ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

ネット断ちを始めたので禁煙セラピーを読む話

調子がいいとんぼである、ごきげんよう。

 

ここまで自我を取り戻すのは久方ぶりだ。頭がはっきりしてる。しばらくこの生活が続けられるなら9月ごろには完全体になっているだろう。

 

相変わらず忙しい毎日ではあるものの、一つ面白い本がありまして。

 

◆家族の紹介

ネット断ちと禁煙セラピー

私は生粋のネット中毒である。中学生からパソコンを手にいれたので25年とか。

 

よく考えればそれ以前からテレビやゲームといったデジタル漬けの生活してる。小学生の時も毎晩ずっと兄や姉とゲームしてた。23時とかまで。

 

兄がプレイするドラクエを見ながら寝落ちするのが好きだった。ネグレクト感はあれど、あれはあれで幸せな時間だったように思う。

 

このように画面を見るだけの受動的な時間を長いこと過ごしてきたのは間違いなくて、大人になった今もなかなか抜け出せない。

 

いや、むしろ今の方がひどいか。スマホやらYouTube、サブスク。とんでもない依存度の中毒患者製造機が周りに溢れている。もちろん私も飲まれている。

 

特にストレスが溜まった時、疲れた時、やっと一人になった時、ほっと一息つくために動画を見て気づいたら数時間経ってたりして。

 

これじゃいかん。生活にも支障が出る。動画見る暇があったら寝た方がいい。

 

そう思って色々対策をとってきた。

 

例えば私のスマホにはスクリーンタイムが設定されていて、時間を浪費する系のアプリは1分しか使えない設定になってる。

 

調べ物でネットを見たい時であっても、妻しか知らないパスワードを入力しないと使えないのだ。普通に困る時もある。

 

また決めた時間が来るまで中身を取り出せないボックスも持ってる。そこにスマホを入れてタイマーセットたら時間が来るまでは破壊しない限り取り出せない。

 

他にも色々やった。テレビのリモコンの電池抜いて物置の奥に放り投げておくとか。スマホは視界に入らないようにカバンに入れて連絡系はAppleWatchで対応するとか。

 

……こんだけやっても失敗して、いまだに中毒だから。まったく抜け出せる気配がない。一度見たら止められないのだ。

 

子供たちに対してデジタル系の規制を強めているのは、こういう自分がいるから、というのもあるだろう。絶対にこの沼には入れさせてはいけない。底なし沼だ。

 

もうずっと何とかしたいと思ってるんだけども、アルコール依存症、ギャンブル依存症に近いと思う。

禁煙セラピーを読む

何とかネットから離れられる術はないものか、とアンテナを貼っていたところ以下の本に出会う。

この本を読んだ瞬間から禁煙ができた、という人がいるらしい。しかも二度と吸いたいなどとも思わないらしい。
 
これはちょっと面白いなと思いまして。
 
ネットから離れられない感覚は禁煙にも似てる。
 
タバコと違って外部から依存性物質を取り込むわけではないが……それを手放すのが寂しい感覚というのかな。
 
タバコ吸ってる人って、タバコがないと寂しいとか、タバコがないと何していいのかわからないと言うじゃないか。あとタバコがコミュニケーションになるとか。
 
この感覚、ネット断ちをできない今の私にもあるのだ。
 
ネットがなかったらなんか寂しい人生っぽいし、疲れた時、ほっと一息ついた時に何していいかわからないし、ネット上の話題に触れるのはコミュニケーションにプラスになる。
 
だからネットから離れたくない。
 
……
 
でも現実は全然そんなことはない。
 
ネットが無くても楽しい人生は送れるし、疲れ切った時でもネット以上にリラックス可能な癒される時間は作れるし、ネット上の話題を知らなくてもコミュニケーションはとれる。
 
何もかも中毒症状が及ぼす幻なんじゃないかと思うわけだよ。ニコチンはなくてもドーパミンがドバドバ出ているわけだし。
 

もちろんタバコとは大きく違って、ネットや動画を見てる時間がまったく無駄というわけではない。

 

新たな情報、視点、知識を得られることもあるし、癒されることもある。

 

ただどうもネットと上手く付き合えない。どうやってもコントロールできない。制御できなければ毒と同じではないか。

 

などと考えながら対策とっても離れられないから、今禁煙セラピーを読んでいるというわけです。

洗脳されている

禁煙セラピーでは、タバコをやめられない原因は二つあると説いている。

 

一つは中毒症状、そしてもう一つが洗脳である。

 

タバコがないとやっていけない!という洗脳状態だからやめられないし、やめたくない。

 

食事をした後はタバコ。ストレスが溜まったらタバコ。リラックスした時もタバコ。酒を飲みながらもタバコ。

 

本当はタバコがなくても問題ない。なぜならタバコを吸わない人は、タバコなしでもストレスを処理し楽しい時間を過ごしているからだ。

 

これなぁ、私もそうだなと思って。

 

子供たちから解放されたらまずはスマホ。ストレスが溜まった時もスマホ。疲れて眠りたい時もスマホ。

 

なかったらないで何とかなるはずなのに、もうスマホでネットを見ないと生きて行けない体になってしまっている。

 

まあ私はネット(スマホ)に洗脳されてるってことだ。みんな見てるしさ、みんな楽しそうじゃん。YouTube見てたらみんな楽しそう。

 

でも今の私にはコントロール不可で扱いきれないテクノロジーなので距離を起きたいと決意しまして、禁煙セラピーを読み始めて。

 

体を破壊するタバコとは少し違うけれど、私にも役立つ記述は多い。

 

例えば喫煙者に生涯タバコにいくらお金をかけるか計算したことはあるか?との問う話がある。喫煙者は生涯で数百万円をタバコに費やすらしい。

 

私で言えば、さして興味もない動画を見るのに今後どれくらいの時間を費やすか?で言い換えられるか。

 

1日1時間の動画を見るとすると10年で3650時間、30年で1万時間を超える。しかもこれは少なく見積もった方で、このままいけば2~3倍はいくだろう。

 

こんな時間があれば何ができるんだ。失うものが大きすぎる。

 

みたいな。禁煙とネット断ちの共通点を模索しながら読むととても面白い。あと普通に禁煙したい人は読んでもいいかも。

ネット断ち3日目

というわけでネット断ちを始めて3日目。本当に必要なものだけに触れている。

 

将来的には本当に見たいものだけ決めて、それだけ見たら離脱するといった使い方ができるといいのだが。今はまだ時期尚早だね。止められないと思う。

 

3日目なんで洗脳が解けていない。ふとした時に、いや、1日に何回もYouTubeを開きたい衝動に駆られたりする。

 

それでも1日1日と数えて、一ヶ月くらい頑張れば少しは洗脳も解けるんじゃなかろうか。

 

……ネットが完全に無駄、というわけではないのがな。後ろ髪をひかれる要因の一つかもしれない。

 

まあネットで玉石混合の情報を得るよりも本を読んだほうがマシだと考えることにして、何とかネット断ちを進めていきたい。

 

3日目にして睡眠時間は目に見えて増えるし、動画で脳を埋め尽くさないから思考もまとまるし、何よりネットを見ない時間で明らかに生活が豊かになっている。

 

それでも離したくないこの気持ち。結局は洗脳されてんだろうね。

 

ここまで読んでいただき感謝。

↓のウサギをポチすると、さらにとんぼが喜びます。

にほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