ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

長男(小5)の学力、ブレイクスルーしてなかった話

今朝は6時からドライブのとんぼである、ごきげんよう。

 

朝もはよから娘(特別支援学校/中1)を乗せて、やや遠目の山にある公園に行ったり途中で八百屋に行ったりスーパーに寄ってみたり。

 

週末のルーティンになりつつあって結構好きな時間である。娘は好きな音楽聴いて笑ってて、私も本も聴いて楽しんでる。

 

さて、長男(小5)のテスト成績がいまいちなんで少し書いてみたい。

 

◆家族の紹介

長男(小5)の学力の行方は

少し前、長男の学力が向上した話を書いた。

www.rabbitonbo.com

 

4月、塾で毎月実施される月例テストの成績がよかったのである。

 

この時のテストは従来より4教科合計で100点近く高かった。志望校はA判定でさらに今まで視野にいれてなかった学校にもA判定のものがあり。

 

長男も自信満々で別の学校に行きたいなどと言い出したり。それを受けて私も寮生活ってどうなんだろうと考えてみたり。

 

が、5,6,7月とテストの結果は右肩下がり。

 

右肩下がりというか……

範囲が進めば結果が違う

テストの成績がよかった月、長男は問題がスラスラ理解できると言ってたもんで。読書のおかげかなと思っていたのだが。

 

その後のテストではまったく元の水準に戻っている。つまり総合で100点近く下がっている。平均かちょい下くらい。

 

じゃああの高得点は何だったのか、長男と話してみると以下の通り。

 

「あれは4年生のまとめだったから」

 

あの時はそんなこと言ってなかったのに。復習だから簡単だったというわけか。

 

まあでもそれはそれで悪くはない話である。過去の学習が頭に入ってるなら素晴らしいことだ。

 

そして5年生になって、塾でも上のクラスに配置されて、テストも現在進行形で勉強中の新しい範囲も多く含まれていて。

 

難易度が上がってきているのは間違いない。

 

……つまりついていけてないってことじゃねーか、とここまで書いて気づく。

 

ただ4年生の時もこんな感じの成績だったのに、4年生のまとめでは高得点を取れているのだ。リアルタイムの成績は振るわないが、振り返れば実になっている可能性もある。

 

とにかく塾基準での現在の学力を測定するテストにて成績は振るわず、このままいけば上のクラスからも落とされる可能性が高い。いや、ほぼ確実に落とされる。

 

実力云々の前にメンタルへの影響が大きそうなのが気になる。

 

ふむ。

頑張っていないわけではない

そもそも長男は自主学習を頑張っていないのか?と聞かれれば長男なりの努力が見られる。

 

週に2回ある塾は休まず通っているし、月1~2回程度は塾の終わりに友人と残って勉強することもある。昨日も月例テストのあとに2時間ほど居残りしてきてた。

 

学校の成績はいい。夏休みの宿題も地道に進めているようだ。

 

勉強してなくはない。何で成績が下がっていくんだろう。

 

おそらくは難易度に見合った努力ができていない、というのが答えだろう。単純に中学受験は甘くないのだ。

 

質の高い勉強ができているか疑問ではあるものの、そもそもの量が足りていない可能性が高い。

 

ある問題を完全に理解したとしても、脳に定着するまでには何回かはその問題と出会う必要がある。それなりの頻度で。

 

暗記がすべてではないにしても教科数は多く範囲も広がるばかり。ちょっとやそっと勉強するくらいじゃ太刀打ちできない。

 

超難関校を受けるわけではないけれど、結局受験とは相対的な要素が強い。周りのライバルが自分より勉強時間を確保してるなら負け戦が濃厚となる。

 

このままでは難しい、というのが実際のところか。

 

ちなみに最新のテストにて、志望校はD判定(要努力)だった。

口出ししようかと思ったが

ここ数ヶ月のテストの結果がいまいち、というか下のクラスに落とされる点数なのではっきりと悪いと言ってもいい。

 

現状に困っていて何かしらのサポートが必要ならそうしようかなとも思うのだが、本人的にそんな素振りはない。

 

テストの結果についてどう感じてるのかと聞いてみたら、

 

「やばいと思ってるよ」

 

とは言う。ただ口でそう言うだけで焦燥感はあまり感じ取れない。同時に向上心も感じ取れない。何かを変えたいという思いは伝わってこない。

 

あとは自分の実力不足を認められないところもある。

 

「オレ、凡ミスが多いんだよ。ほとんど凡ミスだよ」

 

言いたいことはわからなくもないが、凡ミスだけで30点台にはならないだろう。凡ミスの域を大幅に超えている。

 

「オレ、今ならほとんどの問題答えられるよ」

 

まあ、うん。

 

おそらく他者が現実を突きつけたところで受け入れることはないだろう。そもそもテスト結果という客観的な評価を受けて、より工夫と努力が必要とも感じていないはずだ。

 

何より焦燥感がないのが気になる。遊ぶことが長男の頭の大部分を占めている。

 

中学受験というやや遠い目標ならまだしも、数ヶ月後にあるだろうクラス分けにも、毎月あるテストにもエネルギーを向けてる気配がない。

 

……さすがにちょっと親から何か話をした方がいいんじゃないか??

 

もし勉強で困ってたら一緒に考えるからいつでも聞いてね、とかそういうことだけでも改めて言ったほうがいいんじゃないかなと。

 

そう思ったんだけど、喉元まででかかってやめておいた。求めてなさそうだったんで。

経験を積んでほしい

何度も書いてきた通り、子供たちに英才教育を施そうなんて微塵も考えていない。

 

今はそうねぇ……自分がどんなことで喜ぶ人なのかを知り、自分が満足できる人生を過ごしてほしいと思っている。

 

そこに学力、学歴、肩書きが付随するかどうかはその人次第であって私が決めることではない。

 

でも一つ、できる限り多くの経験を得られるようにはしてあげたい。

 

本人が自ら望んで何かに挑戦することも大事な経験だ。それが成功するにしても失敗に終わるにしても今後の人生の糧になる。

 

私自身、10年近くヒキニートしたけれど。あんな地獄の期間ですら今の私にとっては宝物である。それがあったからこそ今の私がある。

 

この世界に無意味なことなんてない、と断言するのはあれだが、あらゆる経験は血肉にできる可能性を秘めている。

 

だから私にとって長男を中学受験に合格させることは一番の目的ではない。最悪なのは親に無理やりやらされたと長男が認識することだ。

 

まあ親に強制されるのも一種の経験ではあるが……本人が勉強についていけず精神的に参ってるか、もしくは何か言ってくるまでは手出し無用と考えたい。

 

中途半端に塾やめたいと言われたらさすがに話し合いはすると思うが、頭ごなしに否定せずに話を聞けるくらいの意識は最低限持ちたいところだ。

 

健康な体の維持に努めていけばなんとか。疲れてたら普通にぶちぎれるリスクもある、常に綱渡りの教育だね。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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