メンタル悪化がピークのとんぼである、ごきげんよう。
世間ではコロナもピークのようで、小学校の夏休みも終わらなさそうな空気。覚悟を決めて、せめて来週いっぱいだけでも子供たちを休ませる予定。
娘の寝付きもマシになってきてるので、1週間なら私一人でも面倒を見られることでしょう。
それはそうと、息子の学童の話。
怒られた息子と厳しい先生と
娘が夜に寝ない事件でてんやわんやだった我が家。その陰で、7歳の息子にもちょっとした事件が起きているようだ。
今週に入って、息子の顔が優れないことが多く、学童から帰宅してすぐに愚痴を喋り出す。
「オレ、今日外で遊べなかった」
こればっかり。
息子の学童では、午前中と午後に1時間ずつの外遊びの時間がある。外といっても、学童のそこそこ広い庭で遊ぶやつ。
アウトドア派の息子にとっては、この時間が最高の楽しみ。このために学童に行っていると言ってもいいくらい。
それなのに、午前も午後も、外遊びができなかったと言うのだ。詳しく話を聞くと、以下の流れ。
この日の外遊びは、尻尾取り遊び。おしりに紐つけて、取られたら負けってやつ。
みんながしっぽつけてる間、息子は手持ち無沙汰でその辺にあったボールを触って、友達と遊んでいたんだと。
皆が違う遊びをすると怪我の可能性があるため、ボール遊びの時間以外にボールを触ってはいけないルールがあるらしく、息子と友人は注意される。
怒られた二人は、先生から中に入っておけと外遊びを禁止されたんだって。
……それだけだったら、別にまぁ……という話だったんだけど。息子は反発したらしい。
「ボール触ってた人は他にもいる!!オレたちだけ遊べないのはおかしい!!」
これだ。先生に見つかったのは息子だが、その前にも、見つからなかっただけで触っていた子がいたのだ。
あまりの不公平感に息子は怒って反論したが、先生にぶった切られたと。
「他の人のことは関係ありません!」
というわけで、外遊びができなくてぶーたれていたのである。
「先生がおかしい」
「他にもボール触ってる子いたのに」
「オレは怒っている」
w
夕食の時間がこれ一色になるくらいには、怒っていたな。
翌日も続く
不公平なのはわかるが、先生もロボットじゃない。息子が悪かった部分は反省した方がいいのでは?次から遊べるように、どうするか考えるのが生産的では?
あまりにグチグチ言うもんだから、ちょっとイラっとしつつもこんな話をして終わった。
これでこの件は終わりかと思いきや、なんと翌日も帰ってきた息子はぶーたれていた。
「オレ、今日も外で遊べなかった。先生に謝ったのに、今日も外遊びするなって言われた。謝るのが遅いって言われた」
……えぇ?ほんと?さすがに先生厳しくない?
翌日まで引っ張るような話じゃないだろこれ。妻も結構不満そうで、おかしいからママから先生に話をしようかというくらいには不穏な空気に。
しかし、これはどうなんだろうと話を深掘りしていくと、なんとなく先生の気持ちが理解できた。
おそらくこの先生は、ボールを触ったことを怒っているのではない。注意されたあとの態度に怒っているのだと。
ボールを触ったことを注意された息子は、その場で謝ることもなく、むしろ不貞腐れて、悪いのはオレだけじゃないと不満を露わにしたようなのだ。
反省なんてする気はない。ただ自分が注意されたのが気に入らない。頭ごなしに怒られている。他の奴も怒られるべきなのに、自分だけが損をしている。
絶対におかしい。
これが息子の考え。
実際に二日目に先生に謝ったというが、謝った理由は「外遊びをしたかったから」であって、自分が悪いとは思っていない。ただのポーズ。
そんな息子だから、翌日にも外遊びを禁止されたのはまぁ……納得というか、わからんでもない気がした。
で、三日目。
「オレ今日も外遊びできなかった。今週いっぱいはダメだって」
うーん。先生も徹底してんな。
どちらも悪い
どちらも悪い、これが話を聞いた私の結論。
息子はルールを破ったわけだから、そこはしっかり認めなければ。間違いを認めて、受け入れて、次に繋げる姿勢が必要だろう。
先生もそう。息子たちの他にボールを触っていた子がいたのは、おそらく事実だろう。
その意見をスルーして、自分の目に入った子だけに罰を与えるのは……そら不公平感も出る。気に入らないから強権発動ってのもなぁ。
でも、これも社会勉強の一環だろうさ。世の中色んな人がいるし、息子は自分が悪くないと思っているから全面的に肯定する気もしない。
自分の悪い部分を認めれば、先生も外遊びさせてくれる気もするが。意地でも認めないのも息子の選択か。
ここまで読んでいただき感謝。
↓のウサギをポチすると、さらにとんぼが喜びます。