ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

障がい児の娘に安定して神対応ができない理由を考える話

娘への対応がなぜこんなに難しいのかを紐解きたいとんぼである、ごきげんよう。

 

健常児への息子への対応と似た部分もあるし、似て非なる部分もある。

 

どうやって対策をとるかの前に、まず何が問題なのか?を考えるのは大事じゃないでしょうか。

 

様々なケースがあるとは思うが、とりあえずはうちの娘のケースで考えるのであしからず。

 

◆家族の紹介

障がい児への対応が難しい理由を考える

愛情が感じられない行動が続く

まず愛情が感じられない行動が目に付く。うちで言えばメインは攻撃かな。子供からの口撃を受けている人もいるだろう。

 

別に愛情に飢えてなくても、子供からの負の感情に当てられ続けてメンタルにダメージを受けないわけがない。

 

約束を破られるとか、話を無視されるとか、親が何もかもやるのが当たり前と思っている態度とか、こんなんは当たり前。

 

食事を投げ飛ばされてランドセルを投げつけられ何度も殴られ、でも本当は愛していますとかちょっと普通の感覚では信じがたい。

 

これでどうやって愛情を感じればいいんだ??と言いたくなるほどに、端々にこのような行動が散りばめられている。

 

ブログで何度も書いている通り、愛されていないと感じながら愛を示し続けるのは難しい。人間はそんなに強くないのである。

 

でも実際は愛されていないわけじゃない。枝葉の行動が攻撃なだけであって、ねっこの部分は愛されているはずだ。

 

この根っこをしっかり捉えられるか、親の心の問題である。

受け入れられない行動が続く

愛されていない行動と似たもので受け入れられない行動も多い。つまり自分の価値観に合わない行為である。

 

これで怒るのは妻が多いかな。

 

壁やドアをバコバコ殴って家を破壊しかねない行為であったり、ボールペンをテーブルにガンガン叩きつけるとか、そういうのは妻がぶちぎれるやつ。

 

私もいくつかある。

 

娘はドアを閉めないと気が済まず、換気してるから開けておいてと何度言っても閉めに行く。触らないでと言ってるのに、うんちがついているお尻を触ろうとする。

 

安くはないパンパースなのに無理矢理引っ張って引きちぎるとか。

 

やめてくれ!!なんでこんなことするんだ!!

 

話を理解して聞いてくれることもあれば、話を理解しても体が勝手に動くこともあれば、ただ機嫌が悪くて無視することもあり。

 

普通にむかつく、といった行動の数々がこれ。

 

でも実際は障がいの有無に関わらず、人間だからできないことややりたくないこと、その他様々な事情があるじゃないか。

 

受け入れられるかどうかは親次第であり、大抵は受け入れても大きな問題にならないことばかりである。

疲労が溜まる

単純に介護、というか自宅での支援をする必要が出てくるので疲労はある。そして様々なストレスによって精神的な疲労もある。

 

私はまだマシであるが、妻のように外で働かないといけない人もいるだろう。シングルとなれば、外で働いて家のこともやって子供の支援もする人もいるだろう。

 

ちょっとこれやるのは人間業じゃないと思う。何かは捨てないとまず無理だろう。

 

家のことしかやっていない私ですら、平日の昼に寝られるからかろうじて生きてるレベル。

 

夜に暴れて寝なかったりするから、疲れをためないってのがそもそも無理な時があったりする。寝たくても寝られない。ストレスでも寝られない。

 

疲れていてやることパンパンで笑顔で子供の対応は無理だ。

 

気力も体力もゼロなのに、親が使える支援を探して、どうにかして休める時間を見繕って、仕事を調整して、その他色々頑張って、休むための時間を作るしかない。

 

休める時に全力で休むのも大事ですね。

高い共感力が求められるが

育児において、高い共感力さえ持っていればストレスはたまらないと思う。

 

言葉はうまく喋れない。ジェスチャーも文字も無理、出てくるのは、出てこない感情を爆発させた攻撃だけ。

 

そこから共感を示していく。

 

もしかして、声かけの内容がいやだったのかな?

もしかして、疲れが溜まっていたのかな?

もしかして、話しかけられたくなかったのかな?

もしかして、てんかん発作が起きそうなのかな?

もしかして、近くにいてほしくなかったのかな?

もしかして、私じゃなくて妻に話しかけてほしかったのかな?

 

しかし、考えても考えても答えがわからん時がある。

 

怒るのには必ず理由がある。それはもちろん私も理解しているものの、それでもわからん時があるから一応は共感を示そうとするじゃないか。

 

それでも怒る時がある。

 

もしかして、共感を示されること自体が嫌なんじゃないか??

もしかして、これ以上話しかけない方がいいのではないか??

 

リアクションがないから正直よくわからん時もあるし、触らぬ神に……で放置して落ち着いて、それでOKなのか??と思うところもある。

 

精一杯考えてもわからんし、前回効いたことが今回効かなかったりする。

 

それに、どつかれた時にここまで思慮深く「もしかして」を考えるには、それなりに健康的な心身が必要である。

 

疲れ切った心と体では、こんなこと考えようとは思えない。

 

アスリートのような体力、悟りレベルの精神を持ち、その上で超能力者かのような高い共感力が求められる。

 

難しすぎる。そもそも、考えて対応することが結構なパワーを使うというのに。

一歩ずつやっていく

これらを攻略したいなら一つずつ潰していくしかない。

 

まずは自分がやるべき仕事は最低限やりつつ、どうにかして体を休めて冷静な思考を手に入れて、子供への対応でのストレスを客観的に分析しながら処理してストレスをためないようにしつつ、何かトラブルがある度に共感を示して、今後は同じことがないような環境や声かけを微調整し、何度も試行錯誤して日々微調整する。

 

……誰ができんの?って言いたくなるが、これやれてる超人も世界にはいるのでしょう。

 

私はまだ道半ばですので、クリアしたら皆様に共有します。よろしくお願いたします。

 

なんか最近似たような記事書いた気がするので、こちらもあわせてどうぞ。

www.rabbitonbo.com

 

ここまで読んでいただき感謝。

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