ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

久しぶりに妻の考えを深掘りしてみたら面白かった話

書くことがないとんぼである、ごきげんよう。

 

頭の中でぐるぐる回っている件があるものの、このブログに書く内容でもない。どうしたものか。

 

あぁでも一つ、妻にフォーカスを当ててみるとかなり面白かったのでその話。

 

◆家族の紹介

妻という人間を改めて知る

先日書いた性格診断MBTI(16personalities)。

www.rabbitonbo.com

 

これ、私も妻もINFJというまったく同じタイプだった。

 

性格診断の信憑性は置いておくとして、そこそこの数の質問を受けて出てきたタイプがまったく同じ。1/16と考えると同じになる確率はだいぶ低い。

 

私とはまったく違うタイプの人間だと漠然と感じていたもんで驚いた。

 

確かに似てる部分はある。喧嘩はするが話は合う。余裕がある時に話し合って出る結論は二人とも似通っている。

 

ただ結婚当時から子供が二人いたもんだから、我々夫婦にとって一番大きい存在は子供たちだ。基本は子供の話しかしない。

 

特に私にとって子供たちの存在(課題)はあまりに大きく、妻よりも子供たちへの関心の方が強いと言ってもいい。

 

妻と二人で話はするし、ほぼ毎日電話でも話してるし、大抵はくだらない無駄話で笑ってたりもする。

 

それなのに妻をちゃんと見ていなかったのかもしれないなと思いまして。

 

似たもの夫婦なのかもしれないと、改めて深掘りしてみたわけだが。

こういう人だった

子供たちのことばかりで妻自身の深い話をあまり聞くことがない。

 

そこで昨晩久しぶりに妻に質問を重ねて内面を掘り下げてみると、あーそういえばこういう人だったなーと懐かしい感覚があった。

 

もし妻が今仕事を選べるなら、もっと自由に自分の時間を使えて困った人たちのサポートができる仕事がいいと。

 

そういえば以前から妻は確かに言ってた。

 

誰かの役に立ちたいと。じいちゃんばあちゃんの笑顔を見るのが好きだと。

 

だから自分にあった仕事は何かと模索して国家資格を取り、今は福祉関係の仕事についている。人間関係に疲れつつも、仕事自体は楽しくてやり甲斐があるそうだ。

 

今もベースには人の役に立ちたい思いがある。そして家族のためにも時間を使いたい思いが加わったようだ。

 

お金への優先順位が低いのも改めて考えてみれば珍しい。

 

母の日、誕生日、ボーナス。何かにつけて実母・義母に金を渡そうとする。うちに金の余裕がなくても渡したがる。

 

うちの家計に少し余裕ができそうだと言ったら「余った分、募金する?」と言ってきた。余った全額??いやいや、そこまでの余裕はない。

 

「お金は巡ってるんだよ」

 

とかなんかそんなことをいつも言っている。

 

これまで生きてきた経験の違い、性別の違いもあって枝葉は違うけれど、ベースの思想は似通っているなと今回再確認した。

 

おばあちゃんっこだった妻は高齢者の役に立ちたいらしい。

 

私は愛されていないと苦しんできたので子供たちの役に立ちたいし、ひきこもりだったんでひきこもりの支援はしたいなと以前から思ってる。

 

理想主義の夫婦の可能性もあるな。わからんもんだわ。

二つの可能性

ではなぜ私と妻が似ていないと感じたか。

 

その理由を考えてみると、やはり子供たち(特に長男)への対応の違いだろう。

 

私は基本的に子供たちに何も言わない。何かでムカついて怒っても、一旦持ち帰るのが普通。

 

ブログで愚痴を書いてるのは頭の中だけの出来事であって、現実ではちょろっと出るだけだ。しかも相当吟味した上でしか話さない。

 

しかし妻は思ったことをその場でがーっと言い放つ。堰を切ったように止まらない。長男との喧嘩がまさにそれ。

 

何で喧嘩になるような雑な対応をするんだろう?と以前から不思議に思っていたが、今考えてみると思い当たる原因は二つ。

 

まず理想の高さ。妻と私では理想のベクトルが違うが、二人ともそれぞれ強い理想がある。

 

私は家族をないがしろにしたり馬鹿にすることは絶対に許さないやつ。

 

一方の妻は子供の頃から掃除魔で清潔が大好き、自分にとって気持ちのいい空間を崩されることは絶対に許さないやつ。

 

こう書いてみると、妻の方がムカつく場面に出くわす機会が多いのは仕方がないと言える。相手子供だし。

 

二つ目は両親の教育方針である。

 

私は放任主義で育ったので置いといて、妻は母親(ばぁば)とばちばちやり合って育ってきた。そうだ、妻の教育方針はばぁばのやり方そのものである。

 

今でもばぁばはいう。

 

「気に入らないと思ったことはその場で口に出さないと気が済まない」

「お互いに言いたいことを言い合ってスッキリしたらそこで終わり」

 

妻とまったく同じである。

 

ばぁばもかなり丸くなっているが、たまに私と話してる時にもピリッと空気が張り詰める時があるくらいの人。

 

……と言った二つかな。

 

理想の高さとこの教育方針は非常に相性が悪い。ハードルが高いのに超えられないとすぐ口に出すって、そりゃ喧嘩にもなる。

理解していこう

子供たちのことばかり考えて生きてるもんだから、妻に対する理解が浅かったし全然妻のことを考えていなかったなと反省している。

 

子供たちと似たような喧嘩が多いもんで、何も考えていないんじゃないのかとすら思っていた。でも妻は妻で考えている。

 

考えているからこそ、喧嘩したあとは大抵自分から謝っているのだ。

 

そういえば、妻ならぶちぎれそうな場面でも静かに見守っていることも増えてきている。その場の勢いで物申さないようにかなり頑張っている。

 

確かに。向かう目的地が同じなのは間違いないだろう。お互いに抱えている課題が違うだけである。

 

そしてもし妻が私と同じタイプだとすれば……子供たちへの怒りが膨れ上がるのは疲れている時、あとは他人から理解されていないと感じた時か。

 

家を気持ちのいい空間にすれば妻の疲れは吹き飛びストレスは激減する。そしてあとは妻の考えにも常に耳を傾けていきたい。

 

妻への理解を深めれば何もかも解決するかもしれない、そんな予感がする。

 

どちらにせよ理解は大事よね、と今は思います。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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