ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

中学受験を目指す長男(小5)の家庭教師を本気でやってみる話

次男坊の話を全然書いていない気がするとんぼである、ごきげんよう。

 

現在1歳半でめちゃくちゃかわいいし日々成長してる次男坊。今のところ順調に育ってるようで特に心配することがない。ただただかわいい。

 

とは言え、もう少しブログに書いても良さそうなもんだが、何となく罪悪感もある。血の繋がりのある次男坊にだけ愛情を注いでる感というの?何となくね。

 

さて、久しぶりに長男の中学受験の話。

 

◆家族の紹介

翌年、中学受験の長男

現在小学校5年生で、次年度には中学受験を控えている長男。受験するのは公立の中高一貫で、色々と情報が錯綜していたが昨今の倍率は3倍程度だそうな。

 

最初10倍と聞いてたからだいぶハードル下がった。おそらく中学受験業界でみてもハードルが高い学校ではなさそう。偏差値もそう高くない。

 

いや、私は通信制高校卒で偏差値とかまったく縁がない人生歩んでるんで、まったくピンとこないんだけども。

 

ただ田舎に唯一の公立中高一貫。コレシカナイ需要もあって精鋭が集まる可能性はある。3倍は3倍でも質の高い3倍かもしれない。多分。

 

長男がとりあえず中学受験をして将来的にいい仕事に就きたいとの思いあり。そして近くに非常に目指しやすいこの学校があったんで目指してるような感じ。

 

現在はホワイトハッカーになりたいというから、ここを受けるのは悪くない選択肢だと思う。

 

長男も(なぜか)気に入ってるようだし、長男が行きたいと言うならと妻も応援体制に入ってる。

 

ただ私だけは正直……別に行かなくても良くないかとずっと思ってた。何度か書いてきたように、小学生時代の貴重な時間を勉強に費やすのはどうなんだろうって。

 

親から守られ重たい枷もなく楽しめる時間なんて今しかない。特に小中学生なんて今後の人生にとてつもなく大きな影響を与えるほどの期間だ。

 

その大部分を勉強に費してまで中学受験する価値があるとはとても思えなかった。

 

何より長男自身、そこまで勉強に興味がなさそう。受験生という立場がストレスになってる感もある。妻と長男の関係性にも悪影響がある。

 

これ、あえて大金使ってまでやる必要ある?と。

 

まあもともと好きにしたらいいよの放任主義ではあるので、受験勉強に関しては介入もせず、教えることもせず、自分で何とかせえよというスタンス。

 

環境を整えるくらいはしたけどね。

少し見方を変える

このようにほとんど協力する気もない傍観者としての立場を貫いてきたのだけど、少し前にもらったコメントで興味深いものがあった。

 

うちの長男に似た兄を持つ方からのコメント。その兄も色々と学校でトラブっていたらしいが、中学受験によって環境が変わってなんとかうまくやっていけたらしい。

 

このコメントから得られたのは、

 

レベルの高い学校に行けば生徒のレベルも高い

 

ということである。いや、学力をあげたいというわけじゃなくてね。

 

長男は正論マンでルール破りが大嫌い。不公平も大嫌い。少しでもおかしいと感じたら絶対に許さない強いこだわりを持っている。

 

ここ最近の長男を見る限りでは、中学受験をせずに地元の公立校に行けばそれはもうストレスが溜まることと思う。

 

治安はそう悪くないとは言え、厨二病などと揶揄される世代が集まる地元の中学校。小学校時代よりも長男にとってストレスフルな環境が待ち受けている可能性が高い。

 

ヤンキーもどきみたいなものそれなりにいるんじゃなかろうか。小学校にもすでにそれっぽい子いるから。

 

果たしてそれを見た長男が許せるのか疑問だ。我関せずで放置できればいいが、無理かもしれない。我慢も増えてどちらにせよストレスで死にそう。

 

逆に中学受験という最低限の障壁がある学校であれば、少なくとも半グレみたいな子はこないだろう。そこそこにルールを守れる子が集まるのではないか。

 

長男よりも優秀な人間が多数集まっているのならば、長男がイライラする隙すらないかもしれない。

 

わからんよ。教育虐待受けている子がいる可能性もあるから、表ではいい子で裏ではドロドロのいじめがあるかもしれんし。

 

まあそれはもうわからん。どうしても運が絡む。

 

それでも以前は20%程度だった中学受験に対するポジティブ感情が、現在は70%くらいまで膨らんでいる。一般論としてではなく、長男にとってはありだなと。

 

懸念事項として、クラスが少ない中高一貫なので同じメンツと長い間付き合うことも割とリスクが高いように思う。

 

しかしそれを言ったら地元の中学校でもクラス配置のリスクは毎年ある。どちらにせよ運ゲーだ。

 

難しいが、安定的に長男のストレスを抑えるという視点で見ると……中学受験に軍配が上がるんじゃないかなぁ。

 

長男が中学受験すると知ったクラスメイトに馬鹿にされたらしい。

 

「中学受験するやつってガリ勉ばっかだろw」

 

