23時半に解放されたとんぼである、ごきげんよう。
今日は土曜日、娘はショートステイ。他の子供たちとなんやかんややって、寝る前の長男と1時間ほど話をした。
話を聞くだけのつもりが……ちょっと物申してしまう。失敗したな。時間がないのでさらっと。
嫌がらせをしてくるクラスメイト
先日の発達相談にて、長男(小5)のクラスメイトに一人だけ絶対に許せない子がいると知った。仮にA君としよう。
担任の先生にも、長男がA君に抱いている怒りについて伝えてね。近々、担任・長男・A君の三人で話し合いをすることになると長男が教えてくれた。
担任は事前に長男ともA君とも一対一で話をしたらしい。
一体どんな話をしたのか、またA君も一緒に話し合いすることを長男はどう思っているかなど、その辺りを長男から聞いていたのだが。
なんだろうなぁ。うーん。
今まで話を聞く限りでは、A君がだいぶ問題がある子のように感じていた。
学校に朝早くきた長男に聞こえるように「あいつキモいよなー」と言ったり、バスケ部のシュート練習で長男がドンマイと声をかけただけで「しねしねしねしね」と言ってくるとか。
しかも絶対に先生にはわからないところでしか文句を言わないというから。
相当精神病んでるんじゃないか?A君とは一切関わらない方がいいのではないか?と思っていた。
もはやいじめレベルじゃないかと心配していると、今日の話を聞いて少し印象が変わる。
バスケ部で
担任の先生がA君から聞き取りしたところ、長男にむかついている原因は部活にあると教えてくれたそうな。
それを受けて、部活での長男とA君とのやりとりを聞いていくと色々と本音が出てきまして。
簡単に書くと、こうだ。
Aは今年部活に入ったばかりで下手くそなのに調子のってる。
これ。本当にこの一文にすべてが凝縮されてる。
5年で同じクラスになったA君は、2学期が始まる前まで長男にここまで文句を言ってこなかったらしい。
おそらくは夏休みの部活のどこかで、長男への絶対に許せない怒りに囚われたのだと思う。
そうなってもおかしくないような片鱗の話がいくつか聞けた。
まずA君は以前から部活でも偉そうに意見を言ってくるが、長男が何度か言い返すと泣き出してしまうことがあるとか。
さらに長男は一撃で泣かせたこともあるという。
「補欠のくせに調子のんな!」
この一言が効いたらしい。だって事実だからと長男はいう。
でまあ他話を聞いていけば出るわ出るわ。
オレが言ってることは間違っていない。実力がないのは自己責任だ。後から入ってきたくせに何で偉そうなのか。あいつのいうことは聞いても無駄。あいつに言っても無駄。
あいつは一度こらしめてやらないといけない。
あいつは弱者だ。
……ここまで言うからドン引きしたというか、A君よりこいつの方がやべぇんじゃねーかという気持ちになってしまって。
長男とA君は話し合っても解決しないだろうと感じるし、なんだか長男と話をするのも嫌になってしまって。
話を強制終了して私は部屋から出た。
んだけど、この終わり方はよろしくないよなと反省してすぐに部屋に戻りまして。
長男のA君を見下す態度が、たとえそれを口に出さなかったとしても、無意識の態度が練習の中で出てしまっているのではないか。
それは長男が嫌いな差別に近いものではないのか。
もちろんA君のやり方は幼稚だし褒められたものではないけれども、長男がA君の頑張りを認めることができればもしかしたらこの問題は解決するのではないか。
だってA君は部活の練習は休まずに、初心者ながらに頑張っているわけだから。そこを認められたらもしかしたら何かが変わるかもしれない。
みたいな話をしたけど、長男は怒ってた。
振り返ってみると話しすぎた気がする。あまりに相手を見下す発言が続いたのでちょっとさすがに聞いてられず。もう少し傾聴モードでいくべきだったか。
失敗したな。
親のせいかもしれん
しかし長男からA君の話を聞けば聞くほどに、過去の長男とそっくりなんだよな。長男が過去に辿った調子のりルートをA君は辿っているように見える。
当時の私は長男に対して調子に乗るなとか怒ったことはない。そのやり方大丈夫かぁ〜?と冗談混じりに言った程度じゃないかな。
まあ長男がやりたいようにやって嫌われても仕方がないとも思っていたから、ああしろこうしろとしつこく言った覚えはない。
……なんだけど、長男がA君に対して持っている怒りというのが、私が長男に対して抱いていたイライラと同じなのが気になった。
あの感情が伝わっていたのか?いやぁ、部活について話したことはそんなに多くない。ブログにぐちぐち書いてるだけで、基本は触れないし批判もしない。
もしかしたら妻が言ってた可能性はあるのか?
まるで自分が抱いていた怒りを長男がトレースしてるようで、非常に申し訳ない気持ちになったのは確か。
なんせ話を聞いていくと、現在1軍メンバーから嫌われて一緒にバスケもさせてもらえない長男とA君が似てるんだ。
A君が調子乗っててイライラする話を長男から聞いて、これ長男が長男に怒ってる話か?と錯覚するほどに似てる。そっくり。
そしてA君と自分がやってきたことが似てるという自覚はないようだった。似てるよね、と言ったら怒って否定してた。
親のせいか、もしくは同族嫌悪か?
どちらにせよA君の対応が褒められたものではないし、長男の怒りも凄まじいもので。相手を絶対に認める気はないようだったから。
この問題がまず解決することはなさそうだ。
何もまとまらないけど今日はここで終わっておこう。とにかく話しすぎて失敗した。すべてを受け入れるべきだったのに。
ただね、長男の本音を深掘りしていくと簡単には許容できない深い闇が出てくるんだよ。
静かな傾聴モードではいられないぞ、あいつは弱者だとか言われちゃうとギョギョギョ!ってなるわ。そんな言葉が飛び出すとは思わないじゃないか。
ねぇ?
ここまで読んでいただき感謝。
↓のウサギをポチすると、さらにとんぼが喜びます。