ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

初キャンプ、果たしてこれはキャンプだったのか話

バタバタで帰ってきたとんぼである、ごきげんよう。

 

昨日の昼から初めてのキャンプに出かけて先ほど帰ってきた。なんだろう。100%満足できたわけではないが……そこそこに成功だったのか?

 

よくわからないが私にとっては大きなイベントだったのでブログに残しておきたい。

 

◆家族の紹介

初キャンプ

長男が小学5年生になるため、そろそろ親と出かけることに拒否が強くなるかもしれない。

 

ならば今のうちにできることをしなければ!

 

ということで始まったキャンプ構想。とはいえまあめんどくさくてね。一度もキャンプやったことないから準備する前からやる気がしない。

 

そんな時に妻が良さげなバンガローを見つけまして。

 

ログハウス的な家があって、中は電気も通ってて風呂もあってコンロもあって、ある程度の物品は揃っていると。キャンプ初心者には最適だと。

 

確かに最初からがっつりテント持ってBBQみたいなキャンプはハードルが高過ぎる。これくらいがちょうどいいではないかと予約。

 

そして昨日、準備もそこそこ、出かける2時間前からざっくばらんに荷物を詰め込んで出かけました。

 

私、妻、長男(小5)、次男坊(1歳)の4人。

 

娘(特別支援学校/中1)だけはショートステイのため不在。今度プールに連れて行くので許してほしい。

スコール日和

昨日は変な天気だった。晴れてはいるが雨も降る、スコールが多い日でして。

 

これでは外で料理はできないと判断し、バンガローの中で料理を楽しむことにした。さらに長男にもできそうなカレーをチョイス。

 

宿泊学習で体験したかと思いきや長男はカレーを作ったことがないという。

 

初体験の料理ならキャンプ感もあるだろうし、雨が降ったら時間も持て余すしちょうどいいかなーと思いまして。

 

料理する長男。周りが汚い。

料理と一言で書くけどそれはもう大変だった。

 

まず妻が結構ピリピリしてる。見ての通り汚いが、そもそも次男坊があちこち動いて整える余裕がない。

 

妻も長男と一緒に料理してくれるんだけど物品不足が妻のイライラを加速させる。ラップがない、皿拭きがない、手拭きがない、キッチンペーパーがない。

 

ないないない。

 

バンガローには中途半端に物品が用意されてると油断してて持ってきたものも中途半端だ。キッチンもレオパレス並の狭さで使いづらいったらない。

 

さらに次男坊(1歳)が動き回って危ない。IHコンロは危ないし、炊飯器も危ない。ロフトの急角度のハシゴを登って行こうとする。テレビを叩き、物を窓に投げる。

 

こんな狭い部屋で1歳児の面倒は見られない。

 

妻のピリピリムードに飲まれて長男の顔もどんどん死んでいくのが見て取れたので、次男坊を連れて外に出た。次男坊がいなければ多少は余裕が出るはずだ。

 

曇り空の下で30分ほど遊ばせたかな。何と写真がない。キャンプに行って写真がないとはこれいかに。

 

そんなこんなで私も次男坊もすっきりして帰ると妻と長男は仲良く料理してて。邪魔をせんように次男坊と風呂に入って時間を稼いで。

 

その後は皆でカレーが焦げないように見守りながら次男坊の相手をして何とか完成させ、それからイカ焼いたり焼き鳥焼いたりして……

 

食べ終わった頃には21時になってた。

 

……料理して食べただけで21時て。

 

バンガローの中、つまり家の中で料理して1日終わりじゃねーか。それなら自宅で料理した方が遥かにマシだったんじゃないか?

 

これキャンプか?

でも何とか

もう眠ってもいいんじゃないかというムードが漂うなか、花火だけは絶対にやらないといけないと覚悟を決める。長男が楽しみにしてるのだ。

 

と思ったらライターがない。ライターを持ってきてないのだ。コンロはIHだ。

 

キャンプにきて火がないなんて、そんなことがあるのか?

