ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

娘の風呂+トイレの療育を本気で開始しました話

家族の問題を洗い出すとんぼである、ごきげんよう。

 

妻や娘の趣味、息子の部活など色々と手を出してきたが、他にも超重要なことがある。それが娘の療育だ。

 

風呂やトイレは学校とデイでは教えてくれないから、親が教えないとこの先もずっと出来ないことになる。

 

自宅でやらねばならんのだ。

 

◆家族の紹介

一人で療育をやる覚悟をする

これまで何度も娘の療育、特にトイレ(排便)にチャレンジし、その度に失敗してきた。娘がトイレでの排便に成功する前にこちらが断念してしまう。

 

1番の問題は、毎日同じ環境を作れないことだ。

 

娘がデイから帰ってきたら必ず、まず風呂、着替え、ドライヤー、そしてトイレ……とまったく同じ手順で流れるような習慣を作らねばならない。

 

それがやりたいのにできない。娘が荒れてる時があるのも理由の一つだが、妻の帰宅時間がバラバラなのが問題だ。

 

娘が成長したら継父の私が風呂にいれるのどうなんだ?とずっと思ってて、妻がメインで風呂やトイレの療育をできるよう計らってきたが……

 

もう無理だな。諦めよう。

 

妻に合わせて娘の療育をしたら、続けられない。そもそも残業が多くていつも同じ時間に帰ってこない。余裕がなければ療育なんてできない。

 

それに時間がないからと療育をやる日・やらない日が出てきたら、娘の習慣にもならないし、やってる方も面倒になる。今まで続けられなかった原因もこれ。

 

で、せめて私一人で療育して、途中から妻に合流してもらおうかと思ったけども、これもよくない。

 

娘に色々教えている最中に妻がやってくると、娘の集中が切れる。結局途中からママママになって、そのママは療育をやるほどの気力は残ってない。

 

これじゃダメだわ。

 

娘は今年5年生で宿泊学習があるそうな。お泊まり+風呂にも入るのに、これまでの娘は風呂で棒立ち。シャンプーも体洗いも全部親がやるのが当たり前。

 

うんちもオムツ。着替えも親任せ。

 

これどうにかせんといかん。誰かがやらないといけない。

 

仕方がないので、私が一人でやる覚悟を決めた。遅いくらいだ。

療育の流れ

夕方、妻はもし早めに帰っても、18時半までは娘に見つからないように部屋に隠れてもらうことにした。

 

娘が妻に気づかなければ、集中して療育できる。仕事で疲れている妻も、娘に邪魔されず1時間弱は自由に過ごせる。

 

そんな流れで先週からぼちぼち療育を始めまして、デイから帰ってきた娘を迎えたらすぐにお風呂。

 

一つずつ自分でさせてみる。

 

自分でシャワーを出させて、

頭に自分でシャワーをかけさせ、

自分でシャンプーを2回プッシュさせて、

自分で頭をごしごし。

 

うん。今までやってなかったとは思えないほどに指示が通る。期待してなかったのに全部やってくれる。清潔保持の観点から見れば怪しいけれど、まぁまぁ最初だし。

 

泡立った頭をシャワーで流すのもできた。石鹸で体を洗うのもスムーズにやってくれる。シャワーでお尻まで流しだした。

 

 

……できるんじゃねーか。

 

 

ちなみに子供たちを絶対に褒めないと言っていた教育方針は、娘に関してだけ撤回した。発達年齢も2~3歳ってことで、めちゃくちゃ褒めてる。

 

「すごいー!」

「かんぺき!」

「てんさい!!」

 

拍手をしながら、一つ一つの動作をするたびに大袈裟に褒めちぎっている。娘も喜んでいる。この方がわかりやすいのだろう。

 

「できたらすごいってことは……じゃあもしこれができなかったら私はすごくないのかしら?愛されないのかしら?」

 

などと考えるほど、娘の思考レベルは深くないのだ。考えすぎだ。

 

今まで親がやってたタオルドライも、拭き方の順番を教えてみてる。顔から、頭、背中、お腹、足。ドライヤーもまずはスイッチONからさせてみる。着替えも自分で選ばせる。

 

着替えが終わったらトイレに入って、うんちトレーニング。5分くらいうんうん言いながら手遊びして座らせている。

 

……などなど、褒めちぎっている効果もあるのか、やろうとはしてくれることが多い。うんちも出ないし、ドライヤーもできないけれど。

 

いや、今はやろうとしてくれるだけでいい。これが療育なのだ。

 

ちなみに体調が悪そうで棒立ちの時には無理せず介助してる。

 

まだ始まったばかり、焦らずいこう。

成長が見えれば

やはり自分のことを自分でやってくれると、こちらも嬉しくなる。我々が成長を止めてるんだなーと反省するし、色々させてみたくなる。

 

難関はうんちか。便器に座って一欠片だけでも出てくれたら。本当にちっちゃいのでいいから出てくれたら、大きく変わると思うのだが。

 

大きな期待を抱かず、まずは習慣化を目指して長い目で見ながらやってみましょう。

妻の話

余談だが、これは妻のレスパイト目的でやっている部分も大きい。仕事から帰ってきたら娘とずっと一緒で、嫌になったみたいだ。

 

それが先日、妻と娘が二人で風呂に入る日がありまして。

 

その時は調子が悪かったようで、娘は絶対に自分でシャンプーせず。でも「娘はシャンプーできる」と聞いていた妻は、絶対にシャンプーさせたいと強要に強要を重ねたようで……

 

風呂場で大喧嘩。

 

どうしたどうしたと様子を見に行けば、妻が言ってた。

 

「これが療育でしょ!?」

 

いや、どうだろう。うーん。そういう療育も世界にはあるのかな?

 

よくわかりませんが、私は私にできることを粛々とやります。では。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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