クリスマスツリーを片付けたとんぼである、ごきげんよう。
昨日準備して今日片付けた。もう年末だし、そもそも長いことツリーを置いていて無事で済む環境でもない。早い方がいいか。
さて、パーティーの前夜にあった長男とのいざこざの話。
とんぼ、限界が訪れる
ほぼ毎晩、何もなければ長男(小5)との勉強を続けている。
頑張ってはいるものの、私も疲れてはいるわけだよ。朝晩の娘のケアだけでいっぱいいっぱいだ。
特に夕方の娘(特別支援学校/中一)は相変わらず。この日は帰ってきてからも色々拒否で声も大きくて、オムツにも変えさせてくれないしトイレにも行ってくれない。
何度かトイレに行くように伝えるもの「行きたくない」というんで。ソファにはお漏らしシーツを敷いたのでまあ何とかなるかなと思いきや。
お腹がすいたとキッチンにやってきて、つまみ食いしたと同時に盛大にお漏らし。キッチンでのお漏らしはきっついな、衛生的にも気分がいいものではない。
そのまま風呂場に強制連行したら引っ掻かれたりして割とうんざりして。
でまあ何とか立て直して絵本の読み聞かせして、早めに娘を寝かしつけ。そこから長男のための勉強準備。暇な時間にやってもらった宿題丸つけなど。
またテスト範囲を確認して、長男が学習した方がよさそうな単元の目星をつけて……とやってると、長男が帰ってきた。
ふーっと深く息を吐いて、よしやるかと気合を入れ直す。やりたいというんだから仕方がない。協力しよう。
あ、無理
さて、長男が隣に座ったところで勉強開始。まずは宿題で出した部分の間違えたところから。
が、始まった瞬間からすでに長男はだるそうだ。テーブルの前方に伸ばした右腕に顔を乗せている。ほぼテーブルに突っ伏しているような状態である。
最近こういうのが多い。文章を読んでもらおうとしたら腕枕的な状態のまま読んだり。ほとんど横からなので読みにくいはずだが。
うん、明らかにやる気がない。だるそう、眠そう。
本人にとって苦手意識のある単元なのもあるかもしれないし、部活やら塾やらで疲れた夜だからというのもあるかもしれない。
どちらにせよ、割と無理して付き合ってるこちらとしても気分が良いものではない。
眠そうだなとは思いつつも、本人がやりたいとは言うんで。今日はやめようか、休んだ方がいいのでは?と言ってもやると言うんで。
まあ多少ノッてきたら覚醒する時もあるし、怒るほどのことでもないなとこの日もスルーして進めてた。
んだけど。
宿題の見直し中でのリアクションだけでなかなかのものだ。
「これ知らない」
「聞いてない」
「何これいみわからん」
「しらん」
「意味わからん」
過去に一緒にじっくりやった問題だ。別に忘れてることを咎めるつもりはないが、そもそも前向きに取り組む気がなさそうだ。
ずっとテーブルに突っ伏してる状態のやつ相手にこれ以上続けても時間の無駄なんじゃないか?そう思いながらも淡々と進めていくと、ある問題にて長男が怒りだす。
「これおかしいだろ!?(怒)」
いやいやこれはほら、他に似たようなケースもあるじゃないか、たとえばあれとか、ね?
「こんなの聞いてない!なんでだよ!!(怒)」
……
……
……プツン。
という音がしたかどうかはわからないが、私の体が反射的に鉛筆を放り投げて席を立ってしまう。体が勝手に動き、勝手に口が動く。
「これでは付き合えないわ、今日はもう終わり。寝てきて」
オレはまだできる!と食い下がる長男を無視して、外の空気を吸いにいく。
ふー。
うーん、これでは無理だな。
そもそも、長男が一緒に勉強したいというから付き合っていたはずでは?勉強したいという長男をサポートすべく善意で協力していたのが私では?
眠くてだるくて前向きに取り組む気もなくて、少しわからなかったら怒りをぶつけてこられても私がおだてて盛り上げないといけないの?
