ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

妻が心地よく過ごせる空間を作ろうの会

妻のPMSを敏感に察知できるようになったとんぼである、ごきげんよう。

 

なんだ?妻の何気ない一言にトゲがあるぞ……はっ、PMSでは!?と気付ければこちらのモヤモヤも大きく解消される。背景を知ることの重要性がわかる事例である。

 

さて、妻にとっての理想は何なのか。少し勘違いしていたようなので修正していく。

 

◆家族の紹介

妻にとっての理想の世界とは

うちの妻は掃除好きである。

 

毎日ルンバをしないと気が済まないし、洗濯物はきっちり畳んでから収納したいらしい。あと汚れはもちろん家が破壊されることにも過敏である。

 

掃除に対するこだわりが強すぎて、子供たちを放置して掃除し始めることが過去に何度もある。

 

21時を過ぎてるのに子供たちにテレビを見せて放置して掃除機をかけることもあった。全裸で掃除機をかけてる姿も何度か目にした。何が何でも掃除がしたいのだ。

 

あまりにも掃除の優先度が高すぎて喧嘩も多かったため、結婚初期には早々にルンバを買った。ルンバがあるからもう掃除機はしなくていい。

 

でもルンバがある今でも掃除機は好きみたいで定期的にやってる。コロコロも好きだ。

 

まあそれはいいのだが、出来るだけ子供たちに時間を割いてほしい。ならば妻が掃除しなくてもいいように、と私も掃除に取り組んでいる。

 

例えば今もこのアプリ使って掃除管理してる。

www.rabbitonbo.com

 

レンジフードやドライヤのフィルタ、洗濯機洗浄などなど、細かいことも忘れず定期的にできるようなシステムを作った。

 

しかし自宅のメンテナンスは難しい。

 

コンパクトな家なのに全然上手くまわっていない。メンテナンスを考えると大きな家は絶対に建ててはいけないと痛感している。

 

それでも少しずつ少しずつ家を綺麗にはしてるんだけども。

 

どうも方向性が違う気がする。

妻のこだわりは掃除ではない

妻は床に落ちた髪の毛や、裸足で歩く時に細かいゴミが足の裏につく感覚が嫌いらしい。あとは物がごちゃごちゃしてるとかわかりやすいやつ。

 

実際のところ、窓が汚いとかエアコンのフィルタがどうとか洗濯機の洗浄とか。そういうところを気にしてる素振りはない。

 

目立たないシーリングファンの埃も多分何も感じてない。

 

妻は掃除すればスッキリするのか!!とあらゆる掃除項目を洗い出して抜けがないようにと取り組んではいるものの、どうも妻のこだわりとはズレてる気がする。

 

何と言うか、妻は掃除が好きではないんだよ。

 

心地良い空間で過ごしたい。

 

多分これなんだよね、妻の理想って。しかも心地良い空間というのは完全なる妻の主観だ。他者の視点とはまったく違うものの可能性が高い。

 

私にも何かしらの強いこだわりがあるように妻にもそれがある、と考えると……妻がわざわざ口に出すことは妻が理想とする変え難い世界の一部なのではないか。

 

例えば私が極めて軽視している洗濯物畳み。

 

正直言って畳む意味が今でもよくわからない。なぜすぐ使うものを畳まねばならないのか。

 

逆に妻は洗濯物を畳むことに強いこだわりがある。綺麗に丁寧に畳まれて収納されている空間が好きらしい。洗濯カゴが山盛りなのも嫌いらしい。

 

先日は家族で出かける前に、早く準備しよう!とイライラしてた妻。じゃあ急ぐかとパタパタ準備してたら妻は静かに洗濯物を畳んでいた。

 

準備するはずじゃなかったのか?なぜ君は洗濯物を畳んでいるんだ?畳まなくても家を出られるのに、と少し喧嘩になった。

 

ならば時間がある時に私が畳むとするじゃないか。

 

後日、収納棚を開けて私が畳んだはずの洗濯物を畳み直している妻を発見する。何度も見た光景である。

 

妻の中では、洗濯カゴが空で、収納にきっちりと畳まれた衣類が並んでいるのが理想の姿なのだろう。畳み方のこだわりもすごいもの。

 

つまりこれは妻が自身にとっての理想の世界を構築したいというこだわりであって、私が必要・不要と判断できる類のものではないのかもしれない。

 

妻がこれ、と言ったらもうこれはそうなのだ。論理の効かない完全なる主観なのだから。

かわいそうなのは

かわいそうだなと思うのは、妻は自宅にいる時間が極端に少ないこと。

 

朝起きたら20分後には準備して仕事に行く。夜は長男+次男を引き連れて帰ってくるので時間も遅いし、家にいる間は絵本読んだり子供たちの話し相手になってそのまま寝落ちする。

 

土日はほぼずっと子供達と一緒。

 

事実として、妻には掃除する時間がない。そして少しの隙を狙って掃除機をしたら夫はあまりいい顔をしない。

 

こう書いていると非常に申し訳なくなってきた。

 

忙しい妻の代わりに、自宅に長時間いる私が掃除するしかない!!

 

と今までも考えてきたが……私の中での基準で考えるよりも、妻が気にしがちな部分の優先順位を高くしていったほうがいいのだろう。

 

例えば洗濯物畳みはよっぽど元気だったらやりますよ的な位置付けだったのだが、今後は毎日必ずやるべきルーティンに組み入れていく。(しかも丁寧に)

 

またトイレ、お風呂場、キッチン、リビングなど、まずは目に見える範囲を最重要掃除ポイントとして毎日メンテナンスしていく。

 

あとは外壁もか。外壁の汚れは絶対に許せないらしい発言がよく見られる。

 

そして少し余裕ができたら、妻があまり意識していない窓や排水溝といった部分にも手をつけていく……って感じかな。

長期的な目線も必要なので

そもそも妻がやりたい掃除を代わりにやろうと始めたはずなのに、気づけば私基準で動いてしまっていた。

 

掃除・片付けは必要だが、当初の目的は妻を満足させることであったはずだから。

 

とにかく掃除すりゃ喜ぶと思ったらそうでもないらしい。今後は前提を履き違えないようにしたい。

 

そして目に見えてわかりやすい部分が常に整って清潔であれば、妻にとって我が家は理想の心地良い空間になることだろう。

 

清潔は妻の価値観トップに君臨するやつなので、多少はストレスも緩和してくれるといいのだが。

 

ただほら、目に見えないからと言って放置して取り返しがつかなくなって……みたいなケースも妻のメンタルに多大なダメージを与えるはずだ。もちろん私にも。

 

結局は短期目線、長期目線、両方の視点から自宅をメンテナンスしつつ、基本は妻の目に入る部分の短期的な仕事(洗濯物畳みとか)をメインに据える、といったところか。

 

これが我が家の掃除の本質だと思います。頑張ります。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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