朝から妻とバチバチのとんぼである、ごきげんよう。
なんせ産休に入ってずっと一緒にいるからね。そりゃあ最初は喧嘩もするよね。
おかげさまで
大きなお腹を抱えながらも仕事に取り組んできた妻が、ようやく産休に入れた。
出産日の42日前からは産休だと決まっててよかった。決まりがなかったらまだ働いていた可能性がある。
だって仕事の最終日は深夜1時に帰ってきてたんだよ。もう休んだ方がいいよ。
でもそれも終わり。何とか仕事も引き継いで、休んでいる期間も上手くいくように整えられたとのこと。
土日はドタバタで産休感なかったが、さすがに月曜日になって産休に入ったんだなーと実感が沸いてきた。
これまで、子供たちが不在で妻が家にいるのは土曜日だけだった。
それが今後は朝起きたら妻がいて、子供たちが学校に行っても妻がいて、一日中妻がいる。毎日が土曜日みたいなもんだ。
赤ちゃんが生まれるまでの間は、これまで経験したことのない最高の休暇の始まりである。
いやー本当にお疲れ様だ。頑張ってくれて感謝しております。ゆっくり休んでください。
熟年離婚の原因を理解する
妻も休みになったし私もこのチャンスを逃さず、何もかも立て直して頑張ろうと思っていたところ。
朝から妻が言う。
「とんぼは早く起きて、娘の弁当作ってゴミだしてうさぎの掃除して」
……お、おう。そうか、今日は娘の弁当の日だった。いつもやってるから大丈夫だよ。任せてくれ。
そんで弁当作ってたら妻が言う。
「クローゼットの棚汚いね、こっちも掃除しよう」
「キッチンの引き出し袋が多くない?こういうの整理しないと」
「ここに置かれているお金も記録しないと」
………う、うんうん。わかったわかった。やるから。まずは娘の弁当と鞄の準備が先だから、それやるからね。ちょっと待っててね。
やることが積み重なってイライラしてきた私に妻が言う。
「おなかすいた。私のごはんないの?」
……
わかったからちょっと待て!新しい仕事をこれ以上持ってくるな!!!
まだ娘の弁当も準備できていないし鞄も準備できていないし連絡帳も書いていない。最優先のやるべきことがあるのに、あーだこーだと言われたら頭がパンクする。
1日は長いようで短い。何もかもできるわけじゃない。一つずつ終わらせる姿勢がないと何もできずに1日が終わってしまう。まずは落ちつけ。
とまぁ初っ端から軽くギクシャクした。
まぁ私がキッチンに立っている間、妻は娘と一緒にパン食べたりみかん食べたりしててくれたのでありがたいんだけど。
適応するのに時間がかかるかもしれん。いつもは娘の朝ごはん最優先で、自分のご飯はなくてもよかったから。妻用にちゃんとした食事を作らないといけないのか。
そうだったそうだった。来週からは息子も帰ってくるし、適応せねば。
ふー、頑張ろう。
2度とない休暇
我々の子供は今回の3人目で終わり。そもそも3人目を作るのも悩みに悩んだ結果ではあるので、4人目が生まれることはない。
つまり妻の産休・育休はこれが最後。お金をもらいながら堂々と休める期間はもうないだろう。
妊婦でお腹も大きいし、赤ちゃんが生まれたら母乳やら何やらで妻にしかできないことも多いし、何より妻はまた仕事に戻る。
できるだけ普段の家事は私がやる方向で、妻は休みながらゆったりと過ごして回復してほしい。ここ10年頑張ってきた疲れを癒してほしい。
産休に入って妻の顔から憑き物が落ちたような印象はある。怖さがなくなって安心してる。
私としても強制的に環境が変わったことでダラダラしてられない。重い腰を無理やり上げてでも体を動かそう。妻も監視してるし。
……と思いきや、午前中から妻は夢の世界へ旅立った。
幸せそうだった。
疲れが溜まっているからとにかく休んでくれ。休むのが君の仕事なのだ。
何も言わなくても家のことは何もかも全部やるから。怒らなくても、あれせえこれせえ言わなくても一つずつ私のペースでやるから。
よろしくお願いします。
ここまで読んでいただき感謝。
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