父の7回忌にいくとんぼである、ごきげんよう。
せっかくの命日だし実家にみんなで集まって親戚対応するかと思いきや、いざこざがあってなんか変な感じになってた。
親戚にも色々ある
父が亡くなって今年で6年経過し、7回忌が行われる年である。
基本は家族だけで、親戚も覚えている人だけ来てくれたらいいという、こじんまりとしたやつ。
お墓に行って普段あまり顔合わせない家族が集まればいいかなくらいに思ってた。
ただやっぱり親戚は来るだろう。特に昔ながらのルールに厳しいおばさん(もう90近いけど)はほぼ確実にやってくる。
口うるさいというか、プライベートなことにズケズケと踏み込んでくるから、姉も兄ももちろん私も苦手。このおばさんの弟である父も苦手だったらしい。
特にうちの家系は、昔ながらの人から見たらあまり誉められたもんじゃない。
長女はシングルマザー。今時珍しくないけれど、早く結婚せえとか子供のために何とかせえと圧をかけられる。
次女夫婦は不労所得があるから働かない。ただ旦那は何の仕事してるの?どこで働いてるの?何してる人なの?と過去に詰められてやばかったとか。
長男はひきこもっているから言えることない。
そんで末っ子の私は、子持ちの女性と結婚して専業主婦やってます、しかも妻の実家近辺にお家建てて引っ越しましたとか、おそらく許してくれないだろうと母は言う。
多様性が求められている現代なのに、昔ながらの価値観で圧をかけてくる。あまり好きになれる人はいないかもしれない。
……なんだけど。
ほら、父の7回忌に来てくれるのはありがたいじゃないか。弟だから当たり前とかそういうことではなくて、高齢になっても遠方から来てくれるんだ。
めんどくさいしうるさいかもしれないが、まぁいいよねって。別に正直に言って怒られたらそれはそれでいいよねって思うわけです。
そこはもういいじゃないか。7回忌だし我々のことなんてどうでもいい。事実を言って認めてくれないなら仕方がないのだ。
母、ぶちぎれる
ただ私が見ていないところで事件が起こる。
7回忌に向けて、姉たちと母が段取りを話し合ってると喧嘩になったんだと。
姉はいう。
「私は顔出してもいいけど、親戚と話したくないからその辺で寝っ転がってスマホ触っておくよ。それでもいいなら行くよ」
面白いね。
母は亡き父の7回忌なのに何言ってるんだとイライラして、本当にできるのならやってみなさいと怒ったとか。
その反論がこれ。
「じゃあ自宅に戻ってスマホ見ておくから。私は参加しないよ」
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さらに次女も、親戚に会いたくないから当日はこないと断ってきて……
普段あまり怒らない母もさすがにぶちぎれ。
あんたたちは40も超えていまだに親戚に会いたくないって言ってるの!?お父さんの7回忌なのに顔出すこともできないの!?
そんでまぁ稀に見る大げんかになって、母も姉たちもその後メンタルがやられて、体を壊して2週間くらいお互いにグロッキーだったらしい。仲直りも時間がかかったとか。
母から聞いたので話半分に流してたけどさ。7回忌難しいね。
とんぼ、7回忌断られる
といった事情を知らず、私が7回忌の前日から実家に泊まると言ったら断られた。妻も義母も子供たちも別で来る予定だったのに、それも来るなと。
とにかく今回の7回忌は母と兄でやるから、あんたたちはこなくていい、話し合ってそういう結論になったからと。
……よくわからんが頑なに断られてしまって。どういう話し合いをしたらそうなるのか。
喧嘩の闇が深そうだったので詳細は聞けなかったが、母としてはむしろ我々子供たちがいない方がいいのかもしれん。
親戚には適当にごまかせば済むし、余計なこと言われると面倒なことにもなる。
特に私は余計なことしか言わない人だ。無駄に真実を伝えたい気持ちが抑えきれない。
そんなわけで7回忌当日は皆が嫌がるからと、その数日前に皆で集まってお墓を掃除して家族だけの7回忌をすることになったらしい。
それが本日である。子供たちも妻もなし、私だけ。
私が行くとなるとひきこもりの兄がお墓に行かないと言い出しそうなので、時間をずらして一人で墓参りしてくる流れ。
……何やってんだかとため息も出る。
とはいえ、親戚に会わなくていいなら私も楽だ。7回忌だし覚悟してたが、いかんせんパワーを食う。その後2~3日は寝込むレベル。
まぁ別にねぇ。家族が笑顔で過ごせてるならそれでいいんじゃないかとも思うし。亡くなった人のために生きてる人が揉めたら意味ないし。
父も親戚付き合いめんどくさそうだったから、こんなんで喧嘩せずに上手く乗りこなせと苦笑いしてるんじゃなかろうか。
じゃ時間やばいんで、いってきます。
ここまで読んでいただき感謝。
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