ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

せっかく息子と遊んだのに夕食に文句をつけられた話

子供達と仲が良くなってきたとんぼである、ごきげんよう。

 

今でも悪くはなかったが、最近はすこぶるいい。逆に妻は喧嘩がやや多めである。それも穏やかにフォローできるくらいの器の広さがある。

 

でもやっぱり、むかつくこともあるんだよ。

息子に付き合って

昨日、午後から暇だという息子に付き合うことにした。午前中で夕食も作って片付けもして、何もしなくていいように前準備。

 

このブログでも書いた通り、

◆子供の思い通りの楽しい時間を提供しないと胸が苦しくなる話

 

暇な息子に付き合うとは言っても、今までのような接待プレイはやめた。何をするかは息子が決める。私にできることがあるなら協力するよと。

 

で、息子の注文通りにまず図書館にいったら年末年始のため休館。次にゲオに漫画を見に行ったら、ポケットモンスターの映画(ココ)を借りたい言い出した。

 

これまでであれば私がお金を払うところだが、

 

「映画見る時間はあるよ。借りるならお小遣いで借りてね」

 

と告げたら、うーんうーんとうなって、結局借りることにしてた。今お小遣いを2000円貯金してて、崩したくなかったらしい。いい経験だ。

 

帰宅後、一緒に見ようと誘われたので映画鑑賞。ポケモンのとうちゃんの映画、泣いたわ。

 

それから黒子のバスケを読み聞かせして、娘が帰ってきたので3人で風呂に入ってたところ妻が帰宅。風呂から出たら子供達とにゃんこ大戦争。

 

うーむ、よかった。

 

と思ったわけだが。

息子、泣いて怒る

夕食はスパイスカレー。トマトと根菜が余っていたので久しぶりに作ってみた。

 

が、このスパイスカレーは息子が苦手でね。以前から辛い辛いと文句がすごかった。そんなに辛いなら、次から辛いのと甘いの両方作るよ!!と約束もした。

 

それなのに……まぁでも大丈夫だろ!!と楽観的に辛いスパイスカレーだけ作ってしまったのだ。2種類作るのは面倒だったのである。

 

すると夕食がスパイスカレーだと知った瞬間から、息子は顔をくしゃくしゃにして泣いて、怒ってしまった。

 

「オレからくて食べられないって言ってるのに!!」

 

……うーむ。もう少しマイルドに言ってくれたら、私もイライラすることはなかったのだろうが……食べる前から結構な文句が出て、なかなかの反発だった。

 

今考えれば、ゲーム終了直後だったのもあるはず。

 

私からすれば、午後から息子のやりたいように付き合ったわけじゃないか。接待はしないものの、息子のやりたいことができるように協力したんだよ。

 

つい5分前まで並んでにゃんこやっていた私に、こんなに噛み付いてくるかと思って。食べてもないくせにと思って。

 

はぁ!?なんだこの恩知らずはと思ってしまった。

 

まぁまぁ文句言う前に食べてみろと。水飲んで、お米と一緒に食べたら大丈夫だよと強行突破を試みるが、どうしても息子は納得せず。

 

ムカついて色々反論したよ。

 

君と遊ぶことで私には2種類のカレーを作る時間がなかった!

 

じゃあ君は一人でポケモン映画を観たかったのか?一人でみて、その間に私が料理してたら満足するのか!?

 

などと言ってみたけれども、私は気づいていたの。

 

……作らなかった理由は、ただめんどくさかっただけだと。とにかくめんどくさかったのだ。スパイスを入れる前に、鍋をわけて調理するのが嫌だった。

 

じゃあ何でこんなにムカついているか、それは息子の態度が気に入らんってこと。

 

午後から息子に時間を使ったのはもちろんだし、料理だって自動でできるわけじゃない。それなりの労力を使った私にその態度はおかしいだろ。

 

もっと人の気持ちを考えて発言しろ!!

 

……あぁこれねと思って。価値観を押し付けているから、私はこんなに怒ってる。自分の好き嫌いより、家族の気持ちを優先しないからムカついている。

 

これはもう仕方がないなと切り替えて、正直に言って謝ることにした。

 

ごめんと。本当は以前に辛いのと甘いカレー作るって約束してたのも覚えている。でもめんどくさかった。ほんとは時間もあったけど、めんどくさかった。

 

子供の味覚は大人の味覚とは違うから、私では想像もつかないほどに君にとっては辛いのかもしれない。そこまで言うなら、もうこのカレーは出さないよ。前回も約束したし。

 

……で終わりのつもりだったんだけど、その後も息子が「今後もこのカレーが食べたいと思うわけない」みたいなこと言ってたもんでね。

 

少し考えて、こりゃ伝えた方がいいなと。

 

親しき中にも礼儀がある。

 

辛かったのは申し訳ないが、こちらも結構な時間をかけて作っている。栄養も考えて野菜もたっぷりいれている。スパイスも少なめにした。

 

食べたくないのはいいが、少しは相手のことも考えて物を言った方がいい。悲しいよと。

 

とか。穏やかに話ができたのでしょう。その後息子は私の膝の上に乗っかってきてて、だるまさんが転んだを遊んだ。

 

かろうじてクリアしたな。

臆することなく、強制することなく

子供達と向き合ってみて、なんとなく伝え方の理想系みたいなものが見えてきてる気がしてる。絶対正解はないんだろうけど、私の中での理想系みたいなの。

 

私はこう思っているよと、相手の顔色を気にせず、臆せずに伝えることがまず重要だ。

 

相手がどう感じようが、反発しようが、気に入らないと思うかもしれないが、自分の気持ちを伝える。

 

そこで初めて気づくことがあるかもしれない。言わないとわからないことはよくある。

 

そして伝えた後、行動の変化を強制しないこと。謝らせるのではなく、私の言う通りに動くことを承諾させるのではなく、ただ伝えるだけ。

 

話を聞いて、どう思うか、どうしようかと考えるのは相手次第。私に強制できることではない。むしろ逆効果になりかねん。

 

伝えたら、それで終わり。みたいな感じかなぁと。

 

何が難しいって、まず怒らないことだよ。怒ったら全部ぶち壊しだわ。まだまだ先は長そうだ。2022年も続くねこれは。

 

ここまで読んでいただき感謝。

↓のウサギをポチすると、さらにとんぼが喜びます。

にほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