ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

息子(小4)、支援学級の子が勉強しないのが許せない話

こいつ大丈夫か?案件だらけでしんどいとんぼである、ごきげんよう。

 

昨日、先生から聞いた息子が学校でよく怒鳴っている話を、息子本人から根掘り葉掘り聞くことにした。これね。

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頭でぐるぐる考えるより、本人に聞いた方がいいだろう。

 

というわけで2時間以上がっつり話したんだけども……うーむ、闇が深い。

 

◆家族の紹介

息子の世界と周りの子が見える世界は違うのか?

まず一つ目、クラスのお楽しみ会にてクラスを半分に分けたドッヂボールをやった時。

 

みんなでバランス良くボール投げて楽しい時間にしよう!が目標なのに、息子だけやたらボールを投げまくったために総スカン。

 

納得いかない息子はぶちぎれて大声で怒鳴っていたという事件。

 

というのは先生目線の流れ。

 

息子の話では全然違った。

 

いくつかピックアップしようか。

 

「オレよりあいつの方が多く投げている」
「オレはパスって言われたらパスもしてる」
「何回もパスをした!」

 

などなど、息子自身はちゃんとみんながボールを投げられるように配慮したらしい。パスと言われるから何度もパスもしたらしい。

 

息子よりも他に注意されるべき子がいたともいうから、ルールを守っている息子が注意をされる理由が何一つない。

 

……うーむ、悩ましい話である。

 

親ですから、息子の話を疑わないスタンスで聞いてくんだけど。

 

息子の話を100%信じるとつじつまが合わない。

 

積極的にルールを守っていたはずの息子が周りから注意される流れ、どう見ても不自然じゃないか。

 

聞けば同じチームの男子ほぼ全員から(女子はあまりやる気がなかったとか)注意されて、味方はいなかったようだ。

 

状況的に、クラス全員が参加してるドッヂボールの試合だよ。

 

クラス全員がすべてを見てる状況だよ。先生だって見てるよ。息子がどれくらい投げてるか、周りの人は全員見ているのだ。

 

ちゃんとルールを守っているはずの息子がルールを守ってないと一点集中で責められて、誰一人息子をかばわないなんてことがあるのか?集団いじめ?

 

何より、審判として現場を見ていた先生が「息子君がボール投げる回数が多かったもんで注意されて……」とはっきり言っていた。

 

先生もいじめの一員ということなのか?

 

息子の世界では、息子は誰よりもルールを守っている。しかし先生や周りの子の世界では、息子はパスを無視して誰よりもボールを投げていた。

 

意味不明やな、本当にこんなことあるの?嘘ついてるかいじめられてるかの二択だろ。

 

……もしくはドッヂボールに集中しすぎた結果、自分が投げている認識もなく、周りのパスを求める声も聞こえなくり……気づいたら責められていた……とか?

 

はぁ、どうなんだろうね。

 

息子を見てるといじめられている感はない。朝7時半に学校について遊びたいって怒ってるんだよ、そんないじめられっ子いないでしょう。

 

あとYouTubeに集中しすぎて何も聞こえなくなる特性はあるとはいえ、ドッジボールでも集中しすぎて自分が投げたこともわからなくなるってことがありえるのか?

 

わからん。事実確認をしたかっただけなのに、聞けば聞くほど息子が総スカンだった意味がわからない。

 

あらゆる可能性を探って質問を続けても、息子が責められる理由が見つからん。

 

んで、息子が言ってたのはこれ。

 

「オレは100%悪くない!!」


「あいつらが100%悪い!!」

 

息子は悪くないと言うのだから信じるしかない。

 

しかし改善案が出せないのは問題だ。オレは何も悪くないというのだから。

 

いじめられている可能性もなくはないので、先生に直接話をした方がいいかと提案したらモゴモゴしてたが……わからんなぁ。

 

とりあえず伝えたのは以下の通り。

 

正しいことをしてたとしても、キレて怒鳴り散らしてる奴の味方になってくれる人は少ないし、損しかないと。怖いし。

 

それに間違っていないのなら怒る必要はないし、堂々としてればいいんだよ。

 

……とは言ってみたけれど。ぱっとしない助言だな。

 

あとそうだな、怒鳴る時には周りの目は気にならないんだと。羞恥心とかありそうな年齢ではあるが、気にならないなら仕方がない。

 

オレの導火線は短いとも言っていた。

 

ふーむ、ため息しかでないな。

 

さて、この話ですら頭を抱えているのに、聞いてもないのに流れで息子が言ってた話がまたどうしようもない。

支援学級のクラスメイトが許せない

まったく関係のない話ではあるのだが、クラスに支援学級の子(以下A君)がいるそうな。

 

