ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

家族の心理状況がほぼ読み取れるようになった朝の話

やることが多いとんぼである、ごきげんよう。

 

夕方、保育園へのお迎え前に、食事をとりながら長男(小5)が解いた宿題の丸つけ。ようやっとるわと感心した(私が)。

 

さて、私がいかに我が家のバランサーとして機能してるか書いておきたい。

 

◆家族の紹介

朝のイライラすごい

今朝、6時半に家族全員が起きた。

 

娘(特別支援学校/中1)

長男(小5)

次男坊(1歳)

 

この5人が我が家のメンバー。ちなみに娘は起きたというより、妻が起こした。

 

最近は眠気が軽減されてきてるので6時半に起こしても問題ないと判断したのだろう。あとは娘が寝てると私が大変だから気を遣ったのもあるかもしれない。

 

そうやって始まった朝なわけだが。

妻のケース

朝起きた妻はどこか言葉が刺々しかった。長男への「早く準備して」という言葉に嫌なニュアンスを感じ取る。

 

この感じの妻を放置したら長男も朝から気分悪くなるんで、まぁまぁまぁと間に入る。

 

妻の機嫌が良くない原因は大体わかる。

 

娘を起こしたはいいがベッドから動かない。昨日も娘が動かなくて妻は仕事に遅刻してる。このままでは今日まで遅刻しかねない。

 

あとは洗濯物が山積みなのもストレスの原因か。お漏らしだらけでいくら洗濯しても終わらないくらいには洗濯物が多い。昨日は4回も回してる。

 

もしかしたらPMSも重なってるかな、とりあえずイライラオーラを放っていたのでそこそこにフォローしといた。

妻に起こされた娘はベッドから動かない。長男も声をかけにいくが動かない。むしろ怒ってドアをバンバン殴っていた。

 

うーん。この子もなぁ。

 

これまでなら一度起こしたらもう起きてもらっていた。

 

それが最近は娘への理解を深めようとしてまして……何となくわかる。娘は眠たいのだ。体調不良もあるし、決して今が起きるタイミングではないのである。

 

というわけで、「もう一回眠ろうか」と声かけするともそもそと横になってくれたので、布団をかぶせて寝かせた。

 

そうだよね。眠たいよね。

 

本当は今起きて妻たちと一緒に家を出てくれた方が圧倒的に楽だが、今は寝かせることを優先としたい。

 

責任は私が取るから別にいいよね。

長男

娘を寝かせた私が寝室から出てくると、玄関にいる長男から指示が入る。

 

「パパ、ここ」

 

非常に短い言葉であるが、長男がいる"ここ"に次男坊もいるから、ここに来て次男坊の相手をしろという指示である。

 

……ちょっとピキピキくるよね。

 

なんだろう。厄介ごとを押し付けるような態度だったからか、娘の対応を終えたばかりなのに押し付けてきたからか、とにかくなんだかムカついて。

 

でもここで切り替える。

 

あぁ、こやつは今すぐばぁばんちに行ってYouTubeが見たいだけか。

 

そうだった。娘が起きないということは今すぐ家を出られるわけで、それなら次男坊は邪魔でしかない。とにかく父に押し付けてばぁばんちに行って朝のYouTubeみたい。

 

それが長男の頭の中である。

 

怒る意味もなさそうだったのでやめて、次男坊を抱っこしながら出ていく妻と長男を見送った。

次男坊

次男坊は次男坊で家中を駆けずり回ってあちこち触ってた。最近は食器棚を開けて皿をとって遊ぶことが増えている。

 

最初は割るから絶対に触らせたくないと思ってたが、1~2枚割ったら学習したようで非常に優しく扱うようになった。見守っていれば大丈夫だろう。

 

遊びながら「ぅんちー」というからオムツを見たらうんちしてた。すごいぞ。

 

でまあ一緒に風呂に入ってたら娘も起きてきて、なんやかんやあって一緒に家を出て。無事に遅刻せずに送迎を終えた。

 

よかった。

地味だった

バランサー的な動きを紹介したかったのに、書いてみると地味だった。なんかもっとこう荒波を乗り越えたような達成感があったのだが。

 

いや、でも私がいたからこそ回避できたバッドエンドがいくつかあるぞ。

 

まず妻のイライラを放置してたら、長男にあれしろこれしろ早くしろと嫌な感じをぶつけまくって長男ぶちぎれの最悪な朝がスタートしてた可能性がある。

 

娘を無理やり起こしてたら長男や次男坊への八つ当たりもあったろうし、早く仕事に行きたい妻か早くYouTubeがみたい長男と大げんかしてた可能性もある。

 

長男のあのいやーな感じも、以前なら「はぁ!?なんだこいつ」と数日引きずっていたまである。勉強やめてたと思う。

 

次男坊もあまり窮屈にしすぎると怒ってもの投げたりぎゃーぎゃー泣くから、適度に放置することで喧嘩も減って終始和やかに送迎まで持っていけてる。

 

といった感じで、家族の心情や思考を察知して事前にトラブルの目を摘み取ったからこそ、何もない地味な朝を迎えられた……ということにしたい。

 

今後もバランサーとして生きていきます。かなり神経使うぞ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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