疲れ果てたとんぼである、ごきげんよう。
娘も帰ってきての土日は疲労感が桁違いだ。今日も今日とて朝からドライブ行って、夜までノンストップ。
夜、長男との勉強時にイラッとしたので途中で外の空気吸いに行った。無理して居座るより、すーっと部屋を抜けてしばらく放置した方がお互いにとってプラスかな。
さて、疲れてるので自分語りで茶を濁す。
最近読んでる本
忙しい雰囲気を出しつつも、変わらず読書は続けている。本を目で読む時間はないのでオーディオブックがメインではあるが、1日1冊ペースでは読んでると思われる。
紹介したい本があってもブログに書く元気がない。またその時に気になったジャンルを読むために一体自分が何を読んだのか正確に覚えてもいない。
最近は何を読んでたっけ。あぁでも精神分析系の本が多かったかな。
臨床心理士で人気作家でもあるらしい東畑開人さんの本は人の温かみを感じられるんで結構好きかも。
こういうやつ。どこか詩的な雰囲気もある。
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あと有名どころでいえば、YouTubeでも人気の精神科医 益田裕介さんの本も読んだ。こういう感じの人。
この人もかなり柔らかいというか、人間味を感じるお医者さんなのでとっつきやすさがある。
本当はフィクションの小説系も読みたいのだが……ちょっときついなという心の声が聞こえるので素直に従ってる。
小説は当然盛り上げないといけないんで、下がって下がって上がるみたいな構成が多い。この中盤くらいまでの下り坂がしんどいので今は読む気がしない。
もう少し回復したら読もうか。湊かなえさんの本もいくつか溜まってるけど、あの方の本は全部重いんで多分かなり後になりそう。
好きな思想
本題は読書の話じゃなくて、読書を続けることで好きな思想家というか、好きな人物の傾向がだいぶわかってきた。
今まではかなり外国かぶれ(西洋かぶれ)だったんだなと反省してる。日本人の書く本より、横文字の名前の人が書いてる本をありがたがっていた。
それがまあそれなりの変遷を経て、結局は日本人の、特に高齢のじいちゃんたちの語る思想にとても惹かれている。
適当ブログなんでどんな思想か詳しく書かないけどざっくり。
たとえば宮崎駿監督。
この人の全部が全部好きではない。でも思想はとても惹かれる。商業的だけど決して商業的ではないというか、苦しいのに報われないのにアニメを作り続けてる生き方とか。
映画のメイキングなんかもいくつか見て、このじいちゃんが発する言葉の一つ一つにお重みを感じる。また人への執着も含めて、人間臭さがまたいい。
スタジオジブリの作業所もすごくいいよね。こういう職場もあるんだ、と感銘を受けてる。怖いから一緒には働きたくないけど。
また少し前にちょろっと書いた故・岡本太郎さん。芸術は爆発だのじいちゃん。
太郎さんもすごく人間臭くて、自分にウソはつかずに命を燃やすこの人生こそが芸術だ、みたいな。とんでもないパワフルな人。
もちろん全部が全部好きじゃないけど、こういう風に生きてみたい。
あと最近読み漁っているのは養老孟司さん。さん付けもどこか違和感ありつつも、先生はちょっとな。
養老さんの主張も(私から見ると)すごく変わってるというか、やはり戦争や学生運動といった大荒れの時代を経験してるのが大きいのだろう。
日本が諸外国(特に西洋)から受けた影響をどう捉えるか、日本人がなぜ苦しんでるのか……などとても面白い見解が聞ける。バカの壁シリーズ全部読んじゃった。
養老さんはでも日本推しというわけでもなく、中立感はある。この思想を日本に寄せて、仕事振りを西洋に寄せたのが斉藤孝さんというイメージ。適当だけど。
金儲け・成長・自分探しとか、そういった現代日本人が無意識に使ってる言葉に違和感がある人には養老孟司さんの本はおすすめかも。
他、少し前に書いたアンパンマンの作者である故やなせたかしさん。お腹が空いてる人に自分のパン分け与えるのが本当の正義とか、あの感じも好き。
アラフォーで現代日本の思想にずぶずぶの私が、なぜか現在80歳以上のじいちゃんたちに惹かれるみたいだ。不思議だね。
本の好みが変わった
何が言いたいか……ということもない、適当な自分語り。
ただ本を選定する際の意識は結構変わってきたかもしれない。以前はエビデンス優先で、研究や参考文献が多数掲載された本が信頼できるものとして好んでいた。
最近はそれもどうも違うなと思い始めている。そもそも諸外国の研究結果だって、諸外国の人々が自然に持っている前提があったりするわけで。
その前提が無意識下にあるものだったら日本人はお手上げというか、そもそもその前提がずれてる可能性すらあるというか。
日本人には日本人にあった生き方があるんだから、そんな外国の真似ばかりせんでもいいのではないか。
一言で言えば、私は古い日本的な思想が好きなんだろう。縄文時代も好きだし、江戸時代も好きだ。諸外国と競争する必要もないと思う。
……まぁ、グローバル化した現代でそんなこと言ってられない現実もあるんだろう。
私も畑だけやってのほほんと暮らしたいけどさ、子供たちの学費なんかで子供たちにはどうしても金は必要だし。
理想論だけでは生きていけないのは国も個人も同じか。
ここまで読んでいただき感謝。
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