子供達が分かってるだろうと放っておくと、命に関わりかねないことが多いのが車中だ。
ここでは私の体験談も交えながら、幼児と車に乗る時に絶対にチェックすべきことを三つほど紹介したい。
シートベルト
まず一つ目がシートベルトだ。
子供達を車に乗せるならシートベルトを締めるように徹底指導しなければならない。
私も妻もしつこく言い続けた結果、娘はシートベルトをしないと「シートベルトやってー!」と大声で訴えてくれる。
息子はまだ衝動性がありすぐにシートベルトはしないことも多いが、放っておけば勝手にチャイルドシートに座ってシートベルトをする。
いい流れである。
だが最初は違った。
私は思っていた。
シートベルトしたくないなら無理にさせなくてもいいんじゃない?
義務化されているとはいえ、シートベルトしても勝手に外したり「いやだ!」と拒否する子供たちを見て私はそう考えていた。
だが甘い。
甘い甘い甘い!!!
幼児と一緒に車に乗るのは、想像よりも遥かに危険なのだ。
それはある日のこと。
運転中に、後ろにいる息子がチャイルドシートのシートベルトを勝手に外してしまったことがあった。
運転中だし、息子は自分でシートベルトを付け直そうとはしない。
目的地も目の前だから大丈夫だろうと思っていたら、どうだ。
息子が突然サイドブレーキを引っ張ったのだ。
ぅぉいおいおいおいおい!
車の挙動が一瞬おかしくなったがすぐにサイドブレーキを下ろし事無きを得た。
私が衝撃だったのは、それまでに何度も妻が口すっぱく注意をしていたという事実。
車のここ(ギアやサイドブレーキ)は絶対に触らないで!
妻がそう言ってるのを何度も聞いていた。だから理解できていると思っていた。
それなのにこの事件だ。
3歳の子供の衝動性は口頭注意でどうにかなるレベルではなく、運転中にサイドブレーキをかけるという危険行為に出てしまったのである。
それからだ。
私が子供たちのシートベルトにめちゃくちゃ厳しくなったのは。
息子と保育園からの帰りに、自宅の目前で「もういいでしょ」と息子がシートベルトを外したのだ。
もうよくない!
私はそんな些細なことも絶対に許さない。
運転しながら子供を見るなんて不可能なのだ。
すぐに車を路肩に止めて、息子にシートベルトの大事さを説いた。
だが息子はそれを聞かない。
「ねぇ、なんで帰らないの?ねぇなんで?おうち見えてるのになんでかえらないの?」
と段々と様子が代わり、癇癪を起こした。ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー泣きわめき、10分ぐらい発狂していた。
それでも私は許さない。シートベルトを締めるまでは絶対に帰らなかった。
勝手に触りまくる子供を運転中に放置すれば命に関わると知った一件だった。
チャイルドロック
そして車といえば外せないのがチャイルドロックである。
車の外からしかドアが開かないようにするロックだ。子持ちなら必須である。
うちの娘はたまに思い出したようにドアを開ける取っ手を
ガチャガチャガチャガチャ
とひたすらいじりまくる。
運転中にだ。チャイルドロックが無かったら大変なことになる。
そしてチャイルドロックには見落としがちな注意点があるのだ。
それは車の乗り降りの際に、子供が勝手にチャイルドロックを解除していることがあるということ。
これは本当に危険だ。
娘がドアをガチャガチャ触りまくってもチャイルドロックかかってるしなと安心していたら、実はかかっていなかったことがあった。
怖すぎる。
通常のドアのロックまで解除されてたらどうなってたか。
もう一人でも乗り降りは大丈夫だと、子供に全て任せるのは危険だと知った。
手助けはせずともチェックは必須であるな。
ちなみに妻は私と結婚するまでチャイルドロックの存在を知らず、何度か運転中にドアを開けられたことがあるそうだ。
よく無事に済んでいるね。
パワーウインドウ
そして最後はパワーウインドウだ。
閉める時に挟まる危険性があるし、開ける時もガラスが収納される部分に巻き込まれる恐れがある。
我々夫婦はどちらもやってしまっている。大怪我にはならなかったが、反省だ。
まだ危険性がわからない間は窓の操作もロックし、しっかり確認しながら親が操作しなければならない。
自分たちで操作させろ!!とうるさい時もあるが、親がチェックできないのなら譲ってはいけない部分なのだ。
怪我に繋がる前に徹底を
とまあ絶対にチェックすべきなのはこの三つくらいだと思うが、どうだろうか。
親の意識でどうにかなるものばかり。
私たちは失敗ばかりだが、大事故に繋がる前に徹底したいものである。
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