三連休忙しいとんぼである、ごきげんよう。
今朝は長男(小5)が将棋を打ちたいという。学校でも負けなしだそうで。
最近何度か誘われていた経緯もあったので時間を作って打ってみまして……当然のように叩きのめした、相変わらず負ける気はない。
以前より勝った後の気まずさがないのは成長した証かもしれない。私が。
さて、次男坊の動きが面白いのでその話。
ストイックな子供
人間にはそれぞれ生まれ持った性格があり、幼い頃から個性が出るもんだと何となく思っていた。
長男(小5)でいうと、出会った2~3歳の頃からあまり変わってない気がする。あの頃のまま大きくなって言葉を操り出したような印象だ。
同様に次男坊(1歳5ヶ月)にも独自の性格を感じ始めている。どこかストイックなのだ。
この性格を感じ始めたきっかけは妻の目撃談。
次男坊がまだ生後数ヶ月のある日の早朝、初めての寝返りに挑戦していたらしい。
次男坊は泣きもせず声も出さず、そして休むことなくどうにかして寝返りしようと一人で奮闘していたという。
10分前後頑張って、妻が一切の手出しをしないでも無事に成功したと。この子は頑張り屋だよー!と妻が後に教えてくれた。
へー赤ちゃんのパワーはすごいね、とそれはそれで感心して。
それから成長して歩けるようになった次男坊だったが、小さな段差を歩いて乗り越えられなかった。どうしてもつまずいて転んでしまう。登りも降りも。
それが嫌だったのか好奇心が刺激されたのか知らないが、ある時から段差を見つけたら往復し始めるようになった。
スムーズに転ばず乗り越えられるまでひたすら練習する。段差を見つけたら今でも段差を往復する。たまに転ぶがそれでも立ち上がって練習を続ける。
さっきも重ねたマットレスの上から床に降りるのを何度も繰り返してた。
なんかすごいなと思いつつ……私好みの行動なので嬉しいではある。
昨日の公園で
そして昨日、二人で公園に行きまして。
広場には芝生や木々があるのでそこで走り回って遊ばせる予定だった。
それが駐車場から公園に入るための階段で次男坊の好奇心スイッチが入ってしまったようだ。
とにかく階段を登って降りる練習がしたいらしい。
ちょっとした段差なら放置するが、一段一段の高さがある階段だし転んだら危険だ。一人では無理だと判断し手を貸す。
次男坊は手を繋いで一歩一歩登る。明らかに難易度が高すぎるが、途中何度も足を踏み外して宙ぶらりんになったりしながらも何とか登り切って。
よし、じゃあ公園で遊ぼうぜ!と声をかけたらUターン。
今登った階段を降りるという。
……
ではまた手を繋いで降りて。
そして降りたらまた登って。もちろん登ったらまた降りて。
なにこれ、楽しいか?
次男坊を見てみると、決して楽しそうではない。むしろ苦しそうというか、登山道を歩いてる人みたいな。ただただ集中して目の前の山を登ってますみたいな。
何度も足を踏み外して、それでも諦めずに一生懸命登って、登り切ったらまたUターンして階段を降りる。
階段というハードルを乗り越えたい気持ちは伝わってくるので、時間の許す限り階段をひたすら往復することになった。暑かった。
階段登るから早く手をつなげのポーズ。
公園に行ったはずなのに9割は公園に入る階段にいた。何往復したかわからんが、次男坊はシャツまで汗びっしょりでずっと真剣な表情だった。
なんかすごいな。
似てる部分はあるが
遺伝というのは確かにあるのかもしれない。次男坊のこのストイックさに自分の影を見る。
ただ私の場合は不安を原動力にしてる気がする。仕事を失敗したくない、今すぐこの問題を乗り越えないとまずいことになる!となった時だけストイックになることが多い。
次男坊のような内から湧き出る成長したい欲求というのか、そういうので動いたことは……昔はあったのかなぁ。
少し思い出してみると、小学生の頃に円周率を100桁暗記したことがあった。クラス毎の朗読大会でも長い文章を全部覚えて代表に選ばれたこともある。
そういえば私は暗記が好きだったのだ。あれらは内から湧き出るものが原動力だった気がする。ただ楽しかったから何度も何度も繰り返して覚えた。
でもそれも小学校低~中学年までの話。段々と周りの目を強く気にするようになって、失敗が怖くなって、恥をかくのが嫌になって、常識に縛られて。
自分が本当にやりたいことが見えなくなってしまったのでしょう。
そういう意味では次男坊を見習うべきなのだろうね。
1歳児とはいえ、このしつこさは尊敬するわ。
ここまで読んでいただき感謝。
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