 

一瞬諦めムードになるも絶対にやると決めた。長男には楽しんでもらわないといけない。狭苦しいキッチンでカレーを作っただけの日で終わらせるわけにはいかない。

 

ということで離れたコンビニまで家族全員で行くことにして、山道の途中ででかいヘビも見つけたりして、ライターとアイス買って。

 

なんとか無事に花火ができた。

 

キャンプ場なんで線香花火しかできず、しょぼいかな?あまり盛り上がらないかな?と心配はしていたのだが。

 

予想に反して、長男の線香花火を長生きさせる技術がすごくて大いに盛り上がった。長男のあの嬉しそうな姿を見る限り満足したことだろう。

 

本当は懐中電灯を持って肝試しに行く予定だったがそれは諦めて、風呂入ってだらだら話しながら川の字で寝る。

 

バンガローなんで空気清浄機とエアコン完備で、ガンガンにエアコンが効いた部屋で布団にくるまって川の字で寝た。

 

9割エアコンが効いた部屋の中にいた。これが我が家のキャンプである。

 

……これキャンプか?

バタバタの翌朝

朝は朝で7時過ぎから起きてだらだら昨日の残りを食べていたら、ショートステイにいってる娘が発作が多くて厳しいとの連絡。

 

今すぐ迎えに行ける状態ではないのでバァバにお迎えをお願いして、我々は掃除。あとせっかく来たんだから少しだけでもと山の中を散策して。

 

予定より2時間ほど早く帰ることになった。

 

ばぁばんちに着くと娘は元気そう。でも発作が続いているとか。ショートステイでも2時間しか寝られなかったとか。

 

こりゃ今日の活動は無理だなと私と二人で自宅に戻るも発作は続き、失禁あり。座薬入れて寝かせて……

 

今に至るという感じ。

 

そんな感じのキャンプの話。

消化不良感は否めないが

バンガローで過ごしながらも妻と口々に言っていた。

 

「自分達ならカップラーメンとかでもよかったかも」

「やっぱ外で料理をするのが醍醐味なんじゃない?」

 

などなど、まあ不満とも取れるが次があるならこうしたいねという改善案。

 

長男(+次男坊)の楽しそうな姿がそこそこに見られたので失敗ではないと思う。ただ大成功かと言ったら非常に微妙なところだ。

 

なんだろう?確かに楽しかったんだけど、盛り上がりに欠けるというのが正直なところだ。もっと楽しい時間が過ごせたんじゃないかという消化不良感がある。

 

キャンプに来た甲斐がないというのかなぁ。

 

……まあね、エアコン効いた部屋でカレー作って食べてりゃそりゃそうだろとしか言いようがない。これなら別に自宅でできるし。

 

外で料理して外で食べられたらかなり印象は違ったと思う。

 

あとは次男坊の面倒を見るハードルがかなり高い。娘以上につきっきり。絶対に目を離せない年齢になっちゃって楽しめる余裕が少ない。

 

現状なら料理はめちゃくちゃシンプルに、メインは遊ぶ時間、くらいの割り切りが必要だったのかもしれない。

 

キャンプと言ったら料理!という先入観にやられたか。

 

でも何度も書くけど、長男は楽しそうだったのだ。幼い頃から人の顔色ばかり窺ってきた私が言うんだから誤差は少ないはず。

 

見る限りでは……75点くらいかな?

 

最初やばそうだったけど、それなりに楽しんではいた。

キャンプに行ったのに、なぜかカメラロールに長男の写真しか残ってない。なぜ次男坊を撮らなかったのかわからない。

 

よっぽど長男を気にかけていたのか?うーむ。次男坊対応にもかなり力を入れたはずなのだが。

 

まだ夏休みは続くんで、あと1~2回くらいは何かイベント作ってあげたいところだ。もちろん娘にも、次男坊にも。

 

さて、娘が起きて調子が良さそうなんで散歩にでも行ってきます。娘にも時間を使いたいね、不公平感は私にとっても不快みたいなんで。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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