す言葉が荒くなるとそれに呼応して娘も荒くなる。息子の足を引っ張ったりして。

 

注意してもまったく改善する気がなく、同じことを何度も繰り返してる。

 

あぁもういい加減にせえよと、座っている娘の両脇を後ろから掴んでずるずると数メートル後ろに引きずり、息子との距離を強制的に離して注意した。

 

これ以上ちょっかいを出さないでくれ。距離をあけてくれ。

 

……まぁ怒るだろう。私を叩きまくるならそれでいい。

 

手を離して身構えてたら、放たれた娘は私でなく息子に向かって猛ダッシュ。すごい勢いで追いかける間もなく。

 

妻も息子に突っ込んでくると思って息子を守って。

 

そして、娘はノーガードで全力疾走し、怒ってるのもあり足がもつれ、盛大にこけて、壁にダイブ。顔面を強打した。

 

すごい転び方だった。

 

相当に強くぶつかったみたいで、そこそこに出血し、少し鼻が腫れてしまった。歯は折れてないが、歯茎が少し削れてるような。血だらだら。

 

結構な怪我だよ。こんな狭いところで全力疾走したらそうなるよ。

その後

私のやり方が悪かったと頭を抱えた。もう少し上手いやり方があったんじゃないかと、自己嫌悪してた。最悪だ。

 

娘の出血も止まって大体怪我の全貌がわかったところで、なぜか妻と息子は笑っていた。娘の顔がおかしいらしい。

 

鼻が腫れて、モアイみたいになっているんだと。

 

何が面白いんだよと、笑ってる意味がわからんぞと最低の気分で娘の顔をチェックしたら、本当にモアイみたいで。というか、どせいさんなの。顔が。

ほぼ日刊イトイ新聞より

 

申し訳ないが吹き出してしまって、息子が顔をのぞいてきたので顔を隠した。笑う場面じゃないぞここは。

 

いや、本当に笑い話じゃないんだけど。顔が変わるくらいの強打ってことだし。一応一晩あけた今朝、腫れはひいてて痛みもなさそうだった。安心した。

 

気になるのは、娘がころんだ後の息子が明らかにテンションが上がってること。

 

「大丈夫?」

「骨折れてないかな?」

「でも大怪我じゃないだけよかったね」

「骨折れてないかな?」

「オレだったら泣いてるね」

「骨折れてないかな?」

「骨折れてないかな?」

 

軽い感じでベラベラ喋るから、お前はそんなに骨が折れてて欲しいのかと注意すべく一瞬口を開きかけ……やめておいた。

 

息子は今まで邪魔されて邪魔されて、でも仕返しできなくて我慢して我慢して。

 

それが今回、娘は自分で勝手に転んで怪我をしたのだ。言わば自業自得。ひどい大怪我ではないのだから、少しは息子の溜飲が下がったと考えれば……

 

寝る前に、息子が率先して娘に絵本の読み聞かせをしている姿を見て、ある意味でよかったのではないかと思うことにした。

 

あまりにかわいそうと思ったのでしょう。

どうすんだろ

私のやり方がまずかったのは間違いない。もう少し娘の気持ちを汲んで、時間がかかってもしつこく話をすればよかった。

 

ただ今後も娘は走る。怒って走ることもあれば、ドアをあけたら走って閉めにくるし、意味もなくどたばた走ってることもある。

 

鋭い角だけは対策済み。でも家全体の壁はどうしようもない。

 

丁寧な声かけをするのは前提として、娘が走りたくなるような状況を作らないこと?室内は走らないように教え込むのが一番か?あとは家の中に極力いないこととか?

 

あまり現実的とは思えないが、家の中で走らないルールは娘に守れるもんなのか。今後は走る度にしつこく言ってみようか。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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