長男は嫌そうな感じで私に教えてくれたのだが……

 

むしろ君にとってガリ勉ほど付き合いやすい人種はいないと思うぞ、と言ったら「確かに」と言って笑ってた。

 

目に見える形で勉強しまくって努力してる人間に、長男がイライラすることはそうそうないんじゃないかな。マウントとられたら別だけど。

長男のテスト結果

このように中学受験あり派に少しずつ鞍替えしていたところ、長男の月例テストの結果を知る。

 

190/400

 

一時は4教科で280点台まで高まった点数が200点を切ってしまっている。毎月毎月こんな感じで、先日は漢検6級も受けたそうだがほぼ不合格だそうな。

 

うーん。

 

そして長男がぐるぐる思考でストレスがすごいという話を聞いていくと、勉強はしたいのに怒りで集中できないと。本当は勉強がしたいという。

 

やっぱり中学受験もしたいし合格もしたいという。自主的に勉強する姿は見えないけれども、本気で合格したい思いはあるようだ。

 

うーん。

 

そして昨日、最新の月例テストの結果を聞いた。

 

171/400 

 

……

 

右肩下がりで崖っぷちというか、もう崖から落ちてないか。五年生の11月でこれなら、もはや中学受験を諦めるような段階だろ。

 

一度A判定をとった志望校もD判定となり、合格可能性は40%前後。公立の中高一貫のテストは特殊性もあって、テストでいい点とるだけでもダメだというし。

 

本人にどうしようと思ってるのかと聞いたら、

 

「しっかり頑張る」

「もっと勉強する」

 

などと、達成したかどうかの判定すらできない目標を口にする。

 

うーん。

家庭教師やります

うーん……としか言いようがなかったんだけど、仕方がないなと覚悟を決める。

 

本当はやりたくないしやるつもりはゼロだったが、長男の家庭教師として週に2~3日ほど時間を作ることにする。

 

教える時間帯としては、娘(特別支援学校/中1)を寝かしつけた後。20時半〜21時半までの1時間。これなら睡眠時間にも大きな影響はない。

 

塾がない日、帰りが早い日には家庭教師として何かしらの勉強を教えることとする。教えるというか、復習の管理をする感じかな。

 

中学受験テクニックとかあるというし、あんまり独自性をだして勉強を教えても仕方がない。また親が教えない方がいいという説もちらほら見た。

 

なので一応は塾で習っている内容を長男から聞き取りし、どのような内容を習っているのか、どういう教え方をされてるのか、またどの程度理解できてるのかをチェック。

 

思い出しながら話すことで記憶にも定着するだろう。

 

だから予習というよりは復習メインで。長男が習ってきたことを説明してもらって理解度を深めた上での暗記を促す形がいいかな。

 

国語・算数・理科・社会。まあ……頑張れば私でも最低限理解しさらうことができるだろう。

 

また国語については、漢字や熟語、ことわざ系の暗記以外は教えないこととする。読解力なんて教えられるもんじゃない。ひたすら本読めとしか言いようがない。

 

ちなみに過去、私が中学受験にまったく乗り気ではない時、少しの期間長男の勉強についたことがある。当時塾でやっていた都道府県や川・山脈を覚えるのを手伝った。

 

私は暗記が好きだし勉強法を学ぶのが好きなので、知識をフル活用して徹底的に暗記させまして。

 

結果、長男は地理の問題が非常に得意になってテストでもいい点数をとっていた。

 

長男的にはあの都道府県暗記が勉強のピークだったらしい。一年ほど経過した今でも「地理が好き」という。

 

そんな感じだったのもあり「勉強困ってるんだったら協力してあげてもいいよ」と伝えるとめちゃくちゃ喜んでいた。

 

いつやる?何曜日がいい?土曜日の夜は?

 

と乗り気でね。私が協力したら合格してしまうけど怒るなよ、と冗談を言ったら笑っていた。

 

以前だったら「いややりたいなら一人でやれよ」と思ってたが……こだわりつよつよ正論パンチ野郎の長男がストレスフリーの思春期を過ごすための受験なんで。

 

多少のおんぶにだっこも許容することとする。

 

どこまで私にできるかは疑問だけどね。

子供たちに時間を使いたいではあるので

最近は、子供たちのためにはもう少し時間を割いていこうと考えている。

 

娘が帰宅するまでには料理とか片付け終わらせて一緒にテレビ見たいし、保育園に通ってる次男坊も今より早めに迎えて親子の時間を増やしたい。

 

その一環として、長男には家庭教師として付き合おうかなと。

 

現在色々と情報収集してて、範囲が広くてかなりがっつり付き合うことになりそうだなと苦笑いしてはいるものの……まあいいか。

 

長男に何かしら教えるということは、長男以上に理解していないと務まらない。口頭で何か説明してもらっても、成否の判断ができないなら理解度のチェックもままならない。

 

それにこういうプレッシャーがある方が私も頭に入るか。世界を構成する基礎的で魅力的な勉強内容ではあるし。

 

いい機会だと思って勉強時間を多めにとることとする。おしまい。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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