娘の対応は意外と難しいんだよと主張したいとんぼである、ごきげんよう。
私はすでに疲労困憊で体が重くなりつつあるが、それはつまり娘の対応を頑張っているということ。娘の機嫌はすこぶるいい。
ただこれは、全力で娘に合わせて動いてるからであって……
夜の妻と娘
今の我が家は、家族バラバラの別居中。詳しくはこちらをどうぞ。
夕方に娘が帰ってきて、私と二人で風呂に入ってご飯食べてなどなど、やるべきことを終わらせて二人で寝る。
ただやっぱり、妻と娘には切っても切り離せない絆があるはずだ。短時間でもいいから一度は顔を合わせた方がいいから、夜に一度妻がきてくれる。
昨日も昨日で、妻は顔を見に来てくれた。
最初は「ママー!!」と大喜びの娘で、妻と抱き合ってとてもとても喜んでいた。
短時間でもこの時間は必要だと再認識。
よしよしと思ってたら、娘がタオルを手渡そうとしてね。渡したい相手は私。「パパー」と言いながら、タオルを渡す動作。
ちょうど私と娘の間に妻がおりまして、妻がタオルをとった。
……ここだ。
渡したい相手が違ったからか、ニコニコ穏やかだった娘の目つきが一瞬でクワッとなり、腕を振りかぶって妻を叩き出した。本気も本気の攻撃。
こわっ。
最近一緒に過ごしてて、ここまで怒る姿を見るのは久しぶり。かなりご機嫌な一週間だったから、こうも豹変するとは思わず。
それから娘の爪切りをする妻に体当たりしたり、キックしたり、他にも細かいところで攻撃しまくり。
娘の体を強制的に止めないといけないくらいの暴れっぷり。
見る限り、妻がまだ娘に適応していない。叩かれた妻は嫌な顔するし、何でこんなことされないといけないの??と怒りも表に出して文句もいい、全部娘は聞いている。
おそらく娘は、これまで当たり前だった"自分が理解されない状況"を思い出したのかもしれない。面白いくらいに妻が来て人が変わった。
対応でこんなに変わるんだから、そりゃもう頑張らないといけないじゃないか。
最初は納得いかないかもしれないが、娘のすべてを受け入れないと先がない。そしてご機嫌の娘は、今までよりも何もかもスムーズにやってくれている事実がある。
信用を勝ち取るのが我々がまずやるべきことなのは間違いない。
といった話をオブラートに包んで妻にするんだけども。相当にショックだったようだ。
妻、涙目になる
せっかく娘の顔を見に、わざわざ寝る前に来てるのにちょっとしたことで叩かれて体当たりされて、とても酷い仕打ちなのは間違いない。
おそらく私とは仲が良さげなのに、妻にだけ当たりがきついのもくるものがあるのだろう。たかが数十分の間に、妻は大きく精神的ダメージを受けていた。
涙目でというか、泣きながら「もう夜は来ないよ」と言いながら帰ろうとするから、フォローせざるをえないじゃないか。
フォローフォローで妻を慰めて、何とか娘とも仲直りして、笑顔で帰ってくれた。
安心した。妻が来て多少は吐き出さないと私もきついぞ。
私一人だけ変わっても
つい最近の話だけれど、家族四人で過ごしていた夜を思い出したよ。
家族のフォローして夜が終わる感じ。
妻と息子が喧嘩して二人をフォローして。息子と娘が喧嘩して二人をフォローして。妻と娘が喧嘩して二人をフォローして。
抱えきれなくなって私もパンクするのがとんぼ一家の形。
今は娘と二人で過ごしてるから娘にいい感じの対応できてるが、妻が少し対応を誤っただけでぐっだぐだ。
娘は怒りやすくなってストレス爆発し、妻も引っ張られてストレス爆発。
妻が悪いわけじゃない。実際娘の対応はむずい。仕事もしてて妊婦で疲れている妻には荷が重いだけだ。
これに息子も加わるわけだから、そりゃ家族円満は無理だよなーと痛感する。難しすぎる。
逆に言えば、今は一対一で難易度の高い娘を分析する絶好の機会とも言える。
四人で住んでいた頃はくっちゃくちゃで娘対策は適当にしかできなかったが、たった一週間二人で過ごしただけで大きく理解が進んだ。
娘が嫌がることも、やりたいこともおおよそ把握した。イレギュラーさえなければ、今後私と娘が大きくぶつかることはないだろう。
娘と共存できる存在として馴染んでいけば、妻や息子はもちろん、赤ちゃんが産まれても上手く皆の関係性をフォローできる人になれるかもしれん。
一気に四人家族はちょっと無理だったな。二人家族から一人ずつ増やしていった方がいいわ。課題が多すぎる、無理ゲーである。
そう考えると、ステップファミリーのハードルって相当高いのかもしれない。
おわり。
ここまで読んでいただき感謝。
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