ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

娘(特別支援学校/中1)、もはや病院受診もできない話

体調を崩していて面目ないとんぼである、ごきげんよう。

 

ブログのコメントで時折「体を大事にしろ」「無理はするな」との声を頂いてるにも関わらず、数日ダウンしててとても申し訳ない気持ちになっている。

 

今日もだるい。何だか悪化してる感すらある。それでも日常をこなしているわけだが、昨日今日となかなか厳しい現実が続く。

 

◆家族の紹介

娘、病院受診もできない

今朝もだるくて、子供たちの送迎だけ何とかこなしたら爆睡。昼過ぎに起きても動けずだるーんとしていたら特別支援学校から電話。

 

娘が発作で倒れて顔面を強打した、今すぐ迎えて病院受診してほしい。

 

……病院受診??よほどの大怪我をしたのかと聞いてみると、鼻を壁にぶつけて腫れているという。骨折の疑いありと考えているのだろう。

 

そうか。急にバタンと倒れるもんだからいつかはこういう大怪我をするもんだとは思っていた。今まで病院受診にまで至らなかったのは運がいいだけ。

 

別に学校の対応を責めるつもりもないし、くる時がきたなという感じ。だからこそ数ヶ月後には脳外科手術が控えているわけだし。

 

電話を切って、重たい体を何とか動かして急いでお迎えに行ったら、鼻をアイシングしてる娘が待ってた。先生も4~5人ついてる。

 

娘自身はいつもと変わらない様子で、鼻の根元は腫れてるが傷はなし。強打しただけで傷にはならなかったのだろう。

 

見る限りでは……緊急を要する印象はない。なんとなく過去にも同じようにぶつかって、同じような腫れ方を見た覚えがある。

 

もしかしたら病院に行かなくてもいいのではないか?

 

娘には申し訳ないが、私もだるくて病院スキップしたい気持ちが湧いてくる。でも、先生方は責任を感じているようで病院には行って欲しいとのこと。

 

そうか。うーん。

 

病院に行けと簡単にいうけど、私一人で娘の付き添いは無理がある気がする。

 

今定期的に通ってるてんかんの病院受診も、私と妻の二人体制で毎回行っている。娘は毎回診察室から逃げていくから妻がその対応。私が一人で医者と話す。

 

娘の脳を切る手術の話も、その手術をするかどうかの決定を伝える時も、術後の状態や手術のリスクについての話も、私一人で聞いている。

 

さすがに、私はステップファザーなんだが、って思う。娘と血がつながっていない義理の父ちゃんだぞ。

 

妻は娘につきっきりで診察室にいられないとはいえ、脳を切るといったこれ以上ないほどの重要な話を継父が一人で聞くのってどうなんだろうと、毎回思ってる。

 

おっと、脱線したか。

 

とにかく普段の病院受診だって妻と一緒に行くからギリ何とかなってるんであって、急に病院行けと言われても私一人では対応しきれない可能性が高い。

 

特に今回は娘の鼻を見せないといけないから、診察室には必ず行かないといけないし、レントゲンやら問診やら待合室で待つ時間も長いだろうし。

 

どう見ても負け戦だが……まあ仕方がない。

 

妻を待っていては病院が閉まってしまうので、娘と二人きりでとりあえず突撃することにした。

 

ちなみに娘はお菓子ばくばく食べて笑っていたぞ。

病院受診すら

今回向かったのは、以前に娘が足を切った時に縫ってもらった病院。多少は馴染みもあるだろうと行ってみたはいいのだが。

 

まー混んでてね。どこかの福祉施設と連携してるのか高齢者が多数待合室にいて、我々が座るスペースが一箇所空いてるくらいの混み具合。

 

仕方がないかと受付を済ませて娘と腰掛けようとしたところ、

 

拒否。

 

受付までは我慢したけどこれ以上ここにはいたくないという娘の意志表示で、私の腕を掴んでズカズカと外に出て行こうとする。

 

いやいや待つんだよ、ここで座ってテレビ見ておこう、と言っても聞くわけなし。私を力づくで引っ張っていく。

 

……悩むよね。

 

何とかごまかして座らせられないもんかと一瞬考えたが、激烈な混み具合。万が一娘が暴れでもしたら周りの高齢者の方に怪我をさせるリスクが高い。

 

どうすべきか決めあぐねている間にも引っ張られて外に連れて行かれ、まっすぐ駐車場へ。

 

この辺から、これやっぱり無理なんじゃないか?と悟り始める。

 

そして車の前まできて、そっから一歩も動かない娘。どうにかして誤魔化して散歩しながらぐるっと回って病院に入ろうとしたら入り口で気づかれる。

 

そこからは声かけしても引っ張っても絶対に動かない。

 

……

 

この状態の娘と待合室で待機して問診させてレントゲンして会計待ちなんて不可能だろ。

 

娘は鼻を怪我してるわけで緊急性があるかもしれないと考えると、他の親ならこの程度を軽く乗り越えて何とか受診までこぎつけるのではないか?とも考える。

 

しかしこの時の私がどう考えても、最後まで無事に乗り越えられるルートが見つからなかった。

病院受診は無理

結局、鼻の腫れは悪化せず、本人もそこまで痛みを訴えてるわけでもないので本日は様子見ということになった。いや、そうせざるをえなかった。

 

朝になって状態が悪化してるようなら、今度は妻と一緒に行ってみることとする。

 

……が、どうだろうな。今の娘の状態をみる限り、妻と一緒でも無理な可能性は高い。そもそも長時間の待機ができないんじゃなかろうか。

 

いやー厳しいね。骨折疑いの大怪我しても受診拒否なんてことがあるのかと、現状の厳しさを改めて痛感させられた。

 

半年ほど前までは娘と二人で定期的に病院受診できてたから、病院受診なんて大したことないと思っていたのに。

 

参った、力不足だったか。娘には申し訳ないことをした。

 

とりあえずは骨までいってないこと、そして明日の朝には腫れが引いてることを願っている。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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