ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

ひきこもり上がりのクソガキだった私を成長させてくれた友人の話

過去に自分語りをしたことがあった。

ここではコールセンター時代の話を簡単に済ませたが、簡単に済ませた理由は一つ。

 

話せばめちゃくちゃ長いからだ。

 

コールセンターでの地獄の日々は、ひきこもり脱出後の私の人生において重要な位置を占めている。

 

昔話を少ししよう。

 

当時の私は、今の私とは比較にならないほどに自分のことが嫌いだった。

 

コールセンターの同期であった友人たちに、よく言っていたことがある。

 

生きてて何が楽しいのかわからない

一体何のために生きてるのかわからない

幸せってなんですか?

 

同期の友人は年上の女性ばかりだったが、こんな「お前にしかわからねーよ」的な正解の見えないくだらない戯言にも何時間も付き合ってくれたりした。

 

深夜まで私の「この人生どうすればいいのかわからない」という話をひたすら聞いてくれた。

 

もしかしたらかまってちゃんに見えたかもしれないが、私は本気だった。

 

この人生がつまらなくてどうしようもなかったのだ。

 

当時の私がたまに書いてた日記の一部をご紹介する。

 

つまらないつまらないつまらないつまらないつまらないつまらない。

 

リアルにこれだ。ひきこもってる時と何も変わっていない。

 

何かしなければならないという気持ちはあっても、何をしていいのかわからないのだ。

 

わからないから、とりあえず働くしかない。でもその仕事も地獄。

 

八方塞がりで、何の希望もない。そんな毎日だった。

 

それでも会うたびに死にそうな顔をしている私を見て、同期の人たちは話を聞いてくれたのである。

 

細かい事件は様々あったが、あの当時の私を根気強く励まし、活路を見出そうとしてくれていた同期のメンバーには感謝しかない。

 

それから皆どんどん仕事を辞めて行ったが、あれから6年ほど経った今でもコールセンターの同期とは親交がある。

 

年に1〜2回ほど私の近況を話すために会いに行ったりしている。

 

その度に新たな発見があり、士気が高まり、私も頑張らなければ!という気分になる。

 

大体集まるメンバーが変人ばかり。そして変人と言われて喜ぶ人ばかりだろう。

 

常識を疑い、思い込みを疑い、自分を見つめ、人生を真剣に考えているこの友人達との集まりは、私にとって価値のある時間なのだ。

 

そして、つい昨日だ。久々に会った友人達にこのブログを紹介した。

 

こんなん始めたぞ!と教えてみたのだ。

 

妻以外のリアルな反応を見るのは初めてだったが、そんなに緊張することはなかった。

 

なぜなら、

 

このブログ、超面白いもん。

 

この私が何時間かけて記事書いて何度読み返して推敲してると思ってんじゃー!!!と思いながらも、友人達からは予想以上に好反応をいただけて素直に嬉しかった。

 

皆私より人生経験豊富な人ばかり、そんな人たちがこのブログを見て面白いと言ってくれたのだ。

 

もはや十分だな。

 

いつかどこかの誰かに影響を与えて、その人にとって何か意味のある時間を作ること。それが私の夢である。

 

その土台は固まりつつあるのではないか。

 

そしてこの友人達に会う度に、あの当時の、毎日がつまらないと言っていた自分を思い出す。

 

あの暗闇の中にいた頃に比べたら、今の私は自分がやりたいことも明確に言語化できるようになった。

 

生きる指針も、生きる意味も、幸せとは何か?という問いも、今の私は聞かれれば即座に答えることができる。

 

今の私が存在することに、この友人たちと過ごした時間がどれほど影響を及ぼしているか。

 

感謝してもしきれない。

 

どれだけ離れても、生涯に渡って付き合っていきたいと心から思っている。

 

とまあ、きっとこの記事も読んでいるだろうからいい感じのことも書いておこう。

 

ちなみに、友人の一人がブログを読んだ感想で、

 

「もう少しで泣きそうだった」

 

と言っていた。

 

いや、そこは泣いてよ!!

 

というツッコミは心に留めて、私の実力不足を痛感するのであった。

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