疲労が溜まっているとんぼである、ごきげんよう。
農業だ釣りだー!と息巻いてたら長男の勉強を見る流れになり、塾のテキストを見ながら一体何を勉強してるのか、何が苦手なのかを分析したりして。
図書館に行って良さげな本を漁って読んでみて……眠たい。
そんな中で授業参観にも行ってきて、想定外の疑惑が頭を支配する。
それどころではない
本日は長男(小5)の授業参観。
前回の参観日も私が参加したものの、血糖値スパイクからの低血糖で体がほぼ動かず。だるすぎて5分で帰ったことを反省して今回はできるだけ居座る決意。
長男が見にきて欲しいという時間に合わせていくと、他の親御さんもすでに教室内に数人見えた。私も紛れるように後ろに立つ。
先生の問いかけに長男もそこそこの声で何か発言したり、他の子もみんな元気であーだーこーだ言ったりして。まあ楽しそうではあった。長男も馴染んでる。
大丈夫そうだなと掲示板や壁に貼られた子供たちの提出物をみていたら、ふと担任用の書類が置かれていることに気づく。
学級費の支払いを管理してるリストらしい。ほとんどの子が払っていて、もちろん長男も支払い済みらしい。よかった。
そこで終わったら良かったんだけど、そのリストでは漢字検定の受験料徴収についても管理してるらしかった。
漢検か。そういえば先日長男も受けていたな。
そう思い出して、なんとなく長男が受験料を忘れず支払ってるかチェックすると……長男の蘭にはチェックがない。
いや、それ以前の話だ。
漢検を受ける子の欄には、受験する級の数字が書いてる。その隣には必要な受験料と、支払い済みかどうかのチェック蘭がある
それなのに、長男の欄には受験する級の数字が書いていない。もちろん支払い済みのところも空白。受験料も書かれていない。
このリストを見る限りでは、そもそも漢検を申し込んでないように見える。
申し込んでない?いやいや、そんなことはない。先日確かに学校で漢検を受けたはずだ。お金も持っていってた。
そこで一番に頭に浮かんだのが、漢検受けるとウソをついて受験料をネコババした可能性。
……うーん、そんなことあるか?いくら何でもそんなことするかな。
もしかしたらこのリストは古いものか、もしくは次回の漢検についてのリストかもしれない。そう考えて周りの日付を見るとここ数ヶ月のものだ。
明らかに先日の漢検に関するリストのように見える。
えぇ?親を騙くらかして受験料ネコババしたってこと??
みたいなことを考えながらリストをじっと睨みつけていたもんだから、ほとんど授業は見ていなかった。
まさにそれどころではない、である。
状況証拠的には
今回長男は漢検を受けたと書いたが、思えば少し流れが不自然だったと言えなくもない。
当初、妻が漢検を受けろと圧力をかけたものと考えていた。それが聞いてみると違うらしい。長男が自発的に6級を受けると言い出したそうな。
しかも急に、ばぁばに「漢検の締め切りが今日までだからお金ちょうだい」と言ってきたと。私も妻もそんな話は聞いていなかった。
さらに漢検が終わったあと、テストの問題用紙を見せてもらおうとしたがないという。試験官が回収したんだと。
調べてみると、確かに回収することもあるそうな。回収しないこともあるらしいが。
学校での受験だから受験票もない。そして問題用紙も返ってこない。そして受験料の徴収リストを見る限りでは申し込んでいる様子がない。
……どう思う?自分の子供だからまさかそんなことは、と信じる方向に傾いてはいるものの、客観的に見たらどうだろう。
で、この疑惑はどうしたものかなと。ただの疑惑だしあまり大事にするのもあれだし、何より漢検の結果が返ってきたらわかるだろう。
そのまま私の胸の中にしまっててもよかったのだが、妻に最近の長男のお金の話を聞いてみたらやたらとお金をなくすのが不自然だと心配してた。
財布ごとなくすとか、お金が入った封筒ごとなくすとか、そういうのが多いんだって。怖くてもうお小遣いあげられないと言っている。
金遣いも荒くなってる、とも言う。
ふーむ。お金をなくすことが増えてるのに金遣いも荒いという、何ともおかしなことを言い出す。
こりゃ一応は情報共有しておいた方がいいかと、本日目にしたリストについて妻にも話した。
もしこの疑惑が事実だった場合、何かしらのこちらの対応にも変化をつけねばならないし、私一人で抱えられるものではない。
とりあえずは、担任にそれとなく漢検の問題用紙が返ってこないか聞いてみようかという話になった。それで事実の判断はできるだろう。
受けたと思うんだけどね、念の為。
あとは先ほど、寝る前の長男にそれとなく漢検の話をふってみた。
受験した時の教室の状況や、他にどういう子が受けていたか、といった話をつらつらと話していたので本当に受けたんだろうなという印象を受ける。
受けたっぽいけどなぁ。あのリストなんなんだろう。
可能性はある
何となくネットで調べてみると、衝動性が高い子が親の金を盗むケースは少なからずあるらしい。
ただ何というか悪気があるわけじゃなくて、単純にお金が必要だったから盗むような。
欲しいものがあったり、友達と一緒に買い食いしたいとか。楽しそうな未来に抗えない衝動性によるネコババ。
うーん……ありそう!と思って。
長男はルール破る行為や不平等が嫌いではあるものの、長男自身がはしゃいだり楽しみがあったりするとルールを破ることがある。
自分の楽しみにしてた予定が崩されるのも激しく怒るし、楽しそうと思ったものを我慢するのもかなり気分を損ねる。
このような強い衝動性があることを考えると、今回の疑惑もあながちただの思い過ごしとは言い切れない要素を含んでいるように見える。
今回はそうじゃなかったもしても、こういうケースがこの先あるかもしれない。
そして今の長男が衝動に抗えなかったとしても不思議ではない……と納得できる自分もいる。
おそらくネコババするんであれば、誰かを傷つけるとかではなく、本当に単純に金が欲しかったとかそういうことになるんだろう。
特に大きなショックを受けるようなことでもない気がする。
ただその場合……逆に難しいな。
今だってそこそこに金を使っているのに、それでももっとお金が必要だと言われても困ると言うか、贅沢しようと思えば際限ないからなぁ。
衝動性に任せて金使うなんて破産コースまっしぐらだし。
思い過ごしか
こんなん書きながら、8〜9割は思い過ごしかなと思ってる。リストは先生の記入漏れか、もしくは先日の漢検とは別のものか。
ただもし疑惑が正しかった場合、長男のケアにも多少の変化をつけねばならないだろう。また我々もお金の管理に関して意識を変えなければならない。
どちらにせよ、事実を確認する必要はありそうだ。
「先生の机じっと見てたけど、なに見てたの?」
授業参観の話をしてると長男にそう言われてしまった。多分そこそこに長い時間、先生の机にあるリストを睨みつけていたから。
集中できなくてすまないね。
ここまで読んでいただき感謝。
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