時間の無駄ってパワーワードだよなぁと感じるとんぼである、ごきげんよう。
今朝も色々あってねぇ。
昨日書いたブログで、息子と一緒に職業の本でも読んでみようかと書いたんだけども。書きながら違和感あり。
その正体がわかった気がするので、暫定的な息子への対応の結論を書く。
時間の無駄だった
今朝、家族揃って起きてすぐの息子が言ってきた。
「パパ、後でばあばの家まで送ってくれる?」
え、別にいいけど、娘の弁当作ってから考えていい??
といった感じでスタートした1日。弁当作って朝ごはん用意してゴミ出して……とパタパタ動いて、怒っていた娘を何とかデイに見送って。
ふいーと一息ついて、息子が食事を終えたら送迎しようかなーと様子を見ながら片付けしてたのだが。
聞けば、ばあばんちに行って勉強をするというのだ。
昨日から妻と話してたんだって、朝10時からばあばんちで勉強するって。
そんで息子の反応を見てるとやっぱり嫌そう。
……えっとねぇ、この後に及んでまだ勉強するとか言ってるの??と思って。
妻と息子は先日大げんかしてから冷戦状態が続いている。何も解決していないのに、とりあえず勉強は嫌そうな顔して続けるのか。
苦笑いしつつ、今後の勉強をどうしていくか方針は決まったの??と二人に聞いてみるもやはり何も決まっていないと。嫌な空気。
はぁ。
で、妻が息子に改めて中学受験の厳しさを説いてみるんだけれども、息子はうーんうーんと言うだけで特に何もなし。
いやいやあまり詰めない方がいいよ、本人も悩んでるんだから……と私もフォローに入りつつも少し話をしてみる。
もしかしたら他に息子に合う進路があるからもしれないこと、中学受験を経由する必要がない職業も多くあることなど。
中学受験を止めやしないけども、今度すっごい暇な時があったら一緒に何か本でも読みたいから付き合ってよと誘って、了承してくれた。
他、色々と話したけれどもまぁまぁ、こんなもんだろう。
進退を決められない息子に親ができることなんて、士気の上がる目標を探す手伝いをしてやることくらいか。
と、そこそこに満足してたんだけど。
話終わりの息子が妻に「ばあばんちに車で送って」と声をかけて断られた。妻ではなく、私(とんぼ)が送迎することになっていると。
すると息子が突然、大声で怒鳴ったのである。
「じゃあ時間の無駄だったってことじゃん!!」
……じ、じかんのむだ?
息子の言い分を聞きつつも
どうした、一体何があったんだ??
突然怒りだしたので衝撃を受けて、泣いて怒ってる息子に話を聞いてみると、以下の通り。
・ママが送迎してくれるって思ってたから待ってた
・なのに結局ママが送ってくれないならママを待ってる意味がなかった
・時間の無駄だった!
はぁ、そうですか。
一応言いたいことは理解したのだが、さすがにショックを受けた。
無駄だった時間とは、今の今まで私と妻が一生懸命に話していた時間のことかい?
息子と妻が現在ぶつかっている問題を何とか解決できないかと考え、できるだけ介入にならないように、息子が抱えている悩みを解決に導く策を真剣に話してたはずだったのだが。
確かに妻を待っている意味はなかったのかもしれないが、この話してる時間は無駄だったのか?
時間の無駄??
うーん。
まぁ時間の無駄だったと感じたなら仕方がないので、ばあばんちに送迎を開始。
一応車内で、もう少し言葉を選んだ方がいいかも、とだけは伝えておいた。
我々は真剣に話をしていた時間だったから、あの時間を無駄と言われたらちょっとつらいね、と。
ちなみに、ばあばんちについた息子はずっとテレビを見てたそうな。確かに、テレビと比べたら親の話なんて時間の無駄としか言いようがないか。
でも時間の無駄かも
などと皮肉を書いてみたけれども。
実際息子がどう思ってるのかはおいといて、親の小言を聞かされて時間の無駄だと感じたのは間違いないのでは?と推察してる。
私自身感じていた違和感として、進路を一緒に考えようって声かけるのが介入以外の何物でもないよなと。
何度もブログで書いてる通り、結局ここに戻るんだけども。
息子は困ってないんだよ。いや、困ってるかもしれないけれども、解決策なんて求めていないんじゃないか?
例えば、愚痴を喋りたいだけなのに解決策を提示されたらうざったいじゃないか。
例えば、欲しくもない興味がない誕生日プレゼント渡されてもうざったいじゃないか。
息子の"時間の無駄"発言を聞いて、胸にストンと落ちた気分である。
そうか、息子は解決策なんて何も求めていなかったのか!!
と。
私は夢があって一生懸命頑張っている人を強く格好いいと感じる人なので、目標があった方が人生楽しいとか思っちゃうんだよ。
夢があってゴールがあって、そのために努力するからこその人生だろうと思っちゃう。
でもそうじゃない人もいることも理解してはいる。
息子は別に現状に大きく困ってるわけでもなく、将来の夢を探したいなんて一言も言ってない。
今のままが息子にとってはそこそこに心地がいい状態で、現状維持こそが息子が求めるものだと言っても過言ではない。
というのは飛躍しすぎかもしれないけれども。
解決策なんて求めてないのに、進退を決めた方がいいとかさ、視野を広げてみようとかさ、楽しい勉強方法を考えてみようとか。
何もかもがありがた迷惑でお節介の介入に過ぎないってことじゃないか。
結局、息子に勉強や進路の話をするのはまさに時間の無駄だったってことだ。
カツオが波平に小言を言われているようなあのイメージかな、波平の立場になると不思議なもんでカツオに響いてると勘違いしてしまうね。
どちらにせよ、求められていないなら何を話しても意味がないか。
うむ、納得した。
これからどうするか
今後の私の方針としては、やはり口を出すのは金輪際やめにしようかな。勉強も部活も、好きにやったらいいじゃないか。
そして困ったことがあったら、何か助けてほしいことがあれば言ってほしい、その時には全力でサポートします。
……といった感じでいいのではないでしょうか。
どんな人生を歩むのも息子次第だから、見守る方針で。
あとは私の完璧主義を緩和できれば、もう少し仲良くなれそうな気がする。
目標も曖昧でダラダラ過ごす人を見てスルーできるのか……は、完全に私の心の問題なので何とかします。
それと、妻がどうするかってのも大きいか。私はスルーしても妻と息子が戦争してたらストレスすごいし。
うーん。
妻はこれからどうするのか?
一つコメントで頂いた中に想定外の事実があったことを書いて終わりにする。(後に返信します)
息子と妻はこれまであまり仲が良くなかった。
何十回も怒鳴り合いの喧嘩をしてきたし、そもそも共通の話題がない。性別の違いもあって、息子が好きなものすべて妻は興味がない。逆もしかり。
だからこそ初めて勉強という共通の話題ができて、今まで何もなかった二人が繋がることができて、お互いに幸せな時間だったのではないか??と。
あー、そうか、そんな考え方もあるのかーと思って。
実際に妻に聞いてみたところ、息子と勉強するのは本当に楽しかったそうな。毎日やりたいくらいだって。
息子もあれこれ自慢げに教えてきたりするし、休憩中には卓球やトランプで遊べるし。
そんで息子も嬉しそうだったんだって。
確かに、私が一度見た時もゲラゲラ笑って本当に幸せそうな親子であった。
だから……まぁ……うーん。
色々と対策をとれば、喧嘩にならない勉強の時間を作っていけないことはないと思うのだが。
今はバランスも悪いし強要してる感も強く、勉強が始まる前から戦争状態って感じ。
こればっかりはなぁ。
二人にとって重要な価値があり、この時間を守りたいと言うなら妻に任せたいところだが。どうなるやら。
勉強以外で何か共通の趣味見つけるってのもありなんだけども。
いや、とりあえず、息子だけでなく妻にもああしろこうしろとは言わずに見守るようにしたい。今度は私と妻の戦争が始まってしまう。
他者への介入は恐ろしい。
認知行動療法52日目
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