ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

新しいことを始める時、1日の目標を我慢して低く保ち続けようの会

なぜ私が継続できないのか、核心に迫るとんぼである、ごきげんよう。

 

昨日紹介した本。

www.rabbitonbo.com

 

読了して気づくことがあったので追加で書いていく。自分の人生が上手くいっている感覚は、育児に多大な好影響を及ぼすからな。

 

今日も何もできませんでした……では、子供たちに笑顔で対応できないでしょう?

 

というわけで、習慣について考える。

 

◆家族の紹介

小さな習慣とは小さな目標達成の繰り返し

小さな習慣の考え方は、自分の本当の目標をできる限り小さく小さくしたしょーもないやつを一日の目標にするってやつ。

 

例えばウォーキングを毎日30分するのが最終目標なら、まずは1日1分だけ歩くことを目標とする。1分が嫌なら10秒でもいい。

 

それなら外に出ずとも、家の中でもすぐできる。寝る前でもできる。失敗する方が難しい。

 

小さな目標を達成し続けていくと、段々と「もう少しやってもいいかな」「今日は外に出てみようかな」とやる気が湧いてくる。

 

「今日はもう少しやってみよう」

 

それだけで本当に30分歩けてしまったりする。

 

どれだけ疲れていても1分だけなら歩ける。これを日々繰り返すことにより、脳の拒否反応が軽減され、気づいたら何も考えなくても歩けるようになる。

 

これが基本的な考え方である。

 

今回言いたいのは、小さな目標はこれまでに私も何度もやってきたということ。確かに最初はすごくいい。

 

自分でもできそうなハードルの低い目標を三つたてて、毎日クリアしてた時期はめちゃくちゃよかった。

 

目標を達成できて達成感があり、生活全体が改善され、子供たちへの対応もよくなり、1日を笑顔で終えることができる。

 

しかし、これがしばらくすると上手くまわらなくなる。途中で挫折して自暴自棄になってしまう。なぜだろう。

 

その答えが、小さな習慣を読んでわかった。

目標を高くしてはいけない

書籍にて何度となく注意がある。

 

小さな目標を本当の目標と感じなければならないと。

 

1分歩くことを1日の目標にすると、段々と「もう少し歩いてもいいな」という感覚が強くなる。実際に時間を伸ばしたりする、と上で書いた。

 

すると人はどうなるか。

 

歩けるじゃん、毎日のように30分歩こう!!と思ってしまうのだ。

 

だって歩けるし、昨日も30分歩いたから今日も歩いて記録を伸ばしたいし、元々は30分が目標なのだから。

 

これだよね、これが挫折のすべての元凶と言ってもいい。

 

少し調子が上向きになると、小さな目標が大きな目標にすりかわってしまうのだ。

 

1日1分のウォーキングなら毎日達成できる。

 

でも1日30分のウォーキングになると……どうしてもできない日が出てくるじゃないか。

 

完全な習慣になっていない状態で30分ウォーキングは、その日の状況・やる気に左右される。1分ウォーキングを始めたばかりの人にとっては高い高い目標だ。

 

調子がよければできる。調子が悪ければやりたくなくなる。

 

こんな目標ではいずれ達成できなくなる。脳からの強い拒否反応が出てくる。めんどくさい、時間がない、疲れている……etc

 

さらに悪いことに、目標が達成できないと自己嫌悪する。またできなかった、またやめてしまった、もういいやどうにでもなれ!!とサジを投げる。

 

面白いのが、この目標を高くしたことがあくまで無意識レベルってことだ。

 

自分では1分のウォーキングを目標としてる!!と思ってたとしても、実際のところ心の中では30分という真のゴールを作ってしまっている。これが非常に気づきづらい。

 

1分を達成しても満足できない。1分やったところで意味がない。30分やらないと目標は達成していない!!

 

こうなると、ちょっとした不運やイレギュラーな事態で目標が達成できず、立て直しも目標が高すぎて難しく、失敗して自己嫌悪し、始める前より悪い状態になる。

 

うーむ。

 

我慢して我慢して、数日や数週間上手くいっても低い目標のままにしておく。そしてその低い目標が自分の目標だと意識し続ける。

 

低い目標を達成したことに満足感を得る。それさえ達成すれば、あとはやめてもいいのだ。いつやめても今日の目標は達成しているのだから。

脳の抵抗を軽減させることを優先する

人が物事を習慣化するまでに必要な時間は諸説あり。

 

どちらにせよ抵抗が強すぎると習慣とは呼べないから、拒否感とかいやーな感じがなくなって、むしろそれをやるのが当然と思えたら習慣化したと言って間違いないでしょう。

 

つまり習慣化とは、これが自分にとって当たり前の行動だと脳に刻みつけることである。

 

新しい物事を始める時、何の効果のなさそうな低い低い目標でも、それを達成し続けることで脳の抵抗は減っていく。習慣化に近づいている。

 

その日の調子で目標を超えることがあっても、あくまでおまけ。

 

きつくて死にたい日でも、小さな目標さえ達成できたらいい。とにかく続けることが最重要。小さな目標を達成したことに喜びを感じて日々を終える。

 

これを続けていくことが習慣化に繋がり、あえて高い目標を掲げなくてもそれに費やす時間も頻度も増えていく。習慣化が強化されていく。

 

脳が変わるには時間がかかるのだから、とにかく最初は小さい目標を達成し続けることだけを考えよう。

 

どうせ目標を高くしても続けられないのだ。習慣化こそ、急がば回れ……ってことである。

 

そう自分に言い聞かせるとんぼであった。

 

……

 

絶対にやらなきゃいけない育児・家事系にはあまり通用しないんだけども。小さな目標を作って動く考え方は役に立つ。

 

料理がしんどいなら、まずはキッチンの前に立ってみようとか。1日1分だけは子供の話を熱心に聞いてみようとか。

 

完璧主義者の私にとっては悪くない。理想通りの完璧ばかり目指すと動けなくなるからねぇ。

 

 

ここまで読んでいただき感謝。

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