ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

登校拒否の子を見ると不憫で涙が出てくる話

昨晩は寝られたとんぼである、ごきげんよう。

 

娘は寝る前からなんだか様子がおかしくなって怒ってはいたものの、寝かせたら朝まで爆睡。久々に朝まで同じ部屋で、9時間近く寝た。

 

少しは回復したな。だもんで、今日は娘を休ませてみたのと登校拒否の話。

 

◆家族の紹介

登校拒否、不憫である

登校拒否について書いてみようかと書き始めたものの、意外とこれセンシティブな話かもしれないな。

 

ただ私も登校拒否経験者なんで。中3から学校に行かなくなり、高校も通信制でほとんどひきこもりみたいな10代を過ごしてる。高卒後はニートだし。

 

学校に行くも行かないも地獄であると、身をもって知っていることはまず書いておく。

 

さて、子供たちの送迎しながら地元の公立小学校の周りをぐるーっとまわるルートを通ると、毎朝ほぼある女の子を見かける。

 

いつも(おそらく)お母さんと一緒にいたり、先生が一緒にいる時もある。小3~4年生くらいだろうか。

 

校舎から離れた場所で立ち止まり、学校とは反対側を向いている。行きたくないのが遠目からでもはっきりわかる。

 

あぁ、行きたくないよなぁ。学校しんどいよなぁ。

 

と信号待ちの車内から見ていたら勝手に涙がぼろぼろ出てきて参った。別に私にできることはないのに。

 

ただあの休むことが許されない感じ、絶望するんだよ。

 

私は過去、学校に行きたくなさすぎて、でも親も許してくれないこともわかってて。登校するフリして自宅の屋上に隠れてた時あった。暑すぎて死にそうだった記憶。

 

あれきつかったなー。学校に行けない自分が恥で仕方がないし。

 

話を戻して、今朝は学校近くの歩道で低学年の男の子を見かけた。8時半ごろだから完全に遅刻の時間。

 

その子は学校に向かうでもなく、帰るでもなく、小さな柱に寄りかかって体をもぞもぞ動かしている。何ともいえない表情をしてた。

 

きっと行かなきゃならないのはわかっているが、行きたくなさすぎて前に進めないんだろう。初めて見る子で、親も隣にはいなかった。

 

あまりにかわいそうで、車止めて声でもかけようかとでも思ったが……それこそ不審者でしかない。というか私にできることってないんだよ。

 

声かけて学校に連れていくのは違うじゃん。でも学校に行かなくてもいいよで家に送るのも違うじゃん。親には親の事情もあるわけだし。

 

じゃあ気分転換に一緒に公園に……ってもはや誘拐やんけ。声かけるだけでもかなり危うい。

 

何より私はこれから娘を迎えて、娘の対応をしなければならない。私には私の仕事があって、結局できることなんて何もないわけだよ。

 

学校に連絡?いや、先生に迎えにこられるなんて最悪の展開だろう。

 

結局、車から綺麗事をいうだけの傍観者でしかない。終わってるな。

娘は休ませる

最近登校を渋ってる子を度々見るようになって、その度に不憫になって……

 

でも思うよね。

 

お前は行き渋ってる子供を学校に連れて行ってるじゃん、と。

 

登校拒否する子を不憫に思いながら、自分の子供が登校拒否しても連れていく。こんなダブスタある?口だけ野郎じゃん。

 

うちでいえば娘(特別支援学校/中2)が多い。たまーに登校拒否することがある。それこそ玄関まできて逃げ出すこともある。それでも私は連れていく。

 

正直、休まれてもしんどいからだ。あと休みが癖になるのも怖い。

 

一応、元気な時は笑顔でいくし、逃げることもない。おそらく、本人にとって逃げざるをえないほどにきついから逃げてるんだよ。

 

登校拒否経験者のくせに、当時嫌だったことを無理やり子供にさせていたのか……と、とても暗い気分になりまして。

 

学校はやめてまったく別のルートを探る、までは今はできないかもしれないけど、せめて本当にきつそうな時くらいは快く休ませてあげたいなと思うようになった。

 

1日2日休ませるくらいなら、現状でもまあできないことはないじゃないか。

 

休ませて何をするでもなくのんべんだらりと過ごして、少し外の空気でも吸えばまた少し頑張ってもいいかなと思えないかなって。

 

……ということで、ここ最近様子がおかしくて、今朝は制服を着ることすら拒否して逃げ回っていた娘を休ませることにした。

 

今隣で座ってブログ書いてる。娘は飛び跳ねながらテレビ見てる。少し片付けてお昼食べたら山にでも連れていこうかなと。

 

他人の子供を守る力はないけれど、せめて自分の子供の力になれるようにはしたい。

 

ほんと、難しいけどね。

親の現実もあるから

一応学校に行きたくない子供目線で書いてみたはいいものの、現実は親の事情ってやつがかなり大きい。それもわかる。

 

子供はその子だけではないかもしれないし、生きていくためにはお金が必要だし、休ませたところで子供一人で留守番させるならプラスに働かない可能性も高い。

 

私も娘が深夜に暴れ回ったり、朝までドライブに行ったあとまで娘を休ませようとは全く思わない。というか休ませたくても面倒みられない。

 

苦しさはわかるけど学校に行ってもらうしかない。そんな現実もあると思う。

 

学校に行かないという選択肢がもっと一般的だといいのだが。未成年の子たちはほぼすべて学校に行っていて、学校に行かなかったら完全に子供社会から隔離されてしまう。

 

かと言って家に放置してたらテレビにスマホにゲームで、中毒性も高く、リアルに一生閉じこもれるルートが存在する。8050問題とか実際にあるわけだし。

 

学校に行かない人生を許容しても、誰かが側にいないとどうにもならない。

 

フリースクールとかあまり詳しくないんだけど、どうなんだろうね。伸び伸びとやれるもんなんだろうか。

 

ホームスクーリングが最適解なんかなぁ。でもお金の問題もあるし、周りの子供は当たり前のように学校で世間から弾かれたみたいな感覚も少なからずあるだろうし。

 

親も子も生きづらいよなぁ。

 

……とりあえず、今日の私は娘の面倒をみて過ごすことにするよ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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