赤いきつねのCMにやや否定派のとんぼである、ごきげんよう。
これかな。賛否両論で論争になってたそうで。
CM差し止めろとまでは思わないが、私の感性は「これを家族で見るのはちょっと嫌だな」と言ってる。深夜なら違和感ないかな。
妻は「おいしそう」って。
メンタル対策のためにニュースから離れようとしてる中で、最後に見た話題のニュースがこれでして。
確かにネットニュースなんて見なくてもいいなと強く思えるベストな話題であった。
さて、長男の話。
境界線を発揮する
本日はそこそこに長男(小5)と遊んだ。ポケカを見せてもらったり、タイピングゲームやらボール投げやら、2~3時間は付き合った気がする。
昼過ぎから友達と遊びに行くという長男に、今日の夜勉強したいかと聞いてみたら「する!」と即答。
やる気があるのはいいこっちゃ。だから、夕方帰る時にはばぁばの家から塾のテキストを持ってきてねと伝えた。
どうせ友達と遊んだ帰りの長男はばぁばんちに行くし、自宅まではばぁばに車で送ってもらってる。テキストは勉強に必要だからねとしっかり伝えた。
が、夜に帰ってきた長男がいう。
「ごめん。テキスト忘れた」
……
今までの私なら、いいよいいよ別の方法考えるよと普通に勉強に付き合ったと思う。しかし今回はどこか納得いかない自分を見つけてしまう。
いや、忘れ物はいいんだよ。別に忘れ物を責める気はない。この子にとって忘れ物・失くし物は日常茶飯事だ。そこを咎めても改善される可能性は低い。
それなのに長男の言葉を聞いて、私の境界線が脅かされている気配がした。ここで私が別の方法を考えて付き合うのは絶対に違う気がした。
だから普段なら絶対言わないことを言ってみた。
「え?テキスト持ってきてないの?じゃあ勉強付き合えないよ」
まさかこんな言葉が父から飛び出すとは思わず少し驚いた様子を見せるも、「テキストなくてもできるやつない?」と長男は返してくる。
それにも、
「テキストないと難しくてパパもわからないし、今日はやめとくか」
と突っぱねた。
まあ事実ではある。長男が全然解けない単元があって、私も応用問題が解けない。だから今日はテキストの基礎から一緒にやろうと計画してたから。
一応その後の私はイライラすることもなく、親が付き合わないだけだから長男ができる勉強やってみたらいいよと言ってみたんだけど。
長男は当たり前のように勉強せずに寝ました。
何が嫌なのか
断った後に罪悪感もありつつ、一体私は何が嫌だったのかを考えてみた。忘れ物は嫌じゃないんだ、じゃあ何が私の境界線を脅かそうとしてたのか。
それはおそらく……どこまでも他力本願な姿勢か。
ほら、私は頼まれて勉強を見ている立場ではあるわけだよ。
勉強をみてくれ!教えてくれ!と言っておきながら、テキスト忘れました。ごめんなさいと言われても。
……それで私にどうしろと?
とはなるよ。忘れた後のケアまで私が考えて動かないといけないの?って。
私もそれなりに頭使って考えたんだ。
長男のモチベーションが下がらずに苦手単元を乗り越えられるように、今晩の勉強をどのように付き合うかシミュレーションしてた。
それがね、
忘れたごめん。(パパ、他の方法考えて!)
テキストなしでできるのない?(パパ、他の方法考えて!)
じゃないんだよふざけんな、お前が考えろ。
って感じかな。
ここでもしフォローしてしまったら、多分またどこかで私のストレスが爆発してしまっただろうさ。
コミュニケーションのクソさか?
何だろうね、少し反省した顔して「ごめん」って言ってりゃ周りが何とかしてくれるわけでもないと、これは無責任な行為だと伝えないといかんのかも。
考えてみたら、コミュニケーションの問題かなと思うんだ。
カバン忘れたから、怒られるの覚悟でばぁばに電話して持ってきてもらうとか。怒られるの覚悟で私や妻に頼んでみるとか。
聞いてくれるかはわからんが、頼み方によっては聞いてやらんこともない。
「あ、やばい!テキスト忘れた、今日は絶対にパパと勉強しようと思ってたのに!本当にごめんなんだけど一緒にテキスト取りに行って欲しい!!」
とか、手をあわせて必死で言ってくれたら別に行くわけだよ。それなりの態度でお願いしてくるなら聞くし、これを突っぱねるほどの鬼ではない。
それなのに、
「忘れたごめん……(チラッとこっちをみる)」
で終わりとか、舐め腐っとるだろ。まずは自分で何とかする姿勢を見せろ。親に頼むのもお前の仕事だろうが。
テキスト回収するのは周りに負担をかけすぎると考えるなら、それはそれで代替案を言ったらいいわけだよ。
「ごめんパパ、◯○のプリントなら一緒にできない?テキスト忘れて本当にごめんね、でも勉強はやっぱりやっておきたいから、ちょっとここだけ付き合って欲しい」
とか、申し訳なさそうな顔で言ってくるとかさ。
……これ書いてて、こんな子供だったら笑顔で付き合うのにって思う。
現実は、
「ごめん、忘れた……(チラッとこちらをみる)」
チラチラこっちみんな!私のターンじゃねーんだよクソが!!
というのが私の怒りだと思われる。うむ、いい感じの言語化ができてるな。
しかも私が付き合わないなら勉強はしないことが決まってるらしい。勉強するかしないかという二択すら私の責任になってしまってる。
境界線どころの話じゃないな。
明日話します
今回私がとった対応について、別に正解だとは思っていない。とりあえず自分の心に正直に断ってみたというだけの話。
あとはここに現実との折り合いをつけて、バランスのとれた選択肢を探っていくことになる。
長男には難しいことを無理強いしても仕方がないし、頑なに勉強に付き合わないのも違うんで。
まず思ったのは、長男のこの他力本願的な態度は親のせいなんかな?と。今までこういうやり方で通ってきたから、過去をなぞってるだけ説。
妻も私も割と無理して要望を叶えるタイプなので、自分で自分の尻拭いをする思考がそもそもないのかもしれない。
一応、私や妻が上で書いたような謝意や誠意を見せつつ相手にお願いするコミュニケーションは日常的にとっているんで、見てるとは思うが。
もしくは別の打開策を考えることや、他者に謝意を見せつつ新たな提案をする能力がかけている?
もしかしたら11歳には非常にハードルの高いコミュニケーションかな?自分の行動で他者に影響が出た時、謝りつつ代替案を提示するのは大人でも難しいまである?
私が怖かった、という説もあるかもしれない。
いやー、どうだろう。忘れて怒られるかもとは思ったかもしれないが、忘れたことを取り返そうという気は微塵も見えなかった。
というか怒られるとか怒られないとかじゃなくて、
お前は勉強したいんだろ?
ってことなんだ。勉強したいなら勉強できる方法を考えてほしい。無理矢理やらされてるわけじゃないんだから、何もかも人に丸投げにしないでほしい。
……みたいなことをブログでぐちぐち書いても仕方がないので、明日は上で書いたやつを本人に口頭でしっかり伝えようと思っております。
多分言わないとわからんなこりゃ。
ここで怒りは吐き出してすっきりしたし、まあ教えてこなかった親も悪いし、コミュニケーションのいろはを改めて教えていこう。
私もコミュ障だけどさ。
ここまで読んでいただき感謝。
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