ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

退屈な時間は絶対に耐えられない長男(小5)の話

毎朝5時半起きが普通にきついとんぼである、ごきげんよう。

 

22時に寝るならもう少しマシになるかな。とりあえず早く寝るためには重たい体でブログを書かないといけない。

 

あぁ、そもそも5時半に起きるのは長男の影響だから、早起きする長男のことを書いてみよう。

 

◆家族の紹介

退屈を嫌う長男(小5)

人が退屈を嫌うことを証明する実験をご存知だろうか。

 

電気ショックを流す機器だけが置かれた何もない部屋に閉じ込められた人間(被験者)は、あまりの退屈さから自らに電気ショックを流し始めた、というやつ。

 

人間にとってよほど退屈はつらいのだろう。そしてうちの長男(小5)は、おそらく退屈を嫌う傾向がより強い。

 

強いというか……何だろう。別に退屈ではないんだよな。やることはあるし、やれることもあるし、やるべきこともある。例えばバスケの練習とかさ。

 

ただ長男は自分一人で次の行動を見出して動けない。よほどの好奇心が刺激されなければひとり遊びができないと表現すればわかりやすいか。

 

テレビかゲームといった受動的なメディアがあるか、相手をしてくれる存在がなければ時間を過ごすのが難しい。

 

過去、寝っ転がってソファをバンバン蹴りながら暇だ暇だと文句を言ってることが多かった。本が読めるようになって多少はマシになったものの、まだその傾向は続く。

 

朝起きて暇だからと、7時に学校に行きたがるのもここからきてるのだろう。

 

こっちが止めないと7時どころか6時半に学校に行くはずだ。暗くて誰もいないのに、そういうことではないらしい。

 

本当に意味不明であったが、テレビをつけない家にいる退屈な時間が耐えられないのだろう。逆にテレビをつけると一切動かなくなるから難しい。

 

また退屈だとはいうが、宿題は中途半端だったり忘れ物も多かったりと準備が完璧とは言い難い。早く行きたいからと歯磨きすらスルーしようとする。

 

長男にとってはそれとこれとは別という感覚なのかもしれない。とにかく退屈なのだ。クラスメイトが学校にきてることを願って早めに学校に行く。

 

よく考えれば、早く学校に来てる子らが友達である可能性はそう高くないわけだが、それでも構わないらしい。

 

長男は一つのグループに属さず、男子も女子も満遍なくコミュニケーションをとっていると先日の面談で聞いた。

 

長男にとっては広く浅い交友関係がもっとも有用なのかもしれない。暇な時に誰でも遊べるから。

 

最近は将棋が上手い子に頼んで将棋を教えてもらったと言ってたし、初めて名前を聞いた塾の仲間と一緒に勉強したとも言っていた。

 

できる限り人付き合いを避ける私とはまったくの別人種だわ。

原動力にはなる

退屈を嫌う長男。相手をする私にとって面倒だと思うことは多かったが、見方を変えればあらゆることの原動力になってると思う。

 

例えば長男はバスケ部に入ってて、自分勝手な理由で休んだことは一度もない。練習はきつそうだし、決してうまくいってるわけじゃなくても部活は行く。

 

部活の友達と喧嘩しててもとりあえず部活は行く。なぜならその時間が埋まっていることは長男にはとてもありがたいことだからだ。

 

夏休みで塾は夏期講習に入っている。午前中だけなのだが、午後からも教室を開放してくれているらしくて自主学習ができるそうな。

 

これも塾の友人がいるから、という理由で夕方まで塾に居残って勉強してるらしい。

 

この子は一人の自由時間を過ごすくらいなら、友達と勉強してた方がマシなのだろう。親や先生とはまた関係性も違うはずだから遊びの一環みたいなもんなのかも。

 

まー暑いしね。熱中症のリスクを背負いながら自転車でうろうろされるよりは安心な過ごし方ではある。

 

今朝はラジオ体操に行くとのことで5時55分に家を出ていった。

 

「ラジオ体操って6時半からじゃないの?」

 

そう喉元まで出かけてやめた。もはや止める気はしない。

 

ちなみにラジオ体操にはいくがスタンプはもらっていないらしい。あれってスタンプもらうために行くものだと思ってたが。

 

だからまあそういうことじゃないんだろうね。

時間を埋める必要はありそうだが

退屈への拒否感が強いとはいえ、安易な方法で退屈を埋めてしまったらこの子はどうなるだろうか。スマホとか持たせたらどういう生活を構築するのか気になる。

 

ばぁばの家ではある程度自由にテレビを見せている(ネットは制限あり)ようだが、暇だ暇だと文句を言いながらずっとテレビを見ている日もあるそうな。

 

長男が退屈の沼から嬉々として飛び出していくのは、学校、塾や部活、ラジオ体操、友人との約束と言った外圧か。

 

……そういう環境を多めに作ればいいのかな?

 

まあでも退屈な時間も必要だし、だらーんとする時間も必要だからこれもバランスかなとは思う。

 

毎日朝起きるのめちゃくちゃきつそうなのにラジオ体操行ってるから、退屈を嫌って活動しすぎて体を壊すまであると思われる。

 

うん、特にまとめることもなく、だからなんだという内容になってしまったが。

 

退屈な時間も重要だ、という考えはもしかしたら長男には適用されないかもしれないし、自分で何をするか考えろ、というのも長男には適用されないかもしれない。

 

とりあえずは活動と休養のバランスが崩れないようにだけ注意を払いたい。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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