ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

中学受験を目指す息子(小4)に勉強せえと言うのをやめようの会

疲れたとんぼである、ごきげんよう。

 

本日は娘が早退、息子は先生が研修とのことで早下校、やることなかったので家族みんなで映画を見たんだけども、なんだかなぁ。

 

多分私が悪いんだと思うけれど。

 

◆家族の紹介

息子、変わらない

映画を一本見たあとに息子が暇そうだったので、勉強したらいいのにと冗談で言ってみた。なぜなら土曜日は塾のテストだからだ。

 

金払って受ける月例テストなのにね。こんなありがたい機会ないのに、息子はまったくテストを意識していない。どうでもいいどころか、存在を忘れているレベル。

 

中学受験までは数年あるからこそ、月例テストをスモールゴールとして毎月点数を伸ばしていってほしかった。おそらく塾もそういうつもりのはず。

 

それなのにやる気がないと、金と時間の浪費にしかならない。むしろ上がらない成績が逆効果になるまであるな、残念だ。

 

んでまぁ勉強の話してたら息子が怒ってしまってね。色々言ってた。

 

「ママは自分に甘いくせにオレに厳しい!」

「1人じゃやりたくない!」

「だってオレ勉強のやり方わからないのに!」

 

ため息も出る。出てくる言葉はまず誰かのせいだ。そしてやりたくない理由を怒って言ってくる。

 

特に「やり方がわからない!!」と何度も言っていた。やり方がわからないと大声で喚くと何とかなると思っているっぽい。

 

これが本当に嫌だった。やり方なんていくらでも教えてきたんだ。ここ数週間は平日の夜も勉強を教えてるんだ。

 

やろうと思えば勉強なんて何でもいいんだし、わからなくてもやってみて初めて悩みが出てくるもんだろう。

 

人に言われたことだけやってるからこんなことになる。人に言われなかったら何もやらず、失敗したら指示をしてくれなかった人のせいにして生きていくのか。

 

この子の勉強を1年付きっきりで見ても同じことを言ってそうだと、意外と落胆した。

 

はー、違うんだよなぁ。

 

怒っているが、そもそも悩んでいないだろう君は。

 

テストが近くて焦燥感を感じてるようにも見えないし、先日のテストも30点だったけど別に困ってるように見えないし、勉強について思い悩んでるようにも見えない。

 

私から見ると、この子は本当に勉強に興味がない。ただ親が言うから塾に入って、親が言うから勉強してるだけ。

 

パイロットになりたい言うから、パイロットになるなら今から勉強が必要だし、塾は行かないとまずいかもねーと言ったから塾に入りたいと言いだしただけ。

 

先日も、中学受験するなら休日に10時間くらいは勉強しないとまずいかもねーと言ったから、日曜日に10時間勉強すると言い出しただけ。何するかは親が決めろって。

 

そういえば部活もそうだ。パイロットは人間性やコミュニケーション能力も必要だから部活くらいは入った方がいいかもねーと言ったから部活に入りたいと言い出したのだ。

 

いやむしろ入れと言った。

 

行動力がないわけじゃないよ、ないわけじゃないけれど、自分で考えずに親に言われたことをやってればいいんでしょ感というか。

 

だから塾は入ったけど家庭学習はしないし、部活は入ったけれど自主練はしない。

 

頑張ってないとは言わないけれど、塾に入ったところが彼のゴールなのかもしれない。あとはエスカレーターのように夢まで連れて行ってくれるのだ。

 

いや、うーん。なーんかねぇ。

課題を分離する

本来、私の子育てベースは岸見一郎版のアドラー心理学である。平たく言えば、勉強しなさいなんて首を突っ込むことはしない教育だ。

 

中学受験に失敗して困るのは誰ですか。それは息子だ。

 

パイロットになれなくて困るのは誰ですか。それも息子だ。

 

今勉強しなくて困るのは誰ですか。もちろん息子だ。

 

そう、私は困らない。むしろ息子が中学受験をしない方が金がかからなくてありがたいくらいだ。塾に100万以上は軽くかかるのだ、やる気がないならやめてほしい。

 

しかし私も親である。

 

息子が夢を諦めることになるのは忍びないのだ。かわいそうである。だからこそ、勉強するようにと親が必死になってしまってる。

 

勉強の楽しさを教えようとか、勉強の習慣を身につけさせようとか、息子の勉強スケジュールを親が立てたりとか。

 

なんかもう完全に息子の課題に立ち入っちゃってるよね。そりゃ喧嘩にもなる。

 

何でだろう。やっぱり中学受験という、合否がハッキリするものだったからかな。今のままだと当たり前のように落ちる厳しい世界だったからかな。

 

親が介入してでも受からせるのが中学受験だし、介入しなければならないと考えていた。

 

……んだけど、まぁわからんじゃないか。

 

パイロットになりたいってのもそんな大した動機があるわけじゃなし。息子もパイロットがどんな仕事かよくわかっていない。いわゆる子供の夢だ。

 

必死こいて勉強してまでなりたいってほどの夢でもなさそうだし、中学受験せずに地元の公立中学校行ってた方が幸福度が上がる可能性もある。

 

今の勉強推進する接し方はやめにしようか。息子の夢が破れる未来も受け入れよう。

本気なら

今後は息子が手伝ってほしいと言ってきたことだけ手伝うことにする。私からなんやかんや言うのはやめにしよう。

 

息子が本気であれば色々と悩みも出てくるだろうし、困りごとも出てくるだろう。このままでは自分の夢が叶いそうにないと気づいた時にどう動くのか。

 

とまぁつまり今の息子は困っていないんだよね。何も困ってないし何の問題もない。順風満帆の人生なのである。

 

それなのに周りの親がやばいよやばいよ!!って焦ってるだけ。当の本人が困ってないのに周りの親の尻に火がついている。

 

冷静に見るとおかしいし、喧嘩になって当たり前だし、勉強のやる気がない息子を見てると私もイライラする。

 

というわけで、今後は一線を引いて見守ることにする。どう転んでも受け入れよう。

 

なぜならこれは息子の人生なのだから。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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