ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

ひきこもる長男問題を兄弟に押し付けようとする母を軽蔑する話

怒り心頭のとんぼである、ごきげんよう。

 

火曜日にうさぎの手術あり。ついでに実家に顔出したら、兄のクソ野郎っぷりにぶちぎれたのがこれ。

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水曜日は、手術後のお迎え。母に返す書類があったため、実家に少しだけ寄ってみたら今度は母のクソ野郎っぷりにぶちぎれてしまった。

 

あまり気分のいい話ではないので、罵詈雑言が苦手な方は(略)

相続の話

4年前に父が他界したのに、残された実家の名義は父のまま。市役所で相談すると、すぐに名義変更しなくても問題はないらしい。

 

が、母も70を超えた。今のうちに、名義を誰かに移したほうがいいのではないかとの話がポツポツ出始めているのである。

 

単純に考えれば、高齢の母が子供たちより先に亡くなる。父→母→子供とわざわざ2回も相続税を払うより、父→子供と名義を移したほうがいい。

 

そういう話になったんだけど………はて、一体誰がこの実家を相続するのでしょうか?

 

シングルマザーの長女(39)

嫁いでいった次女(38)

実家に20年以上ひきこもる長男(36)

やや距離の離れた地に住む末っ子の私(35)

 

これが意外と難しい。

 

なぜなら、実家にはひきこもりの長男がいるからで。彼は実家の敷地内にあるプレハブ古屋に住んでいる36歳。

 

私は兄とまともに話すこともできないほどに拒絶されているようなので、何を考えているのかわからないが……

 

兄は、社会復帰する気がない可能性がある。

 

以前に障がい者として国から援助を受けて生きていきたいと、精神病院や心療内科に行ってたこともあったから。

 

勇気を出して自分を変えて、成長していく。そんな普通の、真っ当な方法で生きてく気は今やゼロなんじゃないか。

 

私も長いひきこもり経験者だけど、今のままじゃダメだとか、何とかしなければ、外に出なければとか。そんな自己嫌悪と焦燥感が常にあったのだが。

 

しかしあれはまだ20代の話。兄のように、ひきこもりをこじらせて40も近くなると、考え方も変わるのかもしれない。

 

親が死ぬまで年金を食い潰す覚悟をしたのでは?

 

生活保護でも何でも使って、今のひきこもり生活を続けることが彼の目的なのでは?

 

完全に、現状を打破することを諦めてしまったのでは?

 

もはや弟である私も、腹を割って話すことができない存在へと進化した。逃げてしまうから、どうしようもない。

 

強引にいくことも可能だが、正直言って追い詰めるのも怖い。私も守るべき家族がいるのでね、今の兄に命を賭けようとは思えない。

 

何よりこれは弟の仕事ではない。母の仕事だ。

 

それなのに母親が兄と向き合って話すことはないし、むしろ兄の現状を容認している。現状改善の手を打つこともない。

 

このままいけば、母が亡きあとは色々と問題が起こるでしょう。

 

さて、この実家は一体誰が相続したほうがいいでしょうか??

母にぶちぎれる

ぐだぐだやっている私も一応は独立してて、実家に帰ることはないし、実家を相続することもない。

 

次女も次女で完全独立。旦那さん側の両親の介護もあるし、今は実家にたまに顔を出しにくる程度。相続はしないだろう。

 

やはり、相続すべきは長男か。そもそも長男だし、彼が実家にこの先もずっと住み続けるのだから、長男に相続させたほうがいいのでは。

 

しかし、もし兄が(あわよくば)生活保護を受けようと思った時に、資産が邪魔になる可能性がある。

 

もし実家の売却を視野に入れるなら、長女に相続してもいいのかもしれない。今も実家に住んでいるし。

 

では実家を売ったとして、兄はどこにいくんだ?アパートは契約できるのか?収入もないのに?そもそも兄は実家から出ていくことに承諾するのか?

 

どうしたほうがいいのかね、とそんな相続の話を母としていると、どうしても話が核心に向かっていく。

 

「母が死んだら、兄はどうなるのか?」

 

これだ。もうこれしかない。この一点のみ。今は元気な母もいつか死ぬ。その時に、どう考えているんですか??

 

兄が相続したとして、固定資産税も払えない。いずれ追い出される。食費も光熱費もない。

 

姉が相続したら、この家売るの?兄はどこいくの?それとも売らずに兄は住み続けるの?その面倒は?お金は?

 

甘やかしていた母ももういない世界だ。

 

兄は一体どうなるの?

 

「お母さんが亡くなったら、兄は野垂れ死ぬ可能性が高いけど」

 

そう起こりうる未来を告げると、母はいう。

 

「そのとき、私は死んでるからわからないよ(笑)」

「でもそれはそれでいいんじゃない?本人の選択だから」

 

……そうですか。

 

さらに母は続ける。

 

「でも(兄も)生きている人間だからね。ご飯くらいあげるんじゃないの?

 

……はぁ?と思って。何言ってんだこの人はと思って。

 

え、ご飯あげるって誰があげるの?

 

「長女は長男のことが意外と好きみたいだからね。今もたまにお菓子とか買ってくるから、ご飯くらいあげるでしょ!」

 

あら、もしかして、自分が死んだあとのこと、長女に押し付ける気なの?