いやいや、残念ながらそこまでお人好しではない。中学受験に落ちて困るのは私ではない。勉強を毎日見ていてもそこには明確な線引きをしている。
何か勘違いしてないかこいつ。
という怒りもありつつ。
一方、それでも勉強のサポートをしないと今後厳しそうなのも事実だから、何とか続けてあげたい思いも少なからずある。
私がすべてを飲み込めば続けられるのだが、きっつくてねぇ。
娘のケアだけでかなり心を蝕まれるというのに、その後にこの感じでは正直やってられない。
いや、理性は続けてあげたいと思っていても、無意識に体が拒絶反応を示してしまったのである。自分でもびっくりした。
続けたくないのではなく、続けられないのだ。
かと言って別途家庭教師をつけるような金もないし。
うーん、まいった。
とりあえず深呼吸しとこ、と冬空の下でひたすら深く呼吸してた。
それから
その後自宅に戻ってしばらくすると、寝室から長男が出てきて謝ってきた。あと一緒に妻も出てきてて怒ってる。
私と長男のやりとりは寝室にいた妻にまで聞こえていたらしくて、妻が寝室にやってきた長男に説教したらしい。
お前が勉強したいというから父がわざわざ付き合ってんじゃなかったのか、あの態度は何なんだ、やる気がないなら付き合わせるなと。
多少は頭が冷えていた私よりむしろ妻の方が怒っている様子。仕方がないのでフォローしながら本音を話す。
正直今の生活はかなりきつい。私以外の家族はほとんど娘と会わないからわからんだろうけど、娘が相当厳しい状況である。
腕にいくつもある深い引っ掻き傷も見せながら、先ほどのキッチンお漏らしの件も伝える。とにかく厳しいぞと。
それでも長男が勉強したいと言うから事前に準備して用意して待ってて……そしたらあの態度である。
これでは付き合えないよ。そもそも私はサポートであってメインじゃない。メインの人が前向きに取り組む態度を見せないなら私はやらないよと。
淡々と話した結果、長男は涙を流していた。どういう意味での涙かはよくわからないが、話が通じているといいのだが。
これからどうするか
とは言え眠いもんは眠いしだるいもんはだるいはず。意識を切り替えろったってなかなか難しいのが人間である。
少し考えた結果、完全に覚醒させたらもう少しマシになるんじゃないかという結論に至る。要は勉強前に眠気を吹きばせばいいわけだ。
これまでは眠気対策として勉強前に顔を洗わせてはいたが。それもほとんど効果がないからあんなことになった。
ということで、今夜から勉強前に15分の散歩に行くことにした。
1時間の勉強時間のうち15分を消費するものの、1時間だらだら勉強するより15分散歩で覚醒してから45分勉強した方が圧倒的に効率がよいと判断する。
外が寒ければ寒いほどいい。とにかく二人で適当に雑談しながら練り歩く。
思惑通り、散歩後は頭も冴えてて、本日は喧嘩もせず長男もだらーっとすることなく、仲良く勉強を終えることができた。
今のところ成功と言ってもいいかも。
ちなみに15分の散歩も地味に勉強タイムとして活用できそうだ。田舎なんで、星空を眺めながら散歩できるから。
今日は、なぜおおぐま座とこぐま座が沈まないのかという神話の話をしながら歩いた。神話の神々の話、意外と面白い。人間より神々の方がやばいまである。
とか。まあ15分常に勉強モードにする必要はないかな。
学校や塾の話とか、最近知った面白話とか。ちょっとした気分転換もかねていろいろな話ができれば目も冷めるだろう。親子のコミュニケーションにもなる。
その中の一つとして、月や星座の話もできるといいよね程度に思っておこう。
やってられるか!と見限るのはいつでもできるから、私もできる限り対応策を考えることにしたい。
やば、23時だ、寝ます。では。
ここまで読んでいただき感謝。
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