右腕のかぶれが治ってきたとんぼである、ごきげんよう。
ムヒアルファEXすごすぎる。ただ毛虫被害はかゆくて眠れない。二度と半袖で庭仕事しません。
さて、なんとなく気になった幸せの話。タイトルほど大した話ではない。
妻との会話で
休日、子供たちと公園に行った帰りの車内で妻が言った。
「しあわせだねぇ〜」
……あ、ああそうだね、と微妙なリアクションをしたら詰められる。
「え、しあわせでしょ?」
聞かれたんで腕を組んで本気で考える。そして心に正直に答える。
「いや、幸せではない気がするけど」
まあ冗談みたいな話で別に深刻なやつでもないんだけど、その後妻が言っていたのが印象深い。
「楽しいから幸せでしょ」
……
「いや、楽しいと幸せは違うんじゃないか?そもそも幸せという言葉を安易に(略)」
そんなくだらない夫婦の会話。妻からのなんやねんお前は的なツッコミを受けつつ、その日は終わって。
なんとなく深掘りしようかなと思ってこれ書いてる。
価値を見出されたものに名前がつく
言葉って面白くて、文化圏によって存在するものと存在しないものがある。
たとえば英語にはそれ単体で姉・兄・弟・妹といった言葉が存在しないそうな。(Big brother/younger brotherとかはあるけど)
でも日本には兄・姉とちゃんとした言葉が用意されている。一説によれば、日本は礼儀を重んじる文化で、年齢の差異よって言葉遣いを大きく変える必要があるからだと。
つまり日本人にとって、この人が兄か弟か、姉か妹かってのは非常に重要な問題だからこそわざわざそれを表す言葉がある。英語はそうではないと。
もったいないなんかもそうだよね、日本人にとっては非常に重要な概念だけど、世界的にはそんな言葉は存在しないとか。
最近知った話では、ある民族には"薬指"が存在しないらしい。親指・人差し指・中指があって、一つ飛ばして小指だと。
その民族は薬指に名前をつけて区別するほどの価値を見出していないのである。
日本でも薬を使う時にこの指を使わなければ、薬指は存在しなかったのかもしれないね。確かに何に使うかと言われてもパッと出てこない。結婚指輪くらいかな?
さて、なんでこんなことを書いているかといえば、”しあわせ"という言葉が日本にある以上は、それは先人たちが何かしら区別する価値があると見出した概念だからでしょう?
"楽しい"とは違う意味があるからこそ、"しあわせ"が存在するわけで。
まあ、まったく同じ意味の言葉もあるっちゃあるけどさ。大きい・でかいとか。幸せと幸福も同じっちゃ同じだし。
ただ楽しいと幸せは明らかに似て非なるものだと感じたのと、私は楽しいけれど幸せだとは思っちゃいないよということさね。
ちなみに幸せの語源を調べてみたら、"巡り合わせ"という意味が出発点らしい。そこから時代を経て、心が満たされている気分を表すような言葉になっていったとか。
つまり私の心は満たされていないということでもある。胸のつかえが取れないんだよな。たまにとれる時もあるけど。
天国に一番近い男
特に言いたいこともないのでもう終わるが、昔好きだったドラマに、『天国に一番近い男』というものがありまして。
ある日、情けない男のところに天使が現れて毎週一つの命題を出す。それをクリアしなければ即死亡する、というドラマ。
キスしなければ即死亡、嘘をついたら即死亡とか。命題をクリアするために勇気を振り絞って普段なら絶対にしない挑戦をして、主人公が少しずつ成長していく物語。
なぜ今思い出したのか。おそらくはあの命題に立ち向かっていく様がまさに私の思う”しあわせ"なのではないかと。
何が何でもやってやると目標に向かう生き様というか。
つまりだるーんと生きてるからしあわせではないとか言っちゃうんだろうね。
ちなみに上のドラマで度々出てくるセリフで、今でも頭に残ってるものがある。それを紹介して〆とする。
「お前の人生、それでいいのか?」
うーん、よくないよね。
ここまで読んでいただき感謝。
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