農業を調べるとんぼである、ごきげんよう。
今までノーマークだった農業、もしかしたら重度知的障害を持つ娘の将来にも何かしら役立つのではないか?と閃いた。
だがなかなか娘にできる作業が思いつかん。将来的に自宅で面倒を見ることになっても今のところ公園に行くぐらいしかやることないから、何かできたらいいんだけど。
それはそうと、今一番精神がやられているばぁば(義母)の話。
義母の恐怖
1ヶ月ほど前、ばぁば宅に業者がやってきた。屋上の塗装状態が悪いから塗り直さないか?という営業。
普通の営業だったらスルー案件。これが問題になったのは怪しい部分がいくつかあったからだ。
まず業者が何の許可もとらずに勝手に庭に入り、裏庭のはしごから屋上に登っていたこと。屋上の写真を見せられたというから明らかに不法侵入である。
また営業の着る作業着に社名やその人の名前はなく、名詞もくれなかったし名前も名乗らなかったそう。ぐいぐいと圧のある態度だったんだって。
さらに「今誰かと住んでるの?」といった情報を探るような質問もあったとのこと。
近くに工事現場があるから営業して回っているというが、聞いてもどこが現場なのかは詳しく教えてくれず、しかもあの辺りと言う工事現場がばぁば宅から結構遠い。
……まあ怪しい業者ではあるじゃないか。しかもその後にもう一回きてたというし。
そんなわけでばぁばからこの業者についての話を聞いたのが二週間ほど前。
昭和的な時代錯誤の営業なのかとも思ったがどうも違うらしい。怪しいと。
空き巣や泥棒、詐欺を心配してるのかな?と思いまして、ならば現在使用してる音だけが鳴る玄関チャイムをカメラ付きのインターホンに変えてみてはどうかと提案した。
これなら怪しい営業が来ても無視できるし、対応する必要ないから。
私としてはその程度の認識だったのだが、ばぁば的にはこんなもんじゃ済まないほどの恐怖を感じていたらしい。
多発する強盗事件
インターホンについては完全にスルーされ、ばぁばは独自の防犯対策を始めた。
玄関横の窓にマジックミラー的なフィルムを貼ったり、日中は常に自宅の鍵を閉めたり、庭に入る門扉の一部も施錠したりして。
で聞けば、現在高齢者住宅に押し入って強盗する事件が多発してるらしい。ニュース見ないようにしてるからまったく知らなかった、また流行ってるのか。
しかもその犯行が荒々しい。縛り付けて鈍器で殴ってキャッシュカードの暗証番号を吐かせるような拷問をしたり、車に乗せて連れ去るとか。
関東で多発してる事件だから、ばぁば宅がこれらの事件と関連する強盗被害にあうリスクは低いかと思っていたが。
ここ数日のニュースによれば北海道や山口県でも同様の事件があり関連性が疑われているとのこと。もはや全国どこで起きてもおかしくはない。
ばぁばは高齢で一人暮らしだ。そんなばぁばが毎日ニュースを見ていると言うから、恐怖が膨れ上がっているのだと思う。
何より1ヶ月前に怪しい業者が来たばかり。業者の件とこのニュースが重なってしまって、ばぁばは夜に寝られなくなってしまったそうだ。
なんてこったい。
防犯に力を入れる
それからしばらくして、ばぁばはホームセキュリティを導入することに決めた。セコムかアルソックかどっちか。結構な出費になるが仕方がない。寝られないから。
また妻から色々と調べてほしいと言われたので、私も防犯本を読んで情報収集した。
私の考え(憶測)としては玄関にセコムやアルソックのステッカーが貼られてれば、強盗被害にあうリスクは8~9割軽減する気がする。そこにはまず入らないだろう。
だからもう大丈夫……かどうかはばぁばが決めるんだよね。
実際に強盗被害に遭わずとも、ばぁばの不安と恐怖が軽減されなければ意味がない。かと言って湯水のようにセキュリティに金かけるわけにもいかない。
たとえばホームセキュリティとは別に、窓に強化フィルム貼ってみたり補助錠設置してみるとか、男物の傘を見えるところに置いておく、外に男物の服を干しておく。
そういう複数の対策を予算を見ながらかけあわせていくことで、よりリスクは軽減されるだろうしばぁばも安心して眠れるようになるかもしれない。
セキュリティ対策もやろうと思えば天井なしになっちゃうから、リスク軽減とお金と安心感のバランスを調整しなきゃいけない。
あとは対策しっかりしたら、もうニュースはしばらく見ない方がいいかも。やることやったらメンタル対策に切り替えるようにも進言したい。
その代わり、私の日課に防犯系の情報収集をくわえてもいいかな。こういうニュース知らんのはさすがにまずいと感じる。
ということで泊まりに来る
さて、セキュリティ会社の契約説明が明日来られるとのことで、私も一緒に説明を聞いてくる。
ただ契約から設置までにしばらく期間が空くはずだ。ばぁばはもう怖くて寝られないというので、機器設置まで夜間だけは我が家で過ごすことになった。
いつもお世話になってるし断る気はゼロではあるものの、さすがに気は使うかなぁ。
夜間にトイレで鉢合わせたら死ぬほど気まずいだろうし、朝起きてきた時の感じは見られたくないし、ばぁばも見られたくないだろうなぁとか。
まぁいいか、とりあえずは一週間ほどが目安なので何とか耐え忍ぼう。多分あっちも気まずいだろうからお互い様である。
というわけで、8月に亡くなったウサギが使ってた部屋を掃除してくる。悲しみからそのままにしててね、もう2ヶ月経つからそろそろ潮時か。
ここまで読んでいただき感謝。
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