ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

何となく執念深い次男坊(一歳)と愛着バリアの話

今晩は妻の仕事の手伝いがあるとんぼである、ごきげんよう。

 

ほんとは昨晩23時すぎに頼まれまして。いつもの癖で睡眠削ってでもやってしまう流れのところ、自分の境界線を守るべく断った。

 

代替案として、明日の夜にもう少し早い時間ならいいよと。何も絶対にやらないわけではなく、こちらが許容範囲なら了承する形。

 

そういう術を学んでいきたい。

 

というわけで今晩は時間なさそうなんで軽く次男坊の話。

 

◆家族の紹介

何となく執念深い次男坊(1歳11ヶ月)

来月で2歳になる次男坊。今のところ何の心配もなく育っており、最近は発語がとんでもないスピードで増えてきた。

 

夕方、ばぁばんちの玄関を自分で開けて「こんばんはー」とか、保育園では迎えにきたお友達の保護者に「おかえりー」とか。

 

電気が消えたら「くらーい」、はらぺこあおむしを「はぺこーち」、「いちにたんちごー」と突如数字を数えたりする。たまによくわからない歌も歌ってる。

 

そんな成長著しい次男坊であるが、それなりに面倒なこともある。珍しいもの、気にいったものは手にとって手放さないのだ。

 

先日はバナナ6本ほどを抱え込んで、右手にみかんを持って絶対に渡さないという暴挙に。バナナ一本娘にとられて怒ってた。

 

他、うちにある新品の日焼け止めクリームやら歯磨き粉やらを持って、手放さないままあちこち行くのでどんどん物品が消えていく。

 

無理やり回収すると怒るし、かといって声かけで渡してくれないことも多い。

 

物品がどんどん消えていくので地味に困ってたりする。家の中ではいいけどね、外にまでは持って行ってほしくない。

執念深さを見せる

さて先日、夕方に公園に連れて行ったところ、次男坊が外に出たくないとのこと。車のオーディオにて、CDを出し入れして遊びたいらしい。

 

まあいいかと放置してたら、CDをいれるところに無理やり押し込もうとしてCDがグニャグニャに曲がってて。

 

こりゃオーディオごと壊れてしまう!とさすがに止めたところ、怒った次男坊はCDをダッシュボードに叩きつけ始める。

 

うーん、その怒りの表現方法はどうだろうと一瞬考え、時には父の厳しさも見せるべくやや強めに注意した。

 

普段は怒ることのない父親から真顔で注意されたのでびっくりしたのだろう。私の顔をじっと見つめたまま、だんだんと顔がぐにゃあとゆがんでいき、泣き出した。

 

……笑ってしまう。

 

泣かせるつもりはなかったので、わかるよわかるよ、やりたかったんだよねとなだめてなだめて、だっこして背中さすって。

 

ひくひくしながらも泣き止んだ次男坊を見て落ち着いたかと思ったら。

 

今度は真顔で私を叩いてくる。

 

パチパチパチパチ、オレは怒っているんだぞ的な表情で叩いてくる。いやいいんだけど、さっきまで泣いてたくせになんじゃこいつと思って。

 

しかもしつけぇ。数分間叩かれて、止めても叩かれて。静かにめちゃくちゃ怒ってるアピールしてた。しつこい。

 

また今朝、歯ブラシと歯磨き粉を両手に握りしめてた次男坊。もう保育園に行く時間だったし、保育園に持っていかれると紛失する可能性が高いので無理やり回収した。

 

当然怒ってたんだけど、なんとかなだめてばぁばに引き渡して「いってらっしゃい」と手を振る。当然無視される。

 

そして夕方に保育園に迎えに行ったところ。

 

私の顔を見ていつも通りリュックサックを背負って玄関にやってきた次男坊。私に近づいてきたと思ったら、なんと怖い顔でぱちぱち叩いてきやがった。

 

……こ、こいつ、朝のこと覚えてやがる。

 

先生から「叩かないよー」と言われてすぐに止めてはくれたけど。朝ほどの怒りはないからこれくらいで勘弁してやるかという顔に見えた。

 

記憶力も高くなってきて、持ち前の執念深さにも磨きがかかってるな。

 

上の二人はは時間があくと、まるで何ごともなかったかのようになるタイプなんで。こうもわかりやすく怒りを引きずってるのは新鮮な経験である。

 

めんどくせぇ私の血を引いてるせいかな。対応には気をつけたい。

愛着バリアが効いている

叩かれたり怒らせたりと、それなりに私も傷ついている。えぇ?そんなに怒る??とショックを受けたりもする。

 

それでもダメージ自体はそこまででもないと言うか、喧嘩をしたあとに一緒に遊ぶことでカバーできる程度には収まっている。

 

おそらくは0歳のころからほぼ毎日抱っこしてきて、形成された愛着が効いていると思われる。一時的に怒らせても、そう簡単に関係性が崩れることがない確信がある。

 

傷つくのは傷つくんだけどね。子育てにおける愛着バリアは重要だなと痛感しています。

 

などと考えてると、3歳だったころの長男を思い出す。保育園に迎えに行くと、どことなく嫌そうな顔をされたあの頃。

 

「もっとゆっくり迎えにきていいよ」

 

とか言われたし、帰りたくなさそうだった。

 

当時の長男の通う保育園では、夕方17時からのお迎えを待つ時間はテレビタイムだったからだろう。テレビを見てるのに邪魔されて嫌だったんだろうなと今ならわかる。

 

私も毎日少しずつ少しずつ傷ついて、愛着も形成されてないから相当精神を削られていたと思われる。

 

愛着バリアが形成されてたら何とも思わなかったんかな。関係性は良好だったんだけど、ステップファミリーは難しいね。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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