ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

料理を冷蔵庫に入れ忘れた長男(小6)と途中で説教を止めた妻の話

土曜日は朝から娘と山を歩くとんぼである、ごきげんよう。

 

朝5時に家を出て、朝食とりながら山歩いて……という週末恒例の朝の流れ。娘の笑顔も増えてきて調子は悪くない。

 

さて、長男にやってほしかったことの話。

 

◆家族の紹介

おかずを台無しにする長男

先日の夜、塾終わりの長男が焼き魚を持ってきてくれることになってた。翌朝の次男坊の弁当用としてばぁばが焼いてくれたもの、一品だけでも本当にありがたい。

 

ただ帰ってきた長男は焼き魚について何も言わず。持ってきたとも何とも言わず。

 

いつも通りに就寝して深夜に目を覚ましたところ、なんとキッチン台に起きっぱなしの焼き魚を発見する。

 

……梅雨時の熱帯夜、これ大丈夫か?と思いながらも冷蔵庫にしまう。

 

その流れでなんとなく心配になって玄関を見てみたら、玄関の鍵も開けっぱなしだった。怖い。

 

塾から帰ったら鍵を閉めるようにと言っちゃいるのだが、まあ忘れる時もあるか。親が必ずチェックせんとダメですね

 

でも一応さ、料理も置きっぱなしで玄関も開けっぱなしだと今後も困るんで、一度話しておこうかと思っていた。

 

それが最近の長男は暇があればずっと漫画(ブラックジャック)を読んでるために話すタイミングもなく。

 

また昨晩、長男が遅めに帰ってきまして。勉強もできなさそうだったんで私はリビングにてパソコンぽちぽち。

 

帰ってきた長男がいう。

 

「パパ、ばぁばが明日の(姉の)弁当のおかず作ってくれてるよ」

 

タッパーに入ったおかずを、わざわざリビングの奥の方にいる私のところまで持ってきて手渡してくれた。

 

あぁありがたいねぇと言いつつ、ちょっと思う。

 

ここで手渡されてもな……冷蔵庫に入れてほしいが、まあいいや。自分で入れるか……と。

 

しかしそんな気遣いはいらなかったようだ。ちゃんと状況を読んだ長男が言ってくれる。

 

「じゃあこれ、冷蔵庫にいれておくよ」

 

お、おおまじか。ありがとう。無駄に気を回す必要もなかったか、成長したな。

 

長男はそのままキッチンに向かって、少し漫画を見て寝たようだ。

 

私もそのまま寝まして、朝5時に娘が起きてきたので一緒に起きる。そしてキッチンを通り過ぎる時に、発見した。

 

キッチン台にばぁばのおかずが置かれてる。

 

……えぇ?また?なんで。

 

長男は冷蔵庫に入れるって言ってたよね。キッチンに向かって持っていったのまでは覚えてるのだが……

 

まさかあの流れで置きっぱなしにするとは夢にも思わない。さすがの私も油断した。

 

梅雨時にエアコンのついてないリビングで一晩中置かれていたおかず……さすがにこれを弁当に入れるのは無理があるな。

 

仕方がないので別のおかずを用意することにしつつ、こりゃ早めにちゃんと一回言った方が良さそうだと判断する。

 

あとどんな時でもダブルチェック必須だなと。

指摘はするが

朝、娘とのドライブから帰ってきたらまだ家族全員残ってた。

 

妻は「おかえりー」と言ってくれて、おかあさんといっしょを見てた次男坊も「ぱぱー」と言って抱きつきにきてて、長男はソファで漫画読んだままガン無視。

 

家を出る時にも一切の会話なし。漫画見ながら歩いてる。ある意味すごいぞ。

 

相変わらずだなと長男をスルーしようかと思ったが、家を出る前にはおかずが出しっぱなしだったことを話す。

 

一応朗らかに、責めてませんよ空気は出しつつ今度から気をつけてね〜と。

 

漫画読んでたんで聞いてないかと思ったが、少しやっちまった感は出していた。

 

でまあその話を聞いた妻の方が怒ってしまいまして。

 

冷蔵庫に入れなかったら腐るからちゃんと入れるように、ばぁばがせっかく作ってくれてるのに!と説教をし始めてしまって。

 

いやいいよ次から気をつけたらいいよと止めるんだけど止まらず……

 

と言っても20秒くらい?延々と説教という感じでもなかったのだが、早々に長男が漫画を床に叩きつけて怒鳴る。

 

「うるさい!!黙れ!!」

 

キレるのはやっ。

 

とは思ったけど、二人の相性最悪なんで、もうこれ以上はやめとけと妻を止めて見送って。

 

その後、私と娘だけ自宅に残ってデイに引き渡したんだけども、きっと車の中でもあの二人は喧嘩してるだろうなぁと思っていた。

 

これまでも妻の説教が止まったことないし、売り言葉に買い言葉で大惨事になってる可能性がたかいなと。

 

しかし嬉しいことに、妻は成長していた。

 

以前よりは長男への理解が増したようで、決してわざと冷蔵庫に入れ忘れたのではなく、忘れっぽいのが長男であると思い直して何とか追撃を飲み込んだ様子。

 

あの後は一切何も言わず、特に大げんかに発展することもなく長男はYouTube見て靴洗って遊びにいったそうな。

 

ギリギリセーフということにしておきたい。

ダブルチェックします

まあ何かしら忘れることなんて誰しもあることだから、基本的に何事もダブルチェックをした方がいいんだろう。

 

ただ今回は「冷蔵庫いれておくよ」と言われて冷蔵庫に向かっていったから、さすがにこれでダブルチェックしようとは思わんかった。甘かったか。

 

おそらくはブラックジャックを読むつもりでそれで頭がいっぱいだったから、普段よりも注意力が散漫になっていたんだろう。

 

むしろ私に「おかずあるよ」と教えてくれたことが奇跡に近いのかもしれない。

 

まあこういう系はなあ、怒ったところで注意力をコントロールできるわけもなし。

 

一応は忘れないようにしようねとは伝えつつ、忘れる可能性が高いことを前提にしてダブルチェックすることにしたい。

 

あと最近は、発達相談で担当医から言われたことがよく頭によぎる。

 

この子との時間で家族の幸せな時間を求めない方がいいと。ストレスはよそで発散して、この子の対応は気合い入れて頑張るみたいな。

 

多分私の頭の中にあるものとは違う、この子にあった関係性の形があるんだと思う。

 

もっと合理的なものか、楽しみを優先にするものか、個人個人の幸せにフォーカスするものか。

 

こちらが思ってるほど親子の関係性に執着なさそうな気もしてる。もしかして執着してるのは私だけかもしれない。

 

長男にとっては都合のいい存在でしかないのに、それを認められないままここまできてしまった感もなくはない。

 

さすがに穿ちすぎか、親子関係なんてこんなもんか……うん、こんなもんかもしれない。幻想を抱きすぎていたかも。

 

まあどのルートであれ、本人が楽しく生きられたらそれでいいと考えれば選択肢は広がる気はする。

 

私の心がまだついていけなさそうなのが問題かな。もう少しだと思うんだけどなぁ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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