A君は突然暴言を吐いたり他の子の私物を口に入れたりするが、注意したらわーっと泣き出すような感じの子。

 

通常学級にも定期的に参加するものの、A君は算数の授業でもノートPCでかちゃかちゃタイピングゲームをやったりしても許されるんだって。

 

先生の対応としては、今はその時間ではないと一度は軽く注意するものの、当然のように無視されるのでそのままスルーして授業を進めてるそうな。

 

まぁそういう子もいるよね、というのが率直な私の感想である。

 

が、息子は違うぞ。

 

「何でA君はみんなが勉強してるのに、違うことして許されてるの?おかしいよ、いんちきだよ。俺たち勉強してるのに遊んでて許せないよ。勉強すべきだよ」

 

……リアルにため息が出るな。ほんと勘弁してくれ。

 

もう何て言ったらいいのかなぁ。


言わずもがな、じゃないか。


支援学級の子で、通常のコミュニケーションが明らかに難しく、先生も周りクラスメイトも大目に見ている。

 

この子には"良い言葉"を使いましょうなどと、先生から指導もあったらしい。

 

支援が必要だから支援学級を選択してるのであって、学校にきて授業に出てるだけで精一杯頑張っている可能性もある。

 

通常学級で机に座ってるだけでも十分だし、みんなと同じことをやるよりも、この子にとって大事なことがあるのだ。

 

それなのに許せないと言うから参ってしまって。

 

君には重度障がい児の姉がいるんじゃないのか。10年近く一緒に住んできて、自分と違う部分を多く見てきているはず。できることもできないことも多く見てきたはずだ。

 

この経験から他の子よりも深い理解を示すならまだしも、なぜ許せないとなるんだ。

 

いや、逆に障がい児の姉がいるからこそ、不公平感に心が蝕まれて考えがねじ曲がってしまったか?バリアフリーを絶対に許さないマンになってしまったのか?

 

わからん。なぜこんな思考になるのか、理解が追いつかない。

 

そういえばたまに自宅でも、怒った息子が言ったりする。

 

「なんでオレだけ手伝いやって、姉にはさせないの!?」

 

同じようにできるのならさせてるよ。手伝ってほしいし、できることはやってくれたらそりゃやってほしいよ。

 

でもさ、難しいじゃないか。

 

こういった息子の質問に、「娘にはできないからだよ」とハッキリ言わなかったのが悪かったのかな。

 

でも親として「娘にはできない」と断言したくない気持ち、わかるでしょう?

 

「今はまだ難しいかもね」などなど、娘を否定しないように、少し濁しておきたい気持ちがあるじゃないか。

 

要は、皆まで言わすな、察してくれってことなんだけども、ハッキリ言わないとわからんのかもね。

首を突っ込でキレる

んで、何かA君がトラブルを起こすと息子は注意してるらしい。

 

するとまぁワーっとなって大泣きするじゃないか。そんで他のクラスメイトから逆に息子が注意されて……何でオレが!?と怒鳴り散らす流れかな。

 

「オレは悪くない、ダメなものはダメだと注意しないと。言っても泣くだけだから意味ないけど」

 

一理あるっちゃあるが。ただ息子の出る幕ではない気もする。

 

いや、色んな人との触れ合いを経験させるために通常学級にきてるという可能性もあるから、息子が療育的な対応をする必要はないのか?

 

息子がどんな風に注意してるかにもよるが……息子は普段からこの支援学級の子にイライラしてるっぽいから、あまりいい声かけしてない気もする。

 

総合的に見ると、息子は首突っ込まない方がいいかもしれないね。最終的に息子が怒鳴ってるだけみたいだから。

 

以前に支援学級の子にムカついて殴った事件もあったな。闇が深い。

◆息子、むしゃくしゃして無関係のクラスメイトを殴る話

どうしよう

うん、ほんと、どうしようって言葉しか出てこないわ。どうしよう。

 

こちとら明け方から娘の顔面キック乱打を食らっとるからね、よく生きてるよ。

 

子供だからこんなもんだろうと見守ってきたのに、いつまでが"子供だから"なんだろう。苦笑いで済ませられる時期は終わってる気がする。

 

義母と妻と、息子について話す時間が増えてね。

 

普通はこうだよね」
普通はこう感じるけれど」

 

と、"普通"が皆無意識に口から出てしまってね、あまり良くないよなぁと反省はしてる。

 

まぁでも、普通じゃないなって感じてしまってるってことよね。

 

息子の正義の暴走によって、将来何か大きな事件を起こすのではないかと妻と義母が心配してた。

 

杞憂だったらいいのだが。

 

とりあえずもうしばらく少し観察を続けてみたい。認知行動療法はまた明日記録します、では。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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