ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

家族からの拒絶拒絶拒絶でメンタルやられた話

年末調整担当のとんぼである、ごきげんよう。

 

地味に忙しい日々を送っているところ、妻が年末調整を持ってきた。毎年恒例ではあるものの腰が重い。控除関係の書類かき集めないといかんか。

 

さて、昨日は久しぶりにメンタルやられたのでその対策とか。

 

◆家族の紹介

拒絶の1日

1歳8ヶ月になる次男坊、体力もついてきて行動範囲やらできることも増えてきた。はっきりとした意思表示もするようになってる。

 

できることが増えたとは言っても、危険認知が低いのは変わらず。新しく出会ったものへの好奇心が高まっているからむしろ見守りの難易度が上がっている。

 

見知らぬ花を食べたり、トイレに入って便座を開けたり閉めたり。止めざるをえないことも多い。

 

また保育園帰りの夕方、海のある公園に連れて行くと毎回海に走って突っ込んでいく。こんなに寒くなってるのに。

 

いや、寒くなくても海に入られるのは正直困る。保育園帰りにふらっと寄っただけなんだから何が何でも阻止してる。

 

さらにこの公園では猫が多い。駐車場近くにいつも同じ猫がいて、次男坊は走って追いかけたりする。

 

一見微笑ましい光景ではある。猫を触りたくてとことこ走ってる男の子と、その辺をぐるぐる逃げ回る猫。猫的にはめんどくさいのが来たみたいな感じ。

 

あまりしつこくしなければ、まあ子供だし仕方がないのかなとは思うのだが。

 

問題は、この公園には車に「猫をいじめるな!!」ってポスターをめっちゃ貼ってる猫おばさんがいること。

 

猫に優しくする人たちとコミュニケーションをとったり私も何度か喋ったことがあるのですごくいい人だとは思う。公園に住んでる猫のために毎日エサやりにきてるみたいだし。

 

ただどういった行為が猫おばさんの逆鱗に触れるのかわからないじゃないか。

 

猫を触りたい子供が少し追いかけるくらいなら許してくれるのか、それとも驚かすこと自体がNGなのか。

 

まあ何が言いたいかと言うと、自由気ままに動き回る次男坊を強制的に止めることも多くなってるなという最近の話。

 

朝も娘に近づいていくんで止めるしかない。顔蹴られるぞ。

拒絶からの拒絶からの拒絶

で昨日は次男坊が疲れていたのか、いつもよりもすぐに怒り出す状態だった。保育園から迎えた車ではシートベルトをセットする前に一度怒り。

 

せんべいを食べさせたら途中で何度もぶん投げ、公園について車から下ろそうと抱っこしたら怒り出して窓をバンバン叩く。

 

他、猫を追いかけ回したので抱っこしたらひっくり返って怒り、海に突っ込んでいくのを止めたらひっくり返って怒り、お漏らししたので着替えようと抱っこしたら(略)

 

……しんど。

 

急にイヤイヤ期がきたか?と疑うほどに事あるごとに怒って、その場で寝っ転がるとか、私の胸を叩くとか、車なら窓バンバン叩くとか。

 

こんなに頻繁に怒ったらやりづらいなと思いつつも、まあまだ1歳児だしイヤイヤ期かもしれないから。

 

いちいち深く受け止めてたらやってられないじゃないか。だから完全スルーして場を盛り上げて次男坊はなんとかばぁばんちに送迎した。

 

その帰りに仕事帰りの妻から電話があって何かしら話して……長男の話になったので一つ提案してみた。

 

中学受験を受ける長男、もしかしたら部活を辞めなくても何とかならんかなと。難しいのは確かだけど両立できなくはなさそうじゃない?

 

いや、100%本気ではないよ。そういう道もあるかもしれないなー程度の雑談として振ったわけだが。

 

そしたら「それは無理だよ!!今でも大変なのに!!」と妻がマジギレしてしまってね。

 

長男が部活を続けて一番大変なのは妻だから言いたいことはわかるのだが……たったこれだけで私の心がズズーンと沈んでしまった。

 

いつもなら「だよね」と笑ってスルーできそうなもんなのに、とんでもなく傷ついてしまったのである。

 

電話を切って自宅に戻り、考える。

 

どうもおかしいぞ、何でこんなに沈んでるんだ。明らかに異常な沈み方だ。

 

何かあったんかなと考えてみて、気づく。

 

次男坊のイヤイヤ拒絶の連発に相当なダメージを負っていた可能性が高い。

 

1歳児だし、イヤイヤ期だし、子供なんてこんなもんだし、と軽く流せていたつもりであったが、どうも流せていなかったらしい。

 

普通に引きずってて解消できないままだったので、妻の怒りに少し当てられただけで深く深く沈んでしまったのである。

 

あーそうか、私は愛されていないと傷ついてたのね。

 

じゃあ少し自分を癒そうかしら、とおなじみのセルフコンパッションをする。胸を撫でながら自分に優しい言葉をかけるやつ。

 

が、自分を癒す間もなく自宅のチャイムが鳴る。娘がデイから帰ってきたのだ。

 

相変わらず機嫌が悪そう。

 

お風呂はいる?

 

「いやだ!!」

 

ご飯食べる?

 

「いやだ!」

 

テレビつけようか。

 

「けして!」

 

これみる?

 

「かえて!」

 

これは?

 

「かえて!」

 

テレビけす?

 

「みたいの!」

 

おーけーおーけー、じゃあ何とか君が好きそうなの探そうね。

 

しばらくすると娘が無言でスタスタ近づいてきて、爪をたててギギギギと私の腕をひっかく。

 

はいはいじゃあ一緒に見ようねとソファの隣に座ったら、ガンガンとかかと落としがとんでくる。

 

もうええ加減にせえよと娘の風呂も食事も諦めて、早めに薬飲ませてできる限り最速で寝かせることにした。

 

もう寝てくれ!私に話しかけるな!!

 

何度か起きて寝てを繰り返した娘だが、20時すぎには寝てくれて……よかった。やっと寝てくれた、助かった。

 

ギリギリ生き延びたとひっそりと寝室から出たら……

 

 

 

リビングでは、いつの間にか帰宅していた長男(小5)が待ち構えていた。

 

 

 

「パパ、勉強しよう」

 

 

 

もはやホラーだろ。

逆に

結局、長男との勉強は楽しかったので気分転換になった。むしろ勉強の時間があってよかったまである。

 

しっかし、こんなに拒絶が続くことなんてあるのかと、豆腐メンタルの私が生き抜いていくことが不可能な環境なんじゃないかと感じた。

 

ただでさえ毎日娘からの攻撃や拒絶を浴びてるのに、そこに次男坊もまで加わったら厳しいんじゃなかろうか。誰が乗り越えられるんだ。

 

……と書きつつ、むしろ今もまだ生き延びている私は逆にメンタルが強いのかもしれない。心は折れてもなんやかんやで元に戻してきた。

 

折れない心が強いメンタルかと思いきや、何度バキバキにへし折られてもいずれ元に戻るのならそれはそれで強メンタルと言ってもいいのかもしれない。

 

今の環境から逃げ出してないのが奇跡だろう。これでイヤイヤ期まで乗り越えたらとんでもない精神的な強さを手に入れられることと思う。期待したい。

 

最後に次男坊のイヤイヤ期の具体的な対策として、次男坊の行動に対する許容度をもう少し広げていこうと考えている。

 

今の私の許容度は0~1歳児だった次男坊に対応したもので、活動範囲が広がりやや言葉も理解できる今の次男坊にはちょっと厳しすぎる気がする。

 

もう少し信頼して野放しにできる幅が広がると、反発も多少は抑えられると思う。あとはしっかり寝てセルフコンパッションしよう。

 

はー、厳しい1日だった。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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