少し光明が見えたとんぼである、ごきげんよう。
現状について考える余裕ができたのか、しんどい日々の打開策を思いついた。
その前に、昨晩長男と勉強して驚いたことを書く。一応関連してるんで。
集中力が切れた時
昨晩、長男(小5)と算数のテストに取り組んだ。もちろん勉強前に15分ほど散歩をして目を覚まし、集中力的にも回復した状態で。
勉強始めてすぐの長男は、ジーっと問題を見つめてやや難しめの問題も暗算で解いていく。
最近は長男の能力の高さに普通に驚くことが多い。メモも取らずにこんなあっさり問題が解けるもんなのかと。頭の中の計算過程を聞いても問題なし。
ただ暗算ミスも散見されるのであまり褒めないようにしてる。天狗になられてもめんどうくさいし。
それはそうと高い集中力で問題を進めていき、25分ほど経ったころだろうか。長男の姿勢がややだるそうな感じになってきた。
途中休憩で散歩に行こうか……と一瞬考えるも、この日は長男の帰りも遅かったんで、散歩には行かずに今取り組んでる問題で終わろうと決める。
……が、なかなかこの問題が解けない。
どんな問題かもしかしたら気になる方もいるかもしれないので、紹介しておこう。
仮に☆という計算記号があったとして、以下のような規則を持ってるとする。
a☆b= a×b+a+b
では以下の式の答えは?
7☆(2☆5)
というやつ。初見だと少し戸惑うかもしれないが、そんなに難しくはない。問題文さえ理解すれば間違うものではない。
それがねぇ、まったく答えに辿り着かんのだ。
恐ろしいほどの脳機能低下
何だか長男がやたらと手こずってるようなので様子を見ていると、問題文は理解してるようだった。ただ出てくる答えが違う。
なんでだろう?とよく見てみると、まず見間違いが発生していた。
条件はa☆b= a×b+a+b なのに、なぜかa☆b= a×b+a+b+aと無駄な+aを付け加えて計算してしまっている。
これでは一生答えに辿り着かないので指摘すると、長男も「あぁそうか」と言って受け入れてくれた。
次、最後の方までたどり着いた長男。119+24という足し算に挑む。
出した答えは、145。(正解は143)
……
疲れたのか暗算じゃなくて、筆算で解いて145という数字を叩き出した。
隣で見てて、えぇ?と思って。一の位の計算で間違えてしまってる。惜しいではあるか、まあたまにはこういうこともあるか。
でも違うのは違うんで、計算ミスも今後是正していく必要があるから、間違ってることだけ伝える。
すると頭をテーブルにつっぷして、また最初から計算しなおす長男。明らかにだれている。
次は途中に出てくる7×17という計算に挑む。もちろん筆算で。そこから導き出された数字が89。
……んなわけないじゃん。暗算ならまだしも筆算でなぜそんな数字が出てくるんだ。
ここで、どうもたまたま計算ミスが続いただけではなさそうだと気づく。私の見立てが甘かった、これこそが集中力の低下なのだと。
見間違いから始まり、かけ算どころか足し算すらまともにできなくなってる。たった20数分でここまで脳機能が低下するのかと。
おっそろしいなぁ……短時間で区切って散歩に行く作戦って間違ってないんだろうなこれ。
で、最終的に答えに辿り着けなかった長男に、丁寧にゆっくりと筆算で解く過程を見せつつ答えを伝える。
答えは143だよ、と。
すると、まあ当然言ってくるよね。
「オレ、さっき143って言ったよ!」
いや言ってないよ。君はさっき145って言ってたよ。
「オレ絶対143って言ってた!!(怒)」
……
というわけで、そんなこともあろうかと長男がさきほど間違えた時、私は紙にはっきりとメモしておいた。
そのメモを長男に見せつける。
"145って答えてた!!"
ほら、さっき君が145って答えた時にこれ書いておいたよ。忘れないように、だって145って言ってたからね。
まさか証拠(というほどでもないが)が残ってるとは想定外だったようで、ぐぬぬ……という表情をしながらも長男は引き下がってくれた。
間違いではあるが答えに近い数字を出したりすると、大体こうなる。別にスルーでいいんだけどね。
「オレはさっき正解を言ってたのにパパが間違ってる」感を出されると結構ムカつくんで。
めんどくさいぞ。
理解は進んでいるか
といった話。
うちの家庭の事情もあるけれど、中学受験のための自主学習となるとやはり夜の勉強がメインになる。学校が終わって、塾が終わってからなんで。
初期の頃は散歩もいかずにそのままやって撃沈して、現在は散歩に行って目を覚ましても20分でこんなに脳機能の低下が見られる。
疲れもあれば眠気もあるし。そもそも21時以降は勉強に適した時間でもないと言われている。
それでもやらないと間に合わないから夜に付き合ってるんだけど……まさかたし算かけ算すらできなくなるなんて夢にも思わないじゃないか。
少しだれたかな?集中力が切れてきたかな?程度に思っていたのに、これほどとは。
こりゃ無理やり続けても絶対無理だ。お互いにストレス溜まるだけで続けられないし、無理に続けるほどに自信喪失し親子の関係も悪くなりそう。
ということで、20分ごとに散歩いくのはマストだと改めて理解できた。
こんだけ能力が低下するなら、そりゃ学習態度も悪くなって当然か、と思えるようになれそうなんで、今後の態度が悪くてもあまりイライラしなくなりそう。
うーん……まあ、たぶん。
月例テストの途中休憩時間も、外走ってこいと言っておきます。
ここまで読んでいただき感謝。
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