ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

息子(小4)への嫌悪感をほぼ乗り越えてしまった話

必死に日々をつなぐとんぼである。

 

世間は悲しいニュースが溢れている。私にできることなんてたかが知れているけれど、できることはやっていきたい。

 

心身ともに限界が近いので、元旦+2日をまとめてざっくりと書く。

 

◆家族の紹介

寂しさを受け入れる

先日書いたこちらのくさい記事。

www.rabbitonbo.com

 

しょーもない、厨二病患者だと思われた人もいるかもしれない。しかし私はガチだった。本気で寂しさと共に生きていくことを決めた。

 

決意したその日から息子とのやりとりに変化があった。というより、自分の感情がクリアになり、寂しいと感じた瞬間がハッキリとわかるのだ。

 

自分でも驚くほどにありとあらゆる場面で寂しさを感じる。

 

私自身がないがしろにされることも寂しい。家族がバラバラになるような行動も寂しい。息子が一人で行動するのも寂しい。

 

寂しさを感じた場合、これは家族が好きだからこそ感じるものなんだと切り替えることにした。

 

するとどうだろう。数分もしない間にモヤっとした感情が消えてしまう。今までだったら多少口数が減ったり嫌な顔してたのに、いつも通り振る舞えてしまう。

 

おやおや、ついに克服してしまったかい?

 

期待が高まる。

自己中にも寂しさが関わる

そんな中で迎えた元旦からの二日間、家族で遊び倒した。

 

元旦はまず家族でゲームして、凧揚げやらフリスビーやって、スーパーマリオの映画見て。二日目の今日はラウンドワンに行き、温泉いってパフェ食べた。

 

二日間でものすごい数の寂しさポイントがあったように思う。

 

大きかったの一つあげようか。

 

クリスマスプレゼントで娘には体感ゲームをあげた。これなら娘もできるかな……と。

 

全身を使って操作するのだが、娘の負担を軽くしようと下半身だけは娘に操作させて、上半身の操作は息子にさせるという分担作戦をとった。

 

とは言え重度の知的障害を持つ娘だ。足を動かして操作はするがスムーズにはいかないじゃないか。動いたり動かなかったり、グダグダと言えばグダグダである。

 

それでも娘は大声をあげて楽しんでいる。

 

よしよし、プレゼントであげた甲斐があったな。

 

そうホクホクしてたら息子が怒り出した。

 

「全然進まない!!」

 

娘が足を動かさないとキャラクターが前に進まないから、上半身担当の息子のやることがない。早くゲームがやりたいのに!!と明らかに不満であると態度に出す。

 

うむ。普段の私ならここで静かにぶちぎれている。

 

はぁ!?そもそもこれは娘がもらったプレゼントなんだが!?なんで娘が楽しんでるところに文句を言うんだよ、自己中すぎるだろ!!!

 

こんなことハッキリは言わないまでも、落ち着いたら淡々と話すだろう。あまりにおかしい態度だよ、ありえないよ、状況考えろよと。

 

でもこれも寂しいからこんな怒りが湧いてくるんだよね。家族がバラバラになる感じ、家族が仲良くできない感じ、家族のことを考えていない感じ。

 

このすべてが嫌なんだ。本当に嫌なんだよ。

 

それが今はこの感情を受け入れつつあるので、ギリギリ受け流し飲まれることなく平常心を取り戻した。

 

冷静になれば、こやつは自分のことしか考えずに文句を言っているだけの小僧でしかない。心を痛める必要もなければ相手にする必要もない。

 

家族だから嫌な気分になるんであって、他人の子供だったら微笑ましいなと完全スルーしてる案件である。

 

一応の解決策としては、上半身は息子にプレイさせずに親が担当すべきだった。また息子がいない時に、娘と一対一でこのゲームをプレイするのが一番か。

 

とにかくネガティブな感情に流されることなく普通に息子をスルーして、その後は何事もなかったかのように皆でゲームを楽しんだ。よかったよ。

信じられない

他、二日もあるんで色々あった。本当に色々あった。今までこんなに苦しかったのかと、そりゃ家族といたら死ぬわってくらいに苦しいポイントがザックザク。

 

それもこれも一つずつちゃんと認識して処理して、なんと一度も、一度たりとも怒りを表現することなく二日間を笑顔で過ごした。

 

ずっと子供たちと一緒にいたにも関わらず、楽しい時間が過ごせてしまった。

 

自分でも家族で過ごして楽しかったなんて信じられない。苦しくてつらくてしんどいだけで楽しいなんてあるわけないのに。

 

おそらくこの寂しさが、子供たちとの関係性を改善する最重要ポイントだったのかもしれない。愛着障害の闇がここに集約されていた可能性がある。

 

娘もそうだが、あの息子とここまで笑顔で楽しく過ごせるなんて。今日なんてほぼずっと手を繋いで歩いていたぞ。それが嫌じゃないのが凄すぎる、現実とは思えない。

 

完全に壁をぶち破った感がある。息子という壁をほぼ乗り越えたかもしれん。

 

ただこれを無意識レベルに落とし込むのに少し時間が必要だろう。何も考えずに過ごしていたらあっという間に元に戻ってしまうリスクを抱えている。

 

おそらく今後も予測不可能なことはあるとは思うが、この件は認知行動療法を継続しつつ、無意識への定着を図りたい。

 

◆生活改善記録

筆記開示192日目 +10分(累計2240)7つのコラム+ 2(累計193)

 

ここまで読んでいただき感謝。

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