ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

育児・仕事のあらゆるストレスを力に変え成長する考え方の話

私の人生を変えたであろう書籍はいくつかあるが、今回はストレスについての書籍を紹介したい。

 

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「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」だ。

 

この書籍は、マインドセットを変えることを目的とした本だ。

 

ストレスが体に悪いと考えるより、ストレスは力になると考えた方が長生きするし人生は充実するし人は恐怖に立ち向かえる。

 

このようにストレスに対する思い込みを変える本である。

 

内容は全編素晴らしいのだが、今回紹介したいのはストレスを感じた時の思考プロセスについてだ。

 

私が何かイライラしたりストレスを感じた時に、この本の内容を忠実に実践している。

 

今や癖になったが、非常に役に立つしこれがあるから今の私があると言えるほど。

 

最近イライラしている妻にぜひ読んでほしい記事である。

 

では、ストレスを感じたらどういう思考をたどるか。一つずつ書いていこう。

①今のストレスレベルはどれくらいか?

まず一番大事なのが、ストレスレベルを測ることだ。

 

自分のイライラや怒り、不満などストレスを感じたら、そのストレスは1~10と数値化した場合どのレベルなのか測るのである。

 

直感で頭に出た数字がだいたい自分のストレスレベルと一致するらしく、また数値化するだけで自分を客観視できてストレスレベルが下がるという効能もある。

 

だから子供たちの発言や何か仕事でのストレスを感じた時には「今のストレスはこのレベルだな」とまずは考えよう。

 

これだけでも十分効果があるはずだ。

②自分にどのような変化が起きてるか認識する

自分のストレスレベルを把握したら、次にやるべきことは自分の変化を感じ取ることだ。

 

イライラして目がすわってるなとか、胸が苦しいとか、恐怖で足がすくむとか、何かが喉につまって話しづらいなとか、なんでもいい。

 

息子の顔が見たくないと感じているとか、妻とコミュニケーションを取りたくないと感じているなとか。

 

今の自分がどういう状況でどう変化したのか認識するのである。

③何が脅かされているのか考える

ストレスレベルを測り、自分の変化を認識する。それが終われば最後の一番重要な部分だ。

 

ストレスを感じる時は、”自分にとって大切な何かが脅かされている時”である。

 

その”大切な何か”を見つけだすのだ。

 

子供がもたもたしていたら何故イライラするのか。

 

寝かしつけで子供が全く眠らなかったらなぜイライラするのか。

 

それは自分の大切な”時間”が脅かされているからかもしれない。

 

ルールを守らない息子に拒否をされた時になぜこんなに胸が苦しいのか。

 

子供が病気で仕事を休んで「よく休む奴だ」と思われたらなぜこんなに胸が苦しいのか。

 

それは大切な”自分”が傷つけられているからかもしれない。

 

何かにストレスを感じた時、大切な何かが脅かされている。

 

これはとても重要なことである。

大切な何かが判明したら

上記の3ステップによって自分の大切な何かが判明したら、冷静に行動をとることだ。

 

例えば朝に子供がいうことを聞かず、もたもたして”時間”が脅かされ、イライラしてしまったとする。

 

そこで感情に任せて怒鳴り散らし、強制的に引っ張り回しても物事は上手くいかない。

 

感情任せでは意味がない。毎日同じことを繰り返すだけだ。

 

やるべきことは一つ。

 

冷静に、自分の大切にしている”時間”を守るためにはどうすべきか考えるのである。

 

・前日の夜にもう少し早く寝かしつけをする

・朝はもう少し早く起こしてみる

・片付けたりTVを消すなど自宅の環境を変えてみる

 

など、自分の時間を守るために何ができるかを考えるのである。

 

仕事でも同じだ。

 

周りからの評価が下がり傷つく”自分”を守りたいなら、

 

・仕事でもっと効率よくできる部分はないか

・仕事のあまった時間を何かに使えないか

・仕事を休む分、他の時間で埋め合わせはできないか

 

このような評価に繋がる対策をとる以外にないだろう。

 

悩んで暗い顔をしていても、結局自分を助けられるのは自分しかいない。

 

ざっくりと紹介したが、これがストレスを力に変えるための思考プロセスの一つである。

 

ストレスでどうしようもない時、次の指針を得るためにきっと役に立つことだろう。

より大切なものもある 

自分が無意識に大切にしているものに気づくために、上記の思考プロセスは非常に面白くて私はずっと実践し続けている。

 

だが言いたい!書籍にはない私の持論であるが、ここで言っておきたい!

 

より大切なものがあるんじゃないか?

 

無意識に湧き出る感情やストレスはほとんど習慣のようなものではないか。

 

自分の大切にしている何かを導き出すのだが、実際それよりも大切なものがあるんじゃないか?

 

子供がもたもたしていてイライラしたとして、

 

子供が自由に動くことよりも、私の時間のほうが重要か?

  

子供が自由に自分の好きなように動くのは人間だから当たり前だ。

 

子供が自分のペースで、やりたいようにやる。

 

それ以上に重要なことなんてあるだろうか?

  

子供に叱責したり強く言ったり引っ張ったりしてまで、無理やりこちらの言い分を聞かせて自分の時間を確保したいか?

 

そんなことはないのだ。

 

子供が病気になって仕事を休んで、周りから休みすぎだと評価が下がる。

 

だが、子供に付き添うことより周りからの評価の方が大事か?

 

そんなことはないはずだ。

 

それよりも大切なことがあるのだ。

 

だから、まずはそのストレスは感じる必要があるのかと一度自分に聞いてみるのは重要だと私は言いたい。

 

子供を自由にさせるのも重要だ!でも時間も同じくらいに重要だ!と思うなら、時間を有意義に使えるような対策をとればいい。

 

子供も重要だ!周りの評価だって当然重要だ!と思うなら、今ある時間をより有効に使い貢献するにはどうすべきか考え対策をとったらいい。

 

ただ一枚挟むだけだ。

 

より大切なものがあるんじゃないか?

 

そう感じるなら、まずは考えを改めよう。

 

何度も何度も同じようなストレスを感じるが、その度に自分の価値観の優先順位を再確認するのだ。

 

気づけば、自分の中の無意識の優先順位も変わってくるはずだ。

ストレスを感じたらわくわくする感覚

ちなみに「ストレスを力に変える教科書」は、その名の通りストレスを力に変えるための教科書である。

 

この本を読んでいけば、ストレスは体に悪いという思い込みから解き放たれ、ストレスを利用して前に進むためにはどうすべきかという指針がわかる。

 

何度かこんなことを続けていけば、ストレスを感じるたびにわくわくする。

 

まだ私に何かストレスを感じることがあったのか!

 

ストレスを感じる時は、自分の改善すべき点、成長できる点が浮き彫りになる時だ。

 

それを乗り越えた先には何があるのか、楽しみではないか。

 

しっかり向き合うのがしんどい時もある。それでも向き合うことは成長に繋がるはずだ。

 

ま、まあ私はまだまだ怖いものが山のようにあるし、今まさに見ないようにしているストレスがあるんだけどもね。この人間臭さが私のいいところだから。

 

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