あまり実家に寄り付かなくなったとんぼである、ごきげんよう。
たまに行くと生気を吸い取られ、自己効力感やセルフコントロール能力まで削られてしまうことが判明した。
母に顔を合わせると、あーだこーだと文句を言ってしまうのもよろしくない。でも、不安なのは不安なのである。
母の生活には異議しかない
母は70代。4年ほど前に父はなくなって、今はシングルマザーの長女親子と、ひきこもりの長男。そして猫5匹に囲まれて暮らしている。
母は子供たちと向き合うことを恐れているのか、あまり強く注意したり、何かを正そうという気はない。
先日も、世界情勢のことばかり熱心に話してくるので、「それよりもひきこもりの長男と向き合った方がいいのではないか」と直球の玉を投げてみたら、すっごい嫌な顔された。
「私はもう何もする気はないよ」
そんな現実を直視しない母と笑顔で話をする気もせず、嫌悪感丸出しの表情で、母の話す世界情勢や芸能人の話を聞くことになってしまった。
孫の面倒をみる朝晩以外は特にやることがないようで、基本的にはHuluやYouTubeを見て過ごしているからこんなことになる。見過ぎだよ。
離れの小屋にはアラフォーのひきこもり長男が住んでいるんだぜ。猫を5匹も飼ってしまって、あなたがいなくなったら一体この家はどうなるんだ。
現実逃避ばかりで何も変える気がない母を目の当たりにすると、不安で不安でたまらなくなる。
嫌味や文句の一つも言ってしまいたくなるのである。
これおかしいんじゃないの?それはどうなってるの?こうした方がいいんじゃないの?
そんなことばかり口にしたため、母と私の関係は微妙になりつつある。ここ数ヶ月は、定期的にあった母からの電話もこなくなった。
また何か言われると思っているんだろう。それがわかるなら、改善してほしいんだけどねぇ。
注意しても逆効果説
私も不安があるからこそ、ぐだぐだと文句を言ってしまう。
でもよくよく考えてみれば、こういった指摘や改善点を伝えるのは、逆効果にしかなっていないっぽいのだ。
ストレスになることはあっても、改善点がはっきりしたから変えていこう!!とはならないわけで。
そもそも、あれこれと文句を言うだけでそれが改善されていくなら、こんな大惨事にはなっていない。意味がないんだろうね、現実を直視しろと注意するのは。
現状維持では暗い未来しか待っていないと、おそらく母もわかっている。
しかし、これらを乗り越えるためのエネルギーがない。現実逃避するしかない。そんな母に何か言えば言うほどに、Huluをみる時間が増えていくだけ。
喫煙者にタバコの危険性を伝えても、その不安を解消するためにタバコをより多く吸ってしまうという。それと一緒だね。
意味なさそうなので、今後は母に改善点を伝えるのをやめます。
たまに傾聴してみよう
母は友達もいないし、買い物以外で出かけない。長男はひきこもりでほとんど話さない。実家住まいの長女も、母がうるさいと嫌な顔ばかり。
日常的に、まともに話すのは8歳の孫娘のみ。
これでは母のメンタルがやられるのも無理はない。今にも認知症になるんじゃないかと、それも不安のタネである。
押しつぶされそうな母のメンタルを少しでも軽くするためには、話を聞いてくれる人が必要なのではないか。
そんなわけで、母の話を傾聴する時間を週に一度のペースで作ってみたい。母の役に立つことで、私のメンタルにも好影響があるはず。
今朝も久々に電話してみてね、まぁ……マシンガントークをしていたので、少しは気が晴れたんじゃなかろうか。
今まさに心が折れている私もだけどさ、現実に立ち向かうってのはパワーがいるよねぇ。
ここまで読んでいただき感謝。
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