ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

長男(小5)の部活大会の楽しみ方がわからない話

バスケ部長男の練習試合を見に行ったとんぼである、ごきげんよう。

 

練習試合でスコアシートの書き方を教えてもらって大体把握した。今後は試合後のシートを見るだけである程度の試合内容を把握できるようになりそう。嬉しい。

 

さて、少し前にあった長男のバスケ部大会にて、私だけ渋い顔をしてたので考えた話。

 

◆家族の紹介

長男の大会、つまらない

長男がバスケ部に入って2年経過。素人丸出しの初期と比べてかなりマシにはなった。

 

バスケ部は年5~6回ほど大会があってできる限り見に行ってる。現在では2軍のキャプテンなんで毎回試合に出るようになったし点数も決めてる。

 

それがねぇ。うーん。

 

部活に入った当初、大会を見に行っても全然試合に出ないからつまらんなぁと思ってた。

 

ポツポツ試合に出るようになっても、大体負けるからつまらんなぁと思ってた。

 

だんだん長男が活躍するようになってきても、なんだかつまらんなぁと思ってた。

 

部員も増えてチームが強化されて2軍大会ではどんどん勝てるようになってきて、相手チームに圧勝してても全然おもんないなと思ってた。

 

ならば強い相手に勝ったら??と、そこそこの強豪に勝った試合を見たがあまりの面白くなさに辟易した。

 

先日も地区大会で長男のチームが優勝しまして。

 

周りの親は「感動した」「頑張った」「○○(長男)頑張ってたね!」などと声をかけてくれてた(妻に)。

 

喜んでる周りの反応が信じられないくらいに私の心はヒエッヒエ。つまらない。何が面白いんじゃこれはと思ってた。

 

妻にも「つまらなさすぎない?」とその場で言ったら、周りに聞こえるからやめろと怖い顔をされた。

 

そこで思う。

 

何でこんなにつまらないんだろう?

 

勝てば楽しめるようになるかなと思ってたし、活躍したら楽しめるようになるかなと思ったし、優勝したら嬉しくなるだろと思ってた。実際に長男のチームは強い。

 

でもつまらん。まったく心は動かない。

 

ほんっとうにつまらない。

 

何これ、さすがにおかしいなと思うよね、

過程を大事にしすぎか

まあこれは私の心の問題であって、何でこう感じるかは過去にも考察はしてる。

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完璧主義もあるし、自分のことを認めてないから他人を認められない可能性、あとは自分の人生がつまらないから何もかもつまらないと感じてるのかも。

 

ただ今回気付いたのは、自分自身が過程をとんでもなく大事にしてること。

 

確かに完璧主義やハードルの高さもあるのだが、そもそも結果に価値を見出していない。

 

勝とうが負けようがどうでもいい。活躍したかどうかも試合に勝ったどうかも優勝したかどうかもほんっとうにどうでもいい。

 

じゃあ私は何を見たいんだろう。

 

おそらく重要なのは、それまでどのようにバスケと向き合ってきたかだ。

 

私が評価するのはこの一点に集約されている。試合の流れじゃなくて、ただただ一生懸命に何かに向き合おうとする、その生き様を見たいのだ。

 

そのハードルを長男は超えていないのかもしれない。試合が始まる前から楽しめないことが決まっている。

 

見る限りでは長男にバスケ熱はない。最近は新入部員で頭角を現す者も出てきて、長男が試合に出る時間も短くなってきてる。

 

明らかに遅れをとっている自覚はある様子。だが自主練をする気はないしキャプテンを降りる気もないらしい。

 

何があっても長男とバスケの距離感は変わらない。練習がある日は行く。週に一回は休む。それだけだ。

 

この状態を一生懸命に頑張っていると考えることもできなくはないのだが……なかなか難しいな。

 

多分どんな試合展開でも、長男がどれだけアクロバティックなシュートを決めても、私が喜ぶことはないだろう。

 

先日も格下相手に4~5回連続でシュートを決める長男を見たが、ずっとつまらんなーと思いながら試合を眺めてた。

 

負けても勝っても接戦しても活躍してもつまらないから、さすがに大丈夫かと自分で自分にドン引きしてしまったよ。

生き方の違いと楽しみ方を考える

そんな本音なんだけども、周りの親御さんが喜んでるのに私だけしらーっとしてるのは空気が読めてなさすぎる。

 

とは言え嘘で喜ぶようなこともしたくない。ということで楽しみ方を考える。

 

まず長男と私はまったく別の人間で価値観もまるで違うということ。適度な練習で適度なパフォーマンスを発揮すれば長男は満足なのかもしれない。

 

考え方が違うのに理想ガチガチのハードル高い目線で見るからこんなことになるんであって、「楽しめればいい」という長男の考えに寄せて観戦した方が幸せになれそう。

 

大会の見方を、どのようにバスケに向き合ってきたかではなく、長男がバスケを楽しめているかどうかに切り替える。

 

これ書いて少しモヤッとしつつも、まあ現実的な切り替えかなと思う。

 

あとは長男にしか注目していないってのもあるかな。他の子達、もしくはバスケ部全体に注目すれば楽しく見られる可能性もある。

 

急成長してる子を見ると練習の跡が見えてワクワクするし。

 

とか。

 

過程に強いこだわりを持つのは自分だけにしないとこの先の人生つらそうだな。長男の大会で仏頂面しないように意識を切り替える練習をしていきたい。

 

疲れてて頭がまわらないのだが、結果よりも過程を重視してる自分に今まで気付いてなかったのが不思議だ。手前も手前の話っぽいのに。

 

完璧主義だとは思っていたが。自分のことはわからんもんだね。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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