本日は娘(特別支援学校/中一)の病院受診で遠出したとんぼである、ごきげんよう。
娘の脳外科手術の日程が3ヶ月後に決まった。1ヶ月に及ぶ入院生活の戦略も考えながら、長男を誤解していた話を三つほど。
長男(小5)を誤解していた話
漢検話
そういえば報告していなかった先日の漢検の話。
簡単に説明すると、先日漢検を受けたはずの長男なのに、授業参観でふいに見かけた漢検申込者リストには長男が入っていなかったという事案。
もしかして漢検受けると言ってたのはウソで、受験料をネコババしたのでは?
そんな疑惑が生まれてしまった。
本人から漢検の話を聞くと受けてるっぽかったので、そこまで強く疑っていたわけではない。ただリストから漏れているのも事実。
とりあえず確認するだけしておこうかと担任の先生に確認をとってもらったら、無事に受けていたようだ。とりあえず一安心か。
過去には塾をずる休みした疑惑があってね。それも記録漏れでしっかり行っていた。サボったこともなさそうだ。
何となく私が疑り深くて信用していないだけで、疑ってみてもほとんどのケースで長男から裏切られることはない。
多分、普通に真面目な子供なんだと思う。私のフィルタが曇っているだけ。もう少し人間を信じる姿勢を持った方がいいのかもしれない。
申し訳ない。
夕食の献立の話
最近は毎晩のように……いや、ようにではなくて本当に毎晩長男と勉強をしてる。私の方がもう勘弁してほしいと思うほど。
ただどんなに眠そうでも「絶対にやる!」という長男が毎晩リビングで待ってるんで。無下にするわけにもいかないもんだから苦笑しながら付き合ってる。
明らかに私の負担が増えている一方で、長男と私の関係性がすこぶる良くなっている事実もある。
勉強への不安も軽減されてるのも大きいようで、長男も楽しそうで夜も爆睡で飯もバクバク食べるようになってね。
続けられるのなら続けたい取り組みであるな。
ただほら、何でこんなにやる気に満ち溢れた子が今まで一切の復習をしなかったんだ?と思って。私と勉強する時に眠気覚ましのために顔まで洗ってるのに。
宿題も用意したらがっつりやっている。土曜日には400問ほど解いていた。準備はしたもののそこまでやる想定はしてない。
やる気がないものとしてみていたのに、一緒にやってみたらやる気の塊で、宿題を用意したら割と抵抗なくやれている。絶対宿題やらないマンじゃなかったのか?
なんなんだ?と考えたところ一つの暫定的な答えに辿り着く。
夕食の献立に悩む主婦みたいな感じかなと。
主婦が一番困るのが献立を考えることだという。食事のバランス、冷蔵庫の中身、家族の好み、調理時間、季節、最近作ったばかりかどうか……etc
とにかく毎晩毎晩何を作るか考えるのが一番しんどい。
もし誰かが材料を全部用意してこれ作れ!と言ってくれるならサクサク作れるだろう。作るのはいいのだ、考えるのがしんどいのである。
長男の勉強において、この考える部分がネックになっていたのかもしれない。
つまりは復習をするにしても、どこを復習するのかどうやって復習するのかどのテキストを使うのかかどれくらいやるかいつやるか。
勉強を始める前のこの部分に大きな大きな壁があったのではないか。だから「これをやれ」と問題さえ出してくれるのならサクサクできるのだ。
実際のところ、長男の勉強管理はかなり面倒である。
範囲が広い上にテストの兼ね合いもある。テストには出ないが過去に取りこぼしたものも拾い直さないといけない。定期的な復習も必要で、しかもそれが4教科。
長男の特性云々の前に、これは小学生には荷が重いな。申し訳ないことをした。
押し付けが嫌いな話
三つ目、長男は勉強が嫌いだと思っていた。勉強しろという妻とよく喧嘩していたから。
しかし最近判明したのは、どうも違うらしい。
正確には、勉強しろと上から押し付けられるのが嫌いなだけで勉強は好きなようだ。
その片鱗が見えたのは、日曜日にその日のスケジュールをたてた時のこと。
まあ妻がイライラしながら午前中は勉強しろ宿題終わらせろ、遊びに行く予定を先に決めるなと怒ってて。
案の定朝っぱらから喧嘩になってしまった。
はいはいわかったわかった私が一緒に予定決めるから、と妻から引き継いで話す。
まず午後くらいは友達と遊びたいよね?と聞いて長男が「うん」とこたえ、じゃあ午後は遊びに行くことにして、なら午前中は勉強してみる?と聞いたらすんなり受け入れられた。
さらに夜はどうする?勉強する?と聞いたら「やる!」って。
……結果、妻が考えていた理想のスケジュールとほとんど似たようなスケジュールが完成した。午前中は勉強、午後は遊びにいって、夜も少し勉強するというやつ。
やるんかい!って突っ込みたかった。そして実際にこの日は計四時間勉強に付き合わされた。
つまり頭ごなしの押し付けがましいやり方に抵抗してるだけで、丁寧に長男の要望を拾っていけばすんなり勉強タイムを受け入れてくれる程度には勉強が好きっぽい。
まあ……一緒に勉強しててもそれなりに楽しそうだから、嫌いではないのだろうな。
誤解だらけ
誤解が解けた小話を三つほど書いてみた。まあ誤解というか……思い込みと言った方が適切かもしれない。
勝手に「こいつはネコババする可能性を秘めている」「勉強やる気がない」「勉強は嫌いなんだろう」と思い込んでいただけ。
観察して検証してみるとどれもこれも勘違い。むしろ何でこんなに色眼鏡でみているのかわからないほどの真面目な子なのかもしれない。
誤解されやすいタイプなのか、親の私が終わってるのかどっちかな。多分私が終わってるんだろう、人間不信で人を見る目がない。
とは言え長年向き合ってきたからこそ感はあるかな。粘り勝ちってことにしておきたい。
まあこれだけじゃなくて、おそらく他にも多くの誤解がありそうだ。今後も注視して分析していこう。
そして今回書いたような認識を一つずつ変えていくことが、後に大きな変化になるような予感がする。
というわけで精進したい。
ここまで読んでいただき感謝。
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