ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

芸術作品に興味を持ち始めた話

視野が広がりつつあるとんぼである、ごきげんよう。

 

ドライブ時間が長すぎて本を聴きまくっている影響か、物事には多面性があり唯一の正解など存在しないことを心から理解した。

 

その影響もあり、芸術が人生に与える影響は割とすごいのではないかと感じる話。

 

◆家族の紹介

芸術ってよいよね

音楽ってよいよね

先日、あるピアノ演奏を聴いて感銘を受けた。

 

演奏技術が高いこと、選曲が好みだったことなど様々理由を考えたけれど、一番大きかったのは……おそらくその方のバックボーンを知っていたからではないか?と推察した。

 

お会いしたことはないが、今置かれている状況や心境が演奏から伝わってくる。その方の心がピアノの音で表現されているように感じた。

 

音楽を芸術だと思えたのは初めての経験である。

 

音楽の素養がないからあれだが、自らの心がすごいなーと思ったならそれはもう芸術なのではないか。

 

音楽はストレス解消くらいにしか考えていなかったのに、こういう表現があると知ったなら話は違う。もしかしたら音楽には人生を変える力があるのかもしれない。

 

……いやでも、よくよく考えるとこれまで私は音楽に何度も救われてきている。落ち込んだ時に音楽を聴くことで立ち上がれた経験が何度もあるのだ。

 

おそらく、誰にだって音楽に救われた経験はあるはずだ。

 

なんかこうもっと日常的に音楽に触れていこうと思える経験であった。ありがたや。

絵画ってよいよね

音楽の素養がなければ絵画の素養もない。

 

いつか上野の美術館に行った時も、多くの絵を見て回って心に残ったものなど何一つない。マジで興味がない。面白くない。

 

あぁそうだ私には絵画の才能はなかったのだ。

 

美術館を経て、絵画を楽しむ人生を諦めた。

 

それが色々本やら自伝やらを漁っている中で、たまたまゴッホに関する紹介がありまして。『ひまわり』で有名な人よね、知ってるよ。

 

ただ人生も壮絶だ。絵画以外はてんでダメというか、人間的にちょっとイカれてるというか、まあ頭のおかしい芸術家なんだよ。

 

早々にのたれ死んでてもおかしくはないのに、その才能を認めている弟が人生かけてサポートしたそうな。

 

兄が本当に好きだったんだろうね、ゴッホの自殺後、後を追うように弟さんも亡くなっている。

 

ここまで兄を敬愛するもんか?と感じるが、ゴッホの絵に対する執念は凄まじかったのだろう。気が触れているというか、実際に精神病院にも入っていたという。

 

……って聞くと、ここまで絵画に狂った人間が描く絵ってどんなもんだろうって思いませんか?

 

今までただの花の絵だった『ひまわり』も、細部をまじまじと見たくなりませんか?

 

一人の人間が命をぶつけたってんだから、そりゃもう興味が湧いて仕方がない。

 

この見方が正しいのかわからないけれど、絵画に関してもバックボーンに大きな意味があることを知った。

文学ってよいよね

もちろん文学にもそy(略

 

アラフォーになって初めて夏目漱石をまともに読んだ。奥ゆかしさがあるのは感じる。特に人間描写が秀逸なのだろう。

 

まあだからと言ってものすごく感銘を受けるわけでもなく、すげーな!!と思うわけでもない。

 

でも今後も文学を読んでいこうかなと思える余韻は確かにあった。

 

知らない世界、知らない人、知ってるようで知らない感情。そういったものを疑似体験することができるツールといえばいいのかな。

 

本を読めば目の前に世界が広がる感覚は以前から好きではある。

 

実際、文学でもなんでもない小説やらラノベやらゲームやらで、普通に感銘を受けて影響受けまくってこれまでやってきたから。

 

そりゃ文学にも人生を大きく変える可能性はあるのだろうね。色々読み漁りたい。

心を豊かにするような

芸術に触れたところで、今求めているような現実を打破する解決策や対応策が直接的に学べるわけではない。

 

そこらのビジネス書やハウツー本とは真逆の存在だし、普通に無駄であると切り捨てる人もいる。

 

でも確信できるのは、芸術は心を豊かにするってことだ。

 

なんだろう?イメージだが、新たな自分を肉付けするような、見える世界を広げるような、一人の人間として奥行きがでるような。

 

世界が愛した作品から何かしら影響を受けて、その人がその人として出来上がっていく気がする。

 

ということで、今後は少しずつ人生に芸術を取り入れていきたい。

 

おわり。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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