ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

三歳だった頃の息子の奇行と癇癪がひどかった話

我が息子は4歳、もうすぐ5歳になり次は幼稚園だ。

 

毎日一緒にいるのであまり気付かないが、よくよく思い出してみればかなり成長している。

 

やたらよく喋るのは変わらないものの、話もかなり理解できるようになった。羞恥心や社会の常識的なものもかなり植えつけられているように思う。

 

そこで今回は、息子がどれだけ成長したかを確認する意味も込めて、昨年の息子の奇行を紹介していこう。主に癇癪が多かったな。

 

3歳ってこんな感じなのか?とドン引きしたものや、怒りに震えたものまで、私の記憶に強烈に残っているものばかりだ。

壁を壊した息子

息子が暴れて壁に足をぶつけ、自宅の壁が大きくへこんだことがあった。

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妻も私も息子に注意した。

 

「この部屋は借り物だから、壊したら君は責任が取れない。もっと大事にしてほしい」

 

そう伝えたら息子が言った言葉がこれだ。

 

「ぼく、なおせるし」

 

何がそんなに問題なの?と言わんばかりの不遜な態度にイライラする私たち。

 

はぁ!?やってみろよ!

 

と好きにさせてみたら、

 

セロハンテープを持ってきて凹んだ壁にペタペタ張り出した。

 

そしてとどめの一言だ。

 

「ほら、なおった」

 

バカにしてんのかと怒りで頭がおかしくなりそうだった。

 

だが違うのだ。

 

壊れた壁もセロハンテープで直せると本気で思っているのが3歳児なのだ。

 

お、お前、そのレベルだったのか……?

 

そんな衝撃を覚えた事件である。

飴玉が食べたい息子

まだ一緒に住み始めて間もない頃、保育園から迎えて帰宅したあとの時間はおやつタイムだった。

 

それは私一人ではお風呂にもいれられずご飯もあげられないため、子供達と3人の時間を完全に持て余していたからだ。

 

だがある時、お菓子を切らしてしまっていた。

 

帰ってきた息子はお菓子が何かあると思ったようだったが、ないものはない。

 

今日は何もないことを伝えたら、目ざとい息子は食い下がる。

 

「飴玉は?」

 

そう。寝室の棚の奥に大量のあめ玉があったのだが、疲れていて取りに行くのが面倒だった私は、

 

「今日はもうおやつはいいんじゃない?飴玉は明日食べたら?」

 

そう言った瞬間だ。

 

 

 

「あめ玉よこせ!!」

 

突然息子は大声で叫び、椅子を持ち上げ床に叩きつけたのである。

 

私は何が起きたのか分からず固まった。

 

あめ玉くらいで叫んで椅子投げるか?よこせ?

 

何から何まで理解不能で唖然とした私は、妻が来るまで子供達に近づかないようにしていたという逸話である。

 

お腹が空いた3歳児は怖い。スイッチがわからない。

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約束を守らない3歳児の癇癪

もう一つ癇癪話を一つ。

 

ある日、家族4人でスーパーへ。車を降りる前に約束をした。

 

「お店の品物は、触ってもいいけどつぶしたり、壊したりしないでね。もし約束を破ったら、車に連れて行くよ」

 

そう約束して、子供達も同意してくれた。

 

そして店に入って目の前には野菜コーナー。並ぶはパックに詰められたキノコ。

 

息子はすぐに走っていき、キノコのパックを見た瞬間に

 

ぐぐぐぐーとパックに指を押し込んだのだ。

 

一発アウトである。

 

おそらく親を試す意味もあるんだろう。どこから親が怒るのかボーダーを探っていたのかもしれない。

 

だが私は約束を守る男、即座に後ろから抱きかかえて車に戻ると宣告する。

 

それが予想外だったのか、そこから息子の発狂ぶりがすごかった。

 

私の腕の中で暴れまわり、大声と奇声をあげ、泣き叫んだ。

 

店内に響き渡る息子の叫び声。

 

だが私も譲らない。泣き叫ぶ息子をそのまま車に連れ込んだ。

 

すると引っ掻くわ蹴るわ、正に発狂という感じ。

 

落ち着くまで話もできないので、腕の中で10分ほど暴れる息子を抑えていた。

 

すると、だんだんと落ち着いてきたようで息子から申し付けがあった。

 

「もう大丈夫だよ、落ち着いたよ」

 

自分ではコントロールできないことを知ってるかのような言い草であった。これが癇癪なのだろう。

 

その後、商品をダメにしたら息子には責任がとれないことをしっかり伝え、改めて約束をして店内に戻ったという話である。

現在の息子

三つほど紹介したが、それから一年ほど経った今はだいぶ息子も成長した。

 

奇行は、やや見られなくはないが癇癪はほとんどない。

 

思えば、「お腹が空いた時」「疲れている時」に息子の癇癪スイッチが入ることが多かった気がする。

 

当時は頻繁に癇癪を起こす息子は大丈夫なのかと調べまわったが、幼児の癇癪はそうおかしな話ではないようだ。

 

成長すればおさまるなんて一概には言えないが、癇癪を起こしても「幼児はこんなもんだ」くらいでいいのかもしれない。

 

ちなみに成長した最新の息子はこれだ。

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「俺たちはパンパースマンだ!!お前、パンパースはいてるな!?」

 

これが成長した息子の姿である。

 

パンパースマンはお前だけだろ!

 

そんな感じで今日は終わりにしよう。

 

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