あっちでもこっちでもトラブルだらけで困ってるとんぼである、ごきげんよう。
妻との報連相が上手くいかずに、ばぁばがぶちぎれていたらしい。
「私はあんたたちの世話してこのまま歳をとっていくのか！？」
と妻に長いこと文句を言っていたそう。かなり厳しい物言いであるが……以前からばぁばは、全面的に協力してるのにないがしろにされたと感じるとこうやって妻に怒る。
要は甘えすぎた我々の責任である。それなのに妻も怒って不貞腐れているから、それはちょっとどうなのと軽く説教してしまった。
ただ待て、私がメインでケアしてる娘の状態もかなり厳しいのだ。最近は特にストレスフルだぞ。
娘の変化についていけない
毎月のように薬の増減を繰り返している娘(特別支援学校/中1)、今月は眠気が強くて元気がなかった。
それが今週末にかけて少しずつ眠気が改善され始め、全体的に穏やかで好調……と思いきや、好調を超えておかしくなってしまった。
いや、おかしいのか？わからない。わからないけど、私がおかしくなりそうだ。
いつも夕方はEテレ番組を見るのが娘の日課である。おかあさんといっしょやみいつけた、いないいないばあなど。1時間は喜んで見てくれる。
それがここ数日は様子が変わりまして。
座ってテレビを見ていたはずなのに、急に立ち上がってアレクサの前に行き大声で言うのだ。
「○○のうた、うたってー！！」
おそらくはテレビで見た映像や言葉から連想できた歌を聴きたくなったのだろう。大声でアレクサに指示をする。
ただ指示をするならまず「アレクサ」と言わないと通らない。娘はそれを言わないことが多く、言ったとしても滑舌が悪くてアレクサにまず通じない。
だから代わりに娘が聞きたいだろう曲を再生するように指示する。
「アレクサ！○○のうた流して！」
……
これがね、テレビもついてるし、娘も「うたってーうたってーうたってー」とアレクサの目の前で何度も繰り返してるもんで、アレクサになかなか指示が通らない。
だから何度もアレクサ！アレクサ！と大声を出してる。もうほんと馬鹿みたいな大声を出さないと拾ってくれない。
で、流れたと思ったら、少し聞いただけで満足した娘は離れてテレビに戻っていく。
……聞かないんかい。
テレビの音声とアレクサの音楽でぐちゃぐちゃになったリビングでため息をつく。
まだまだ続く
せっかくテレビを見てくれてるから、アレクサにストップ指示を出すと娘がまたやってくるかもしれない。そう思って放置してた。
それでもしばらくするとやっぱりまた娘はやってきて、
「○のうた、うたってー！！うたってー！うたってー！」
と大声で言ってる。
はいはい、次はこれねと、私も大声でアレクサに指示をする。一回で通らないから何度も大声で。これ頭おかしくなるで。
せっかく流れたと思ったら、10秒くらいして娘は言う。
「ストップしてー！！ストップしてー！！ストップしてー！！」
何なんだろう。イントロだけ聞いたら満足なのか、確かにお望みの歌が流れているのに途中でストップしたがる。
仕方がないので再度アレクサに大声でストップするように声をかけて。
娘がテレビに戻っていったと思ったら、次は「テレビ消してー！」だ。
えぇ……全然見てないじゃん。もう少し見ててほしいが、見たくないなら消すしかない。
そしたらまたアレクサの前にやってきて、うたってー！！からのストップしてー！！を繰り返し、もういい加減にしてくれと頭を抱えた頃に1人で玄関から外に出ていく娘。
「いきたいの！！」
もう夜なんだけど、どこに行こうと言うのか。
ドライブで帰ってきたら
外に出て車の前で娘が待ってるもんだから放置もできず、少しドライブしたら落ち着いてくれるかなと夜からドライブに行って。
そんで帰ってきて娘を寝かせて……子供部屋から妻が長男に何か注意してるような声が聞こえるから顔を出して話を聞いて、そしたら妻はばぁばに怒られて不貞腐れてる。
なかなかの地獄である。
とは言え私だけが大変なわけではない。みんなそれぞれ頑張って生きているから、私だけがかわいそうだと愚痴りたいわけではない。
ただ最近の娘と一緒に過ごすのは発狂しそうだなという素直な感想である。娘がこの感じならアレクサは片付けた方がいいだろう。はっきり言って邪魔でしかない。
食事中にも何か連想したら立ち上がってアレクサの前に行くし、絵本を持ってきてアレクサに読めと指示したりする。
それはできないみたいだよと言ったら怒るし、存在しない曲を歌ってと指示する時もあって対応に困る。
これまでそんなことなかったのにね。
テレビだけでも正直うるさい時があるのに、そこにアレクサまで曲流して、しかも娘が指示する声もうるさいし、私も何度も大声出さないといけないし。
おそらく、みなさんの想像の2~3倍は大声出してる。
「アレクサ！！」
って。
今後娘がいる時は音量0にして、アレクサは死んでしまったことにしたい。
ここまで読んでいただき感謝。
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