ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

目標を思い出すたびに自己嫌悪してたら意味ない話

自己嫌悪とんぼである、ごきげんよう。

 

自己嫌悪というか自己否定というか、自分に対して厳しい言葉を投げかけていると何もかもうまくいかなくなることをひしひしと感じている。

 

例えば、目標とかね。

 

◆家族の紹介

自己嫌悪してたら何やっても……

あなたは2022年の目標を覚えているだろうか。最近たてた目標でもいい。

 

どちらにせよ目標とは忘れるものであるから、定期的に目に入るような仕組みを作った方がいい。毎朝読むとか。

 

私は歯磨きしながら、今の目標を読むようにしてる。この習慣があると目標を絶対に忘れない。1日に数回、歯磨きするたびに嫌でも目標を思い出す。

 

仕組みとしては最高だ。読みながら目標を思いだし、よし頑張ろう!!となる。

 

が、日々が続いていくとだんだんと怪しくなってくる。目標に向けた行動がとれていないと、気分が沈むのだ。

 

読みながら感じる。

 

「あぁ、この目標無理そうだなぁ」
「目標に向けて具体的な行動とってないなぁ」

 

はっきりと言葉にはならないものの、モヤーっとした感情が湧いてくる。これこそが自己嫌悪である。

 

自己嫌悪は正直百害あって一理なし。できない自分に厳しい言葉を投げ掛ければやる気が出てくるとは思わない方がいい。むしろ逆効果。

 

自らを責めれば責めるほどに状況は悪化する。気分が落ち込んでモチベーションはさらに下がり、自暴自棄になり、無気力になる。

 

いつもダイエット失敗してる人に「お前はダイエットもできないのか!!」と罵倒したら酷く傷つくでしょう?

 

でもこんなひどい言葉を、自分で自分に言ってるわけだ。そりゃうまくいかない。

 

よくある引き寄せの法則とか、アファメーションとか、そういうのやると逆効果って話がある。

 

無理矢理ポジティブな言葉を自分に投げかけても意味はないといった話はちらほら聞く。

 

でも私がやってるのは、ただ自分で決めた現実的に到達可能だと思われた目標を読んでいるだけである。

 

それを読むだけでこんなに気分が悪くなって、読めば読むほどに自己嫌悪の感情が強くなっていき、目標達成どころか日常生活にすら悪影響を及ぼし始める。

 

まあ何が悪いかと言えば、自己嫌悪が悪いって話で。

 

自己嫌悪する癖があると、目標を確認することすら逆効果になるんだよ。とんでもないことだ。

小耳に挟んだ話

自己嫌悪しないために、自信はあった方がいいと思うじゃないか。

 

調べてみるとちょっと微妙で、自信がありすぎる人は鼻について嫌われるし、ナルシストになる以上のメリットがないという説があった。

 

よく言われる”根拠のない自信”も別にいいことないよって話。実力も行動も伴ってないのに大口叩いてるやつは嫌われる、自然な話である。

 

そうかー、自信があるのはよくないのか……

 

と一瞬考えてしまったが、0か100かの話ではないんだよね。

 

だって自信がなさすぎるのは問題じゃないか。あれもできないこれもできない絶対に失敗する!!では何の行動にも移せない。本当はできるのに。

 

「今はまだ無理だが、この問題は乗り越えられる」という最低限の自信は必要だろう。

 

そうでないと、少し失敗したくらいで立ち向かう勇気をくじかれ、適切な対応をとらなくなってしまう。最悪、自己嫌悪になって自分を痛めつけてしまう。

 

失敗してもそれで終わりではない。なぜ失敗したのか、次はどうすれば失敗しないのか。自分を責める必要はなく、淡々と次の行動をとる。それだけでいいはずなのに。

 

「私には無理だった」

 

となる。うーむ。

 

ちなみに、統合失調症ってあるじゃないか。自分を責める幻聴が聞こえてきたりする病気。

 

あれ、日本やアメリカでは「お前なんかいない方がいい」「死んだ方がいい」といった自己否定の幻聴が多いらしい。

 

それがどこかのまったく文化の違う部族が統合失調症になると、めっちゃ優しい声かけの幻聴が聞こえてくるそう。そのおかげで幻聴によるダメージがほとんどないとか。

 

同じ病気なのにこうも違うって面白い、という関係ありそうななさそうな話。

 

まぁまぁ、常に自分を罵倒し続けるか、常に自分に優しい声かけをし続けるか、どちらが前向きになれるかは考えるまでもない。

心が折れているか点検する

今年は10kg痩せる!!!
(でも今何もやってないし無理そう……)

 

10万円収入UPさせる!!
(目標は立てたけど今それどころじゃないな……)


とか、自分の心が折れているかどうか自分で気づけないことが多い。

 

なんとなくモヤモヤしてるけど、ひたすら出来もしない・やる気もない目標を読み込んでいる。

 

でも本音はもう無理だとわかってて、目標を確認すればするほどに気分が沈んでいく。正直恥ずかしくて他人の前で目標を言えないくらい。

 

目標を読んで忘れないのは大事だし、もしかしたら目標の修正も必要かもしれないが、それを読んだあとの無意識の思考が大問題である。

 

自分に優しい言葉をかける訓練を積むしかないのでしょう。ネガティブな言葉浮かんだら、意識して優しい声かけに変えていく。

 

まだまだ始まったばかりじゃないか。

どんな行動ならできそうだ?

今までの悪い習慣が顔を出しただけだよ。睡眠不足もあるかもしれないなぁ。

じゃあ今日はこんな対策をしてみようか!!

 

などなど、自分を認めて優しい声かけをして、次に繋がる提案をしてあげること。

 

これが目標の正しい使い道だと思われる。

 

まさか目標を読むという良さげな習慣に心を削られていたとはな、気づかなかった。

 

子供たちの言動からも、言ってるだけで心が折れている空気を感じたりすることあるんだよねぇ。大きな目標も、ただ口に出せばいいってもんじゃないな。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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