ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

親に甘えるのは気持ち悪いという心の呪縛の話

何となく息子(小4)とのスキンシップを増やしているとんぼである、ごきげんよう。

 

先日は手を繋いだし、ハグはしないものの頭をなでるようにしてる。嫌がってはなさそうなので、触れられる範囲でスキンシップを何とか頑張っている。

 

さて、昨日のブログを書きながら気づいたことがある。

www.rabbitonbo.com

 

甘えられるのが嫌だというか、甘える行為自体がNGだと思っているっぽいんだよね。

 

◆家族の紹介

親に甘えてはいけない

一般的に、第一子(長女・長男)は親に甘えられなくて苦しむといった話をよく目にする。

 

が、なぜか4人兄弟の末っ子だった私も親には甘えられない。甘えられないというか、親に甘えるのは気持ち悪いと感じる。

 

親に褒めて欲しいとか抱きしめてほしいとか、考えるだけで虫唾が走る。

 

このブログでは、息子のベタベタコミュニケーションが受け付けない話を何度も書いてきた。よく考えてみると、そもそも甘える行為そのものが受け付けないのだ。

 

なぜだか気持ち悪い。この感情を紐解いてみて出てきた言葉がこれ。

 

親に甘えるな。

 

いやね、私も親に甘えてきたんだよ。ただそれは物理的な甘え。料理や洗濯、お小遣い多めにもらったり、ひきこもったり。

 

そういうことじゃなくて、精神的に甘えるというか、もっとこう直接的な愛情を欲する甘えというのかな。

 

もっと私を可愛がって!ハグして!頭なでて!!愛情たっぷりちょうだい!!みたいな甘え方、一度もしたことがない。

 

小学校1年生の時の運動会、父と珍しく2人きりになってアイスを買ってもらった記憶がある。父と2人きりなんて滅多にないことだからよく覚えてる。

 

一緒にいて嬉しかったし、父が特別にアイスを買ってくれたことも嬉しかった。

 

それなのに、嬉しい感情が顔に出ないようにとても我慢してた。実際、そん時の写真が実家にあってね。

 

笑みが溢れるのを我慢してる、でも我慢しきれてない。えくぼがかわいい純粋な子供の私が写っているよ。

 

何で我慢するんだろうね。

顔色を窺う

親が忙しすぎのたで甘えられるような環境じゃなかった、というのはまず一つある。親は忙しいし相手にしてくれないから、甘えたい時に親はなし。

 

もう一つは、上のきょうだい達の顔色を窺っていたこと。4人兄弟で親も面倒見る余裕がないので、末っ子の私は薄らいじめられていた節がある。

 

4人でアイスを食べてる時、食べるスピードが遅いからと姉たちにアイスを奪われていたのはよく覚えている。姉にジャイアントスイングされたのも記憶にある。

 

え、ええ。記憶は薄いが、きっといじめられていたのでしょう。

 

そんな中、末っ子の私が親に泣きついたらそりゃもう嫌な顔されるのは想像に難くない。

 

親に甘えることはださい、情けない、うざい。つらくても親に言ってはいけない。そんな価値観が植え付けられたと思われる。

 

他、ばあちゃんが私のことだけ◯◯ちゃんとちゃん付け呼ぶのも嫌だった。私だけ特別感を出すなと思っていた。周りがいい顔しないだろと。

 

まあわからんよ。今から思えば、幼少期の4人きょうだいのサバイバルを生き抜く術として、親に甘える行為はタブーであると学習したのではないか?という推察。

 

実際に今も感覚としてあるんだよ。

 

親に甘えないで自分で何とかしろよ。それくらいできるだろ。

 

息子のベタベタコミュニケーションに感じる嫌悪感は、自分へと投げかけていた言葉なのかもしれない。

じゃあどうすんの

今さら過去をほじくり返して分析したところでどうとなる話でもないので、今後どうするかを考えていきたい。

 

おそらく私の価値観は幼少期に捻じ曲げられており、子供たちと接する上でかなりの障害となっている可能性が高い。

 

自らに問いたい。そもそもだよ、そもそも。

 

つらい時、寂しい時、悲しい時、親に甘えたらダメなのか?

 

これまでの私は、どんな時でも親に甘えるべきではないと思ってた。

 

「確かにつらいのはわかる。共感はする。でもくっついてくるなよ、気持ち悪っ」

 

て思ってた。

 

でもそうだなぁ。赤ちゃん見てると感じるのは、おそらく子供にとっては親に甘えることが必要だということだ。

 

私はこれまで、親に甘える行為が不要だと思ってた。

 

甘えるなよ。というか甘えなくても何とかなるだろ?

 

そう思ってた。

 

確かに何とかなるんだろうが、そういうことじゃないんだろう。乾いた心に愛情を注いでほしいから親に甘えてきてる。

 

特に子供にとっては、とてもとても、必要なことなんだよ。

 

とかね。

 

いまでも親に甘えるなんて不要なこと、やらなくてもいいこと、気持ち悪い、だっさい、情けない……私の心はそう叫んでいるけれど。

 

だって赤ちゃん見てごらんよ。どう見ても抱っこが必要じゃないか。この子は抱っこしなかったら泣き叫んで死んでしまうんじゃないか?

 

だから10歳になった息子にも抱っこが必要かもしれないし、きっと私にも親の抱っこが必要だったのかもしれない。

 

……こんなふうに考えが変わったら、面白いくらいにベタベタコミュニケーションへの嫌悪感が消えないかな?

 

そんな甘い話はなさそうだな。とりあえず一歩は前進したということで。

 

おわり。

 

◆生活改善記録

筆記開示138日目 +5分(累計1945分)7つのコラム+1(累計138)

食事制限 45日目 +1(累計40)

 

ここまで読んでいただき感謝。

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