ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

自宅で家族一緒に過ごすことが本当にベストかどうか考える話

家族団欒を考えるとんぼである、ごきげんよう。

 

私にとって家族という集合体はとても重要で、一緒にご飯を食べた方がいいと思ってるし、全員で過ごす時間はあった方がいいと思ってる。特に低年齢時は。

 

リビングで勉強とか、一緒に何かして遊ぶとか、家族の時間っていいよね。

 

とはいえ、執着しすぎるのも問題かもしれない。

 

◆家族の紹介

我が家にとってのベストを探る

家族はこうありたい!!という執着が邪魔をしてるため、次のような息子の発言が気にいらない。

 

「ばぁばんちに泊まりたい」

 

いやいや、君の家はここだろ。甘えたこと言ってんじゃねーぞ、娘がいない環境で王様のように振る舞いたいだけじゃねーか!!

 

……ここまではいかないが、不満に思っていた。自宅が一番だろうがと。

 

しかしここ最近、考えが変わってきまして。

 

正直、娘と一緒に生活するのは窮屈である。こだわりが強く、攻撃で自分の意見を伝えようとする。悪いことしてないはずなのに叩かれる。

 

娘のこだわりは変えられないんだよ、受け入れるしかないんだよと担当医から言われたからそうするんだけども……

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でもこれはアラフォーの親だからこそ受け入れられるんであって、息子に受け入れられるもんだろうか。

 

8歳で、しかも弟だ。傍若無人に振る舞っている(ように見える)姉のために、やりたいことも我慢し、動きたくても動けない。

 

勉強しようとしたら邪魔され、着替えを準備しようとしたら叩かれ、疲れて寝っ転がっているだけで踏まれる。

 

これ、本当に安心安全の家族の時間か??自宅に家族全員でいる時間が、本当にかけがえのない幸せな時間か??

 

今さらながら疑問に思う。

 

なんかもっとこう、我が家にあった家族の時間というものがあるんじゃないか?

 

妻だって今は妊婦でお腹が出てきている状態だ。立って座るだけでもしんどそうなのに、引っ張られて無理矢理立たされ、押されて座らされ、後ろから体当たりされ。

 

それでも一緒の時間を極力長く過ごすべきだろうか。

 

もちろん家族で仲良くみんなで過ごすのがベストではある。しかし我が家でベストを目指すとおかしなことになる。どこかに歪みが現れる。

 

特に娘が荒れ狂っている今は、別の道を探る必要がありそうだ。

義母が協力してくれるというなら

妻と義母も色々と考えてくれた。

 

平日は息子のカバンやら宿題やら着替えやらの翌日の準備を、何もかも妻の実家でやってくれるそうだ。

 

息子の洗濯ももちろん実家で、息子の必要な荷物もすべて実家に移動する。妻の実家が、息子の母艦となる。

 

今までは自宅に帰ってきてから息子が準備し始めて、その時に娘と喧嘩になっていた。息子が自宅で何もしなくていいなら喧嘩の数も減るだろう。

 

実家に完全移住するわけではなく、毎日自宅には帰ってきて家族で食事をとって寝るだけ。最低限の家族の時間は確保して、それ以外は何もしなくていいようにする感じ。

 

また今は娘が荒れていることもあり、妻も妊婦で最高に不機嫌ということもあり、義母がかなりの負担を受け入れることを覚悟してくれてるようだ。

 

息子はすでに1週間預かっている。妻も昨夜は実家に避難して、今日も避難する予定。

 

もしかしたら赤ちゃんが生まれるまで、妻と息子は実家に避難した方がいいかもしれない。

 

日曜日の今日も、妻は突然後ろから猛烈なタックルを受けていた。テーブルの間に挟まれてお腹が潰れそうだった。

 

今何を優先すべきか、冷静に判断すると離れるしかなさそう。

 

娘と一対一なら私もまだやりやすい。時間も気にしなくていいし、喧嘩のフォローもしなくていい。娘が落ち着くまで延々と待てる。

 

とても楽である。

思い込みを捨てろ

娘のこだわりを受け入れるのは簡単なことではない。

 

自分の思い通りに周りを動かすために傍若無人に振る舞っているのか。居ても立ってもいられなくて苦しくて苦しくて手が出てしまうのか。

 

正直娘を見ててもどっちかわからんのだけど、後者だと判断してサポートしていくことが今のところの私の正解である。

 

が、これは息子には酷だよね。

 

娘の前ではドア開けるな

娘の前ではドア閉めるな

娘の前ではトイレ入るな

娘の前ではトイレの鍵しめるな

娘の前では鉛筆持つな

娘のまでは鉛筆削るな

娘の前ではこの言葉は喋るな

娘の前ではここに座るな

娘の前ではここに立つな

 

……ちょっとね。子供にとっては窮屈以外の何物でもないだろう。何もしなくても叩かれててうんざりしてるというのに。

 

完璧で理想な家庭環境は無理だから、せめて今ある環境やサポートを最大限活用して、家族がより安心安全に日々を過ごせる空間がどんなものか考えよう。

 

そうだ。唯一無二の正解なんて最初からなかったのだ。

 

どこかの誰かが勝手に作った幸せな家族のイメージに左右されてはいけない。我々の正解は我々の中にしかない。

 

とにかく考えよう。それが私の仕事である。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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