 

聞けば、母の頭の中には長女と長男を同じ住宅に住まわせる計画が、いくつかあるようだった。

 

いやいやいやいや、それはさすがに。長女に聞かせたらあかんやつや。ぶちぎれるだろ、勝手にこんなこと言ってたら。

 

いくらなんでもおかしいから、私も反論を続けたのさ。

 

「誰も兄の面倒は見られないと思うよ。みんなに見捨てられて、やっぱり兄は野垂れ死ぬ可能性はあるけど。それでもいいんだよね?」

 

「それはそうよ!自分で決めるんだから、人生は!!」

 

……あれ、この母親、頭がおかしいなと思って。

 

兄を今後どうしていくのかだけじゃなく、生かすか殺すかの決断すら、子供たちに丸投げしようとしてる。

 

自分は死んで逃げ切り。その後の兄をどうするか、その責任を残った子供たちでとれという。

 

放置して野垂れ死にさせてもいいのよ。でも、かわいそうでしょ?だったらご飯あげるよね、お願いね。

 

……あのさぁ。

 

馬鹿じゃないの?

 

子供たちにすべての責任を押し付けて、自分は死ぬから知らぬ存ぜぬってか?

 

兄を見殺しにする罪悪感も子供達がもつわけですか?それが嫌だったら面倒を見ろってことですか?

 

はぁ?いくら何でもクソ親すぎるだろ!!!

 

長女は両親が借金だらけで多忙だったために、弟たちの世話をしたり、借金返すの手伝ったり、親戚に電話したり。

 

色々苦労してきてるんだよ。そんな長女に、両親の死後も仕事を押し付ける気なんですか?

 

やばいだろその考え。まだまだできることはあるのに、子供になすりつける前提なのは気が狂ってる。

 

そんな母を、生まれて初めて、心から軽蔑してしまった。いや、初めてじゃないかも。

 

無意識に、軽蔑の視線を送ってしまったよ、まいったね。生きていたらそういうこともあるんだね。

 

吐き気がする毒親だなぁと思いながらも、最後に少しだけ提案をしてみる。

 

「あのねお母さん。お母さんが死んだあとに、長男がのたれ死んでもいいって言うんだったら、今長男が死んでも同じだよね」

 

「例えば、長男にいくらかお金を出して追い出してみるとか」

 

「例えば、長男にこの家を引渡して、お母さんが出ていってみるとか」

 

「お母さんが死んだあとに長男がのたれ死んでもいいっていうんだったら、お母さんが生きているうちにやってみたら?」

 

「子供たちに丸投げしないでもらっていい?」

 

とか何とか、無駄だとは思いつつも、勝手に口が動いちゃったんだけど。

 

母の回答がこれ。

 

「なんでよ!私が生きているうちは私がご飯あげるのに!私は出ていかないよ、絶対に出ていかないよ!」

 

そう必死に言うから。怒りを通り越して、呆れてしまった。

 

あぁ、そうですか。自分の人生は自分で決めるんでしたね。ご勝手に。

親と子の問題

母の心労を和らげるために話を聞こうと、暗い未来の話はなるべくやめておこうと最近は心がけていたのだが……

 

まともに話し合ってしまうと、怒りが爆発してしまう。今回はその前日に、兄のクソ野郎っぷりにもムカついているし、状況が悪かった。

 

だってね。

 

「色々と考えて、子供達にも面倒をかけないように、できる限り私が生きているうちにやれることはやるつもりだよ。でも何をどうしていいのかわからない」

 

的な感じだと思ったんだよ。

 

でも違ってさ。

 

「私が生きているうちは現状維持!死んだら、あとはお願いね!」

 

母はこれだから。舐め腐ってんなーって思っちゃったの。

 

兄が社会復帰したいと願っているのなら、そうできるような道をあなたが生きているうちに作ってくださいよ。

 

まだできることはあるでしょう?

 

兄が働く気がないと。絶対に働かないし、社会復帰もしない。何もしない。毎日ネットだけ過ごす人間として生きていきたい。

 

それならそれで、そうできるような道を、あなたが生きているうちに作ってくださいよ。

 

生きているうちに実家から追い出して独り住まいさせておけば、母が亡くなった時に生活保護を受給できるかもしれない。

 

こないだ電話した感じでは以前より兄の精神状態悪化してたから、今なら何かしらの精神病の診断書もとれるかもしれない。

 

こんなん姉や弟の仕事じゃないでしょう?お母さん、まだ元気ですよね?

 

色々あって、私はもう自分の家族がいるから。母の亡き後に、兄の経済的支援をする気は一切ない。むしろ、兄も求めていないだろう。

 

人と喋りたくない。関係を持ちたくない。私が支援しようと無理に頑張ることが、彼の幸せな人生計画プランを妨げにすらなる。

 

タイミングをみて、姉達と話し合うべきかもしれない。

 

「母が亡きあと、長男の面倒をみる気があるのかどうか」

 

こりゃ荒れるわ。とんでもない修羅場が待っているぞ。

 

とはいえ、鬼だと言われても、私は何もする気はない。変わる気がない人間を、私が助けることはない。

 

何より助けて欲しいと思ってる人間しか助けられない。手を差し伸べても、拒絶されるんだから。

 

あーくそくそ。実家はくそ。行くたびに気分が悪くなる。

 

今回は首を突っ込みすぎて頭をやられてしまったので、今後は母のように傍観者として「まぁいいんじゃないの?」を合言葉に付き合っていこうと思います。

 

「野垂れ死に?まぁいいんじゃないの?私に関係ないしさ」

 

親が子供にそう言ってんだから、笑えるよね。

 

最後に、コメントでひきこもり社会復帰の流れを詳しく紹介する記事を紹介していただいたので、こちらにも貼っておきたい。

ひきこもり こころのドア船橋

 

これを読んで、親が変わらなきゃどうしようもないんだなぁと改めて思うとんぼであった。

 

自宅に帰ったら、叩きまくる娘もうるさい息子も天使に見えて、ハグしまくったよ。最高の家族だわ。

 

おしまい。 

 

ここまで読んでいただき感謝。